21軒目:誰かこの間まで存在していた日常がブチ壊される事に決定した時の対処法を教えてくれ。
明けましておめでとうございます。年末更新なんて無理やったんやごめんぬ……
今年もね、駄文でやっていきますんでね、出来れば宜しくお願い致します。
新年スペシャル? 無いよ?
H30.1.23:本文を修正させて頂きました。
某年六月十日
慣れとは恐ろしいもので、最初の頃は苦笑いするしかなかったシロの毒吐きも、一週間経った今となってはすっかり言い返せるようになってしまった。それを進歩と呼べるのかはわからないけれども、悪くは無い変化だと思う。
まあ、その後シロにブン殴られる結果は何も変わっていないのだけれども……
「――で、ノリと勢いで世界一の動く愚物を部屋干しの刑(磔の刑とも言う)に処してみたわけですが……どうしましょうか?」
「この一連の流れをノリと勢いで!?」
「吊るしちゃ駄目だよシロちゃん! 最高でもデコピンっ!!」
「なるほど、バネの力を最大限に活かしてみせましょう。」
「何かギシギシいってますけど威力大丈夫ですか!? 後バネの力って何なんですか!?」
あー、なんだろう。これが段々日常に感じてきて、しっかりとツッコミを入れてくれる伊月君がすっごい新鮮でありがたいなぁ……
「って言ってる場合ですか仙台さん!?」
「素晴らしいツッコミ有難う伊月君。でもね僕は一つの事実に気付いたんだ……」
「な、何ですか……?」
迫り来るシロの中指を尻目に、僕は伊月君に微笑んだ。
「――シロのテンションが上がってたら、どう足掻いても強制イベント発生なんだよ。後、僕の事は零人でい――」
バァンッ!
「グボァアッ!!!」
「れ、零人さぁあああん!?」
*(閑話休題的なホット一息的なテキラータカンターラタ)
シロの強烈な『デコピン』を食らった僕は、床の上にうつ伏せであられもない姿を繰り広げながら倒れつつもシロに質問をする。
「で、伝言って結局なんなの?(前話参照)」
「それ伝える必要あります?」
「話を平行線にしてもいいのならどうぞお好きに?」
僕が低いトーンでそう言うと、シロは顔を見なくてもわかるぐらい嫌悪した。
「うっわ停滞とか五分の四変態さんぐらいは嫌いです。早く話を進めましょう。」
「いやコッチが話を進めようって言っといて何だけどツッコませてもらっていいかなっていうか二、三個ツッコませろ!! 『五分の四変態さん』ってなんだよって思ったけど、それを考慮してもえげつない嫌悪感が伝わってくるのはどういうことかなぁ!? というかそもそも僕は変態じゃないッ!!」
僕が頭を抱えながら早口でツッコミを入れたものの、シロはそれをガン無視し話を進めてきた。
「では、伝言を声真似しながら話すとしましょうか。」
「待ってましたシロちゃん!」
いや別に声真似いらないけどね。ていうか先輩、期待してるところ悪いんですが彼女ロボですからね? 声帯じゃなくスピーカー的な物から音を発してますからね?
そんなツッコミをする暇もなくシロは口を動かし始めた。完璧な有須川さんの演技を添えて。
「ゴホン……
『――やあやあやあ元気かい仙台 零人?
まあ先週あったばかりだからそんな質問もほぼ無意味だろうが、形式というものは重要なんだよ。わかるかい?
わからない? なるほど、まあそんなことはどうでもいい。さっさと話を進めようじゃあないか。
さあて仙台 零人。今、君の六畳一間の家はショタ付きジェンガーランドブチ壊しからの口喧嘩勃発宙吊るしデコピンツッコミスルーなヘンテコ大天国になっている事だろう。』」
いやなんでわかるの!? いやもう字面が意味わかんないけど実際その状況を味わったら理解は可能みたいな変な予知してくるのやめて!? あとこの状況はどちらかというと天国じゃなく地獄だよっ!!
「『――脳内ツッコミが終わったかい? じゃあ続けよう。
実はその男の子……伊月君……うーむどれもしっくりこないな。僕は普段彼のことをどんな風に呼んでいただろうか。まあ、僕はそもそも人の名前をあまり呼ばない人間だからねぇ……
まあ三日月君とでも呼んでおこう。彼を小一時間程そこに置いてくれないか?
うん、わかっているよ。疑問に思う気持ちは理解しているさ。理由を言おうじゃあないか。
アレは、僕が暇だったから砂で造った首里城の横にスカイツリーを建設して日本の国土を縮めて楽しんでいた時の事さ――』」
*(割な愛ッ!)
「――つまり話を纏めると、『有須川さんは伊月君と遊び友達で、今日遊ぶ約束をしていたんだけどダブルブッキングしたから用事が済むまで預かってくれないか……?』と、そういう訳?」
因みに遊び内容は子供大勢と『アリス』でお泊り会を見据えての大規模なものらしい。このご時世によく実現したな……というか何やってるんだ有須川さん……
「そういう事です変態さん。全く……もうすぐ有須川さんが戻ってくる頃合いじゃあありませんか。」
「いや僕の所為じゃなくない!? どちらかというと有須川さんのすっごい長い伝言の所為じゃない!? コロッセオ造って愉しんでた件とか必要だった!?」
「面白いから良いんですよォ!」
「良くないよ何一つ良くないッ!!」
僕がシロと言い合っていると、唐突に玄関の扉が強くノックされる。と、ほぼ同時に開かれる。
「やあやあやあお疲れ様だね。丁度伝言を伝え終わった頃合いかと思って参上したよ。」
案の定、入ってきた人物は傘を軽く手にぶら下げケラケラと笑う有須川さんであった。
「君は未来予知能力者か何かなのかなぁ?」
「もしそうなのであれば変態さんがいつ死ぬのか予知してほしいものです。」
「辛辣っ!?」
僕らがそんないつも通りな会話を繰り広げていると、後方から先輩がジェット機もビックリな勢いで有須川さんの方へ飛び出して行った。
「Kちゃーんっ! 久し振りぃっ!」
「ええ、楓花さん。実に一時間と八分十七秒振りですね。」
そして熱い抱擁。
「オーバーですね!? そしてそれほど久し振りでもないッ!?」
ああ、因みに『Kちゃん』というのは有須川さんの渾名である…………渾名なのか?
「と、いうわけだ。そろそろ僕らは失礼するよ。」
「ええ……いや、先輩を連れて来た理由とか何で僕の家に伊月君を預けたのかとか教えてくれないんだ……」
そう言いながら苦笑いすると、有須川さんはいつものケラケラした笑いと共に答えを返してきた。
「言っただろう仙台 零人。君に必要なのはコミュニケーションだ。どうせなら、つまらないシリアスもどきに囚われるよりドタバタしたコメディ風味で解決したほうが楽しいだろう?」
「まッッッッッたくもって趣旨を理解出来ないんだけど?」
「だろうね。まっ、日常なんかブッ壊していこうゼっていう少年誌的な作戦でこちらも出ようということだからさ。面倒くさい作戦を考えるより、流れに乗って楓花さんと一緒に僕も暴れてみようと思った次第さ。と、いうことで――」
僕が有須川さんの発言に対して眉間に皺を寄せて悩んでいると、彼女はニヤリと嗤って人差し指を突き出してきた。
「愉しいお泊り会といこうじゃあないか。五十六秒で仕度してくれよ。」
「は?」
――詳細は全く理解出来ないが、どうやら僕の日常は跡形も無く消え去るらしい……
どうも! ちょっとわけわかんない展開に自分自身で驚いている残機1LIFE0です!! ね! いやもう何だこの展開!?
以下、よくわからないSSです。因みにifストーリーですのでよろすくどうぞ。
・ハッピー!ニュー!イヤー!
楓花「ハッピーニュー?」
シロ「イヤーッ!」
零人「いや何でそこで切るんですか! どうせなら二人共一緒に言ったらいいじゃあないですか……もうシロなんて絶叫してるみたいじゃないですか……」
楓花「そんな事はどーでもいーのだよセンくんっ! それよりはいこれ!」
零人「何ですかこの綺麗に包装された箱……?」
楓花「プレゼントだよ!」
零人「何故に! 先輩お正月はクリスマスとは違いますからね!?」
シロ「日頃の感謝を込めて用意したんだそうですよ。」
楓花「へ? あー、えと……うん! そうなんだよ!!」
零人「……まあ、そういうことなら……開けてもいいですか?」
楓花「もっちろんだよ!」
シロ「(では楓花、私達は離れましょう)」
楓花「(りょーかいっ!)」
零人「先輩がプレゼントか……碌なイメージが湧かないな……(パカッ」
ドォォォォオオオオオオオオオオオオンッッ!!
零人「!??!!!???!?」
シロ「変態さーん、死にましたかー?」
零人「死んではないけど殺す気かっ!? 何だこのエゲツない量のクリームッ!?」
シロ「口調から察してほしいものですね。」
楓花「お父さんに作ってもらった特製クリーム砲だよ? ビックリした?」
零人「僕の知ってるクリーム砲は爆音鳴らして人を二十メートル程後方に吹き飛ばせる代物じゃないッッッッ!!!!」
次回予告ッ!
有須川「次回からお泊り編が始まるね……」
京也「何気に俺が巻き込まれているのが解せない……」
有須川「次回! 京也死す。デュエルスタンバラナイッ!」
京也「内容は予告なく変更される可能性しか感じねぇな!?」




