27軒目:誰か正しい三文の入手法を教えてくれ。
楓花「四章の始まりだよっ!!」
零人「先輩、一応前回から四章始まってます。」
楓花「……えぇ!?」
零人「いや素で驚かないでくださいよ……」
楓花「前回私後書きとかに出てないよ!?」
零人「普通登場キャラが占拠する場所じゃないですからねココ!?」
シロ「まあ、そんなこんなで四章始まるらしいですよ。」
H30.7.24:本文を修正し、SSを追加させて頂きました。
某年六月二十一日
顔に当たる光に煩わしさを感じながら、意識を覚醒させる。うん、顔に当たる光……?
「朝日!! 寝坊ッ!!」
慌てて身体の上のタオルケットを弾け飛ばし上体を起こす……って、まだそんなに明るくもないじゃないか!?
頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ中周りを見渡すと、直ぐ様光の原因が判った。
「……何してるの、シロ。」
「珍しく早く起きたら変態さんが余りにも気持ちよく寝ていたので、三文の得を得る為にやりました。因みに反省も後悔もしていない。」
しれっとそう言いつつ、髪をかき上げおでこから発せられる光をこちらに向けてくるシロ。ていうかその不良品カメラ(七軒目参照)フラッシュ機能あったんだね……
「三文の得は自分から迎えに行くものじゃないよ……眩しいから止めてくれない?」
「えー、いーやーでーすー!」
と、彼女は超高速で出した舌を横に動かし挑発してくる。舌筋凄いな、ってロボだから関係ないか。
「……今、何時?」
「イチナナナナって知ってます?」
「天気予報だろ、どうせなら時報の方教えてくれないかなぁ……」
「……イチハチハチ。」
「消費者ホットライン。絶妙に通話料金かかるのを選んでくるね君……」
「何で知ってるんですかキモッ! 砂肝ッ! 鰻肝ッ !和田ア肝ッ! アダモステッ! ぺいっ!」
「わー、辛辣。そしてSP○C。」
後ろから聞こえるシロの罵詈雑言(?)を適当に受け流し顔を洗いに行く。今日もまた、新しい一日が始まる事を感じながら。
――因みに、時報はイチイチナナである。
*
卵をボウルに溶き、予め温めておいたフライパンの上に敷こうとすると、シロが横からヌッと顔を近づけてくる。
「絶ッ対に卵を鶏にするんじゃありませんよっ!! フリですからねッ!?」
「フリって言っちゃってるじゃんっ!? そして何度も言ってるけど僕の料理は自分で操れるわけじゃないよッ!! 危ないから離れてて!」
「出来ないって思うから無理なんですよォ!! かの有名なジョース○ーⅠ世も『逆に考えるんだ「出来なくてもいいさ」と考えるんだ……』と言ってるんですよォ!!」
「いやどっちなんだよ!? たった二言で矛盾した事を言わないでくれるかなぁッ!?」
と、言いながら口論がヒートアップしそうなので火を消しておく。火事になると危ないからね。
「ガタガタ吐かすと私の鉄拳が火を吹いてその悪趣味な顔を秀逸な造形テクで素晴らしく無様な顔に整形しますよ。」
「鉄拳だから火を吹くのはおかしくない? あ、いやうん……なんでもないよ、作りますから腕を振り上げるのはやめようか。ね?」
「問答無用ッ!! 新兵器を見せてあげますよ、紫外線照射装置ッ!!」
瞬間シロが目を見開き……何も起こらない?
「ククク……今私の眼からは紫外線が出ているのですよ……」
「危なッ!? それ失明するヤツじゃん!?」
「まあ、出てるの超微弱のVUVなんですけどね。」
「真 空 紫 外 線ッ! 酸素や窒素に吸収される為大気中で長い距離の通過が不可能な紫外線の一種ッ!!!! 何の役に立つの!? ていうか額のライトとかに発光機能は統一しようよっ!!」
「フフフ……いつか変態さんが『ありがとうシロ様……眼から真空紫外線出してくれて……』と、言う日が来るんですよ……」
「無いよっ! 未来永劫無いよっ!」
「かーらーのー?」
「続かないよ!? ターンエンドだよ!?」
「まだお前のバトルフェイズは終了していないぜッ!!」
「何その敵に塩を送る的な、まだ出来る事はあるぜって教えてくれるチュートリアルのお兄さん的なノリは!? 割と現実でやられるとイラッとくるやつだよね!!」
「ハァー、つっっっかえッ!! 変態さんなんて豆腐の角に小指ぶつけて複雑骨折で植物状態になればいいんです。」
「すっごい高難易度の要求してくるね君ッ!?」
ドスッ、と腰を深く落ち着けこちらに中指を立ててくるシロ。
「……ふぁっきゅー。」
「辛辣ッ! …………ねえ、シロ。」
「なんですか変態ゴミクソゾンビ肉野郎。マ○クラ通常プレイで殆ど必要無い存在。」
「一応エメラルドと交換出来たりするだろォ!? って、そうじゃなくてさ……」
「何なんですか言いたいことあるなら早く言って下さいよ人生は有限なんですよ何事に於いても『速さ』が重要ですさあ皆も楽しくフォトン○リッツ脚部限定で黄色いタコになりつつお店のカートで激走っ!!」
色々混ざり過ぎてもうよくわかんないよ、早口で聞き取り辛いし……って、そうじゃなくてッ!!
「……いや……なんで殴らないのかなってさ。」
「……は?」
ポカンとした顔をするシロ。それはまるで『そんな発想は無かった』と言わんばかりの表情だった。
「いや、シロって結構キレやすいと言いますか、煽り体制皆無と言いますか、鉄血主義と言いますか、一種のジャイアニズムの具現化みたいな感じでありまして……」
「ほーうほうほうほうほう、つまりテメェは私にミンチ肉にされたいと。丁度そこのフライパン使ってハンバーグこさえて朝食のオカズを一品増やしてやりましょうか?」
ハッとして僕が前方を見るとそこに居たのは指をゴキゴキと鳴らす首下が鋼鉄の修羅だった。どうやってその指鳴らしてるのかなぁ……? ていうか死んだなコレ。ハハハ……なんて弁明しようかなぁ……
「お、お手柔らかにお願いします……」
「マジシャンズレ○ドは許さん……だめだね。」
*(お好きな処刑用BGMを流して暫くお待ちください。オススメは三部です←)
空中に放り出された僕がシロの踵落としによって地面に沈む。痛いんだけどまだ耐えられそうではある……絶大に痛いけど……
「はい二五二コンボォッ!! ソシャゲなら運極だよ、やったねゴミムシさんドロップが増えるよ!」
「実際増えるの……は、僕の吐血量だけ……ど……ね……」
「おーっとまだ喋る元気がありますか。でもコンボ数ゼロになったからまた最初っからだなー、これは新記録目指さなきゃなー。」
そう言いつつシロは僕の首根っこを掴みブンブンと揺らした。と、その瞬間――
ピンポーン
来客を知らせる鈴が鳴る。
「……シロ、念の為ガワだけ人間になってくれる?」
「……まるで、中身は人間じゃないみたいな台詞ですね。」
そういってこちらを見るシロの目は、どことなく苛立っている様な気がした。
「ゴメン訂正するよ。ガワ『も』人間になってくれる?」
「別に訂正しなくてもいいですよ、気にしてませんし。」
そうしてシロはタンスに京也製コスプレ用スーツを取りに行き、僕はそれから少しして玄関のドアを開ける。
「はい、今出まーす……と。」
「久し振りだな、零人君。」
そこに居たのは……身長が百八十センチはあろうかという巨体を持つ、筋肉モリモリ全身傷だらけのサングラスの黒シャツ男だった。
はい、スランプしてたらアイデア浮かばぬ残機1LIFE0です! 久し振りの更新で申し訳ありませんっ!! 生きてます!!
はい、という訳で四章が本格的に始まります。この章では二人が一話目からどう変わったのかを見ていただければと思います(キリッ
……今私凄い後書きっぽい発言しませんでした!? やったね駄作者からクラスチェンジ!?(それは無い)
と、いうおふざけは置いときましてですね。今回シロさんがなんか不思議感出してますが念の為言っておくと『零人君とのフラグは今後絶対に立ちません』からね!? 一応これ只のコメディですし!! ラブコメするのは京也くんと有須川さんで十分ですので!! だから零人君がハーレムしたりはしませんっ!! 可愛い女の子は一杯出すかもしれませんがっ!!
と、言いつつ今回最後に出てきたのは全身傷だらけのガチムチオッサン! 怖っ! ヤッサンは帰ってどうぞ!?
以下、SSっぽいです。まあごゆるりと……ね?
・マヨラー
シロ「私はマヨラーになるぞ、ジョ○ョーッ!!」
零人「どうしたのさ急に!?」
シロ「私は気付きました……変態さんの料理はこれ以上美味しくなりませんッ!!」
零人「そんなにハッキリ言わないでくれるっ!? ワンチャンあるからッ!!」
シロ「いやー、無いわー。蝉が人間の胸元に止まるぐらい無いわー。」
零人「……いや結構あるね!? ワンチャンあるじゃん!?」
シロ「うるさいですよ。兎に角ですね、もう変態さんの料理には期待しないことにしました。」
零人「酷くない……? ……それで、マヨラー?」
シロ「ええ、マヨラーになれば料理じゃなくマヨネーズを愛せますっ!! マヨネーズかけといたらなんでも美味いっ!!」
零人「清々しいまでの料理への冒涜宣言だねッ!?」
シロ「貴方の謎能力は冒涜ではないと?」
零人「それは……いや、うん……ごめんなさい。」
シロ「はい論破ーッ!! ダンガン□ンパーッ!! 『それは違うよっ!』とか言えない格好悪い奴の極みーッ!! 最初の被害者ーッ!!」
零人「ヤメロォッ!! 二次創作では能力あんまり使わないで死んじゃう奴とか言うんじゃないッ!!」
シロ「という訳で私はこれからマヨビーム撃ちますから。指から。」
零人「指から!? デ○ビーム的なアレなの!? 凄いかけにくそうだけど大丈夫!?」
シロ「ホラ、変態さん。E〜○〜。」
零人「え、何? ホントに出るの? 何その指先をマヨネーズだらけにしてしまおう的な地味な嫌がらせ。」
シロ「秘孔突いた方が良かったですか?」
零人「アレ現実には存在しないからっ!」
シロ「じゃあ破孔ですか?」
零人「同じだよ!? 無いよ!? 後人の身体にマヨネーズ塗りたくろうとするのやめよう!? 調味料を大切にしようね!?」
シロ「お前はもう、マヨラーになっている。」
零人「何それ凄い怖いっ!?」
そんなこんなでよければ次回も宜しくお願い申し上げます。マヨネーズより醤油の方が良くね? 残機1LIFE0でした。
次回予告
京也「なんてこった、零人がヤクザのオッサンに捕らえられちまった! 俺や姉ちゃんは零人を助けるべく奴らのアジトに乗り込むが……!? そしてそんな中、シロちゃんが取った行動とは!? 次回、誰か銭湯の男湯に美少女(ロボ)が居た時の正しい対処法を教えてくれ。
28軒目:誰か幽閉された時の対処法を教えてくれ。
この逃走劇を、見逃すなっ!!」
有須川「内容は非常に大幅に変更される恐れしか見えないねぇ……」




