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誰か銭湯の男湯に美少女(ロボ)が居た時の正しい対処法を教えてくれ。  作者: 残機1LIFE0/全自動駄文生産ライン
誰か何かしらの違和感に気づいてしまった時の正しい対処法を教えてくれ。
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29軒目:誰か正しい腕相撲の必勝法を教えてくれ。

H30.11.12:本文を修正させて頂きました。

某年六月二十一日


・腕相撲─腕押しとも呼ばれ、机などに肘を立て、相手と片手をガッチリ握って組み、腕で相手の手の甲が台面に着くまで押し合い、手の甲(または腕全体)を着けた方を勝ちとする。試合中、肘が動いてしまった場合は敗けとなる。(引用Wikipedia)


「さあ始まりました、腕相撲頂上決戦初戦にして決勝戦! 司会は私ゴニンジャーピンク、解説は……」


「…………ッ!!」


 グッ!!


「で、御馴染みブルーさんでお送りしまーすっ!」


「どっから湧いたんですかブルーさん、ピンクさん。」


 ていうか実況って何なんですか、椅子と長机まで用意してヘッドセットも付けて本格的ですね。片付けて下さい。ていうか仕事しないなら帰って下さい。


「こんな熱い展開……見逃せる訳ないでしょ!?」


「アンタもか。何ですか熱い展開って。」


「少年誌的なノリよっ!」


「腕相撲に何を求めてるんですか……」


「バトル要素よッ!!」


「わぁ、すこぶる少年の目だぁ……」


「………!」


「いや、『グッ!!』じゃないんですよ。納得したわけじゃないですからね?」


 なんだかなぁ……黙ってたらスーツもピシッ、と決まってて格好いい人達なんだけどなぁ……


「甘いわねレイレイ……私はネクタイも一人で締められないわっ!!」


「胸を張って言うことじゃないですッ!! 後僕の周りに心読める人多すぎませんっ!?」


「レイレイすぐ顔に出るから〜」


「よく言われますけどそんなに出てます!?」


 文字書いてるレベルとかそんな感じですか!?


「そんなんじゃないわ、最早映像レベルよっ!」


「脳内丸見え……って、だから心読まないで下さいよッ!!」


「スキを見せたレイレイが悪い……!」


「寧ろスキが生まれない方法を教えてほしいですっ!」



「アァッ、もうゴチャゴチャとうるさいんですよ変態と脳内ピンクッ!! 変態さんだけ死ねぇッ!!」



 そういうと鋭い回し蹴りを放ってくるシロ。


 距離も離れているから身を引けばなんとか……


「いでよ近接用武装伸縮型直径二十五ミリ戦闘棍EW(イーダブリュー)-(ワン)グンニグルちゃん略して『伸びろ如意棒』ッ!!」


「ヒジキッ!」


 瞬間、シロの踵側の足首とズボンの隙間から射出された長さ一メートル程のメタリックな棒が僕の額を貫いた。


 その為に今日は態々長ズボンなんだね……ていうか略し方雑すぎない?


「佃煮系統でもういっちょ叫べそして死ねぇッ!!」


 足を振り抜いたシロは身体を一回転させ棍棒をキャッチ。そのまま振り下ろすという明らかに人間技じゃない動きをしつつ、無茶振りを要求するというとんでもない理不尽さで僕にトドメを刺しに来た。



「ジャンピングデコピン括弧デコにするとは言っていない。」



 目の前の棒が消えると共にズドムッ!! と、鈍い音が響く。


 右を向くとビョンビョンとたわみながら押入れの扉にシュールに突き刺さる棍棒、左には何故かドヤ顔の田頃家さんが居た。


「いやいや真城ちゃん、幾ら手品用の柔らかい棒(・・・・・・・・・)とはいえ人を叩くのは駄目だろ?」


「……これ金属ぼムグッ!?」


「はーい、自分から社会的に不利な立場に立とうとするのやめようねシロ?」


 殺気立った目をするんじゃないよこの駄ロボ。僕が口を塞ぐのが遅れてたら田頃家さんの目が液体酸素レベルで冷え切ってたと思うよ?


 ていうか金属棒デコピンで弾き飛ばす田頃家さんは何者なんですかねぇ……何か僕の周りに人外スペック多くない……?


「ぷはっ。あ゛〜、消毒液口の周りに塗らなきゃいけませんね……」


「もう君の水酸化ナトリウム対応にも慣れたよ……」


「塩化じゃないんだ!?」


 何言ってるんですか田頃家さん、このロボの対応をそのまま飲み込んだら死にますよ?


「ダァッ、もう五月蠅いですね!! 文句を言うなら腕相撲に勝ってからにしてくださいよっ!!」


「だから何で腕相撲なんだよ! この世界は一枚のカードから生まれたわけでもないしゲームに負けると死ぬ世界でもないよっ!?」


「まあまあ、腕相撲やろうよ。」


「何で田頃家さんはそんなに乗り気なんですか……」


 *(ピースフル腕相撲タイムっ!)


「さあ、両者準備が終わった様です……袖を捲くり組み合った! さあ、いよいよ開戦のゴングが鳴り響きます!」


「ゴングなんて何処に……」



「『ブォオーーーンッ!』」



「ブブゼラだこれっ!?」


 近所迷惑だからやめてくださいブルーさん! このアパートに殆ど人住んでませんけどっ!!


「オ゛ラァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」


 およそ女性が出すとは思えない野太い声でシロが奮起の声を上げる。


 なんで君は自由に音を出せるのにそんなはしたない声を出すかな……


 対する田頃家さん、全く動かない。


 大仏の様に悟った表情をしながら顔を赤くしているシロの全力(?)を受け止めている。


 ……何でロボなのにシロが顔を赤くしているのかはツッコまない事にしよう――って……え? シロ負けてるの??


「クッ、ヌヌヌヌヌヌ……! それ! とりゃー! ほいさっ! …………レッ○ウィスプ・カモンッ!」


「違うよシロッ! 三連の基本連鎖ボイスの後はキメボイス二だからブルーウィ○プ・カモンだよっ!!」


「レイレイ、多分それツッコまなくても誰もわかんないよ……?」


「…………」


「え、ブルーわかるの……? ぷよ○よガチ勢?」


「……ッ!!!!!!」


「あー……わかったわかった、魔○物語からのね。わかったから……」


 ……いやいや、そんな事より何でロボが肉体勝負で負けてるんだよ。君、トラック吹き飛ばせるとか前言ってなかったけ?


「トラックより強いんでしょ括弧テキトー」


 いやいや、幾ら存在自体がギャグみたいな先輩が居るこの世界でもそれはないでしょ……多分。


 後、さっき田頃家さんも言ってましたけど口で括弧とか言わないでくださいよ。一瞬何のことかわからなかったですよ……?


「グォォオオオオッ……! な、何故ピクリとも動かないのですかっ……!?」


「知りたいか真城ちゃん?」


 黙り込んでいた田頃家さんが意味有りげな笑みを浮かべ正面を向く。


「……いえ、何か負けた気分になるのでいいです!」


「そこは素直に聞いとかないっ!?」


「この九条 真城の辞書に施しを受けるという文字は無いッ!!」


「これ言うの八回目だけど君の身分居候ッ!!」


 まあ家事しっかりやってくれてるから凄いありがたいけどさッ!


「というわけで教えやがれください田頃家さん。」


「結局聞くんだっ!?」


 何キリッとした表情してるんだよっ! 辞書の下り全く必要無かったね!?



「それはな……テコの原理だッ!!」



 バーンッ!!!!



「……じゃ、ありませんよッ!! どこをどうしたらテコの原理で腕相撲の優勢が取れるんですかっ! いやいやいやそんな自信に満ち溢れた顔をしないで下さいよッ!!」


「な……テ、テコの原理……だと!?」


 そう言うとシロは顔を劇画タッチにしながら目を見開いた。


 ……もう色々今更な気がするけど顔を劇画タッチにするって何だ。ていうか驚いた後に僕の方チラ見して指示飛ばすのやめてくれない?


「はぁ……知っているのか、真城?」


「違うもっと顔を劇画タッチでッ!!」


「えぇ……」


 何だよ顔を劇画タッチでって……ていうか君苦戦してるんじゃないの? 何でそんな悠長にボケを連打してるの??


「ゴホン……知っているのか真城!?」


「知らないですッ!!」


「知っておけよそこはァッ!!」


 なんなの!? なんでネタに乗るよう要求しておいて何もしないの!?


「ハイハイ外野は黙っててプリーズ。今から私はギア○カンドしますから……コード『BOOSTブースト』ォ!!』


 瞬間、両者拮抗は崩れゆっくりと田頃家さんの劣勢が始まる。


「お、おぉ? いきなりパワーが上がったな……」


 そんなに変わったのか? ていうか『BOOST』って……本来なら強化って意味だけど割と最初から苦戦してたし……いや、まさかな。


 そう思いつつも心配なので注意深くシロの周囲を探ってみると……



 ギチ……ギチギチッ!!



 うーん、明らかに腕からヤバイ音してない? 人間相手にそこまで本気出さなくても……っていうか早く止めないとシロの身が心配だなぁ……


「ブルーさん、ピンクさん水でも飲みます?」


「え? あぁ、おねがーい!」


「…………!」


 さて、これで水を汲んでっと……そして後は自然に(・・・)コケれば良いだけ(・・・・・・・・)だ。


「グ、ギギギギー……はひゃっ!?」


 ガッシャーンと、僕は実況テーブルのクロスを踏んでしまい盛大にコケる。と、共にシロは水がクリーンヒット……ってやけに可愛い声出したね君。


「…………もー、変態さん真剣勝負の途中で水差さないで下さいよー」


 ……は?


「はぁ……ビショ濡れですねぇ、田頃家さん。取り敢えず勝負はまた次回ということで。」


 ……何故かシロの顔を見た瞬間、田頃家さんが慌てだす。


「お、おう。それは良いけどな……じゃあ、そろそろ俺は御暇しようか……な?」


「そうですか、それは残念です……所で変態さん。」


「な、何でございましょうか?」


「後で……覚えておいて下さいね?」


 という最高の笑顔が、僕が見た初めてのシロの純粋な笑顔だった。


 勿論この後死んだ。

 はい、笑顔が可愛い女の子っていいよねでお馴染みの残機1LIFE0です! いえ、邪悪な笑顔が上手いというわけではなく……


 私自身表情筋が硬くて意識しては笑えないんですが、普段はこう……ね! 笑顔で居ると、思います……よ? ああいえ、ですから邪悪な笑顔をしているわけじゃなくてですね……


 それにしても今日はポッキーの日ですね! ……そうか、SSのネタをこれで埋めれば……ニヤリ(邪悪な笑み)


 はい、ではでは出来ればまた次回もご覧頂けますよう。(意訳:更新が遅れて本当に申し訳ありませんでした)


・偽名の違和感

田頃家「なあ、真城ちゃん。真城ちゃんって日本人だよな……?」

シロ「……まあ、名前的にそうですね」

田頃家「……カラコン?」

シロ「自前ですね」

田頃家「えぇ……」

シロ「ロシア的なクォーターなんです(キリッ」

田頃家「えぇ……」


・十一月十一日

シロ「変態さーん、ポッキーゲームやりましょー!」

零人「目の前のロボが何を仕出かすかわからないからヤダ」

シロ「大丈夫ですよー、変態さんが咥えるのがHND-五なだけですからー」

零人「君は知らないかもだけれどそれはポッキーじゃなくて拳銃って言うんだ」

シロ「聞こえないでーす。さあ食えっ!」

零人「やめろ……! 僕がそれを咥えるところを想像してみろよ!!」

シロ「……なんてものを想像させるんですか死ねっ!」

零人「君がやろうとしてたことだけどね!?」


『楽しい』次回予告

楓花「わーはっはっはー、次回予告は私と」

氏神「私と」

ピンク「私達ゴニンジャーが乗っ取ったッ!!」

有須川「次回は多分バイト編だよ。良ければ見てくれたまえ」

京也「無視してやるなよっ!!」


内容は予告なく変更される事があるんだって、知ってました?

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ええっ!? 新連載だって!?
【連載版】「旦那様、僭越ながら申し上げますが私めに欲情していただけないでしょうか」
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