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誰か銭湯の男湯に美少女(ロボ)が居た時の正しい対処法を教えてくれ。  作者: 残機1LIFE0/全自動駄文生産ライン
誰か美少女(ロボ)とのいつかは終わるであろう日常が始まった時の正しい対処法を教えてくれ。
22/55

休憩所:誰か正しい電話のかけ方を教えてくれ。

 三章が始まるとでも思った!? 残念冥ちゃんでしたッ!!


 はい、スイマセンまだ幕間です。本編に直接は関わりあんまりないです。フラグ回収&フラグ建て回みたいな感じです。次章にすら影響多分ないです。読まなくていいです。読まなくていいです(大事なことなので以下略)

 明日には次話出せるかな……?


H29.12.10:本文を修正させて頂きました×2

 店の営業が終わり、店員達を全て返した店内でココアを啜りながら洋菓子を嗜む。実に有意義な時間だ。


 この店の店長である私は裏従業員名簿を取り出す。裏従業員名簿というのは、私個人の極私的な理由で付けている従業員全員の身長、体重、好み、家族構成等が書かれたメモみたいな物の事だ。勿論、店長という職を利用して調べたという事は無く、本人もしくは人伝に聞いたりした事を纏めている安全安心の只のメモである。


 まあ、特定の人物を社会的に抹殺出来てしまう程には情報量が少しばかり多いが……大丈夫だろう。法的には。


 私は裏従業員名簿の『仙台 零人』のページを開くとそこに新しい書き込みを入れる。


「『銀髪長髪の美少女と接触、なんだかんだで同居に至る』…………なるほど?」


 ソファに勢い良くもたれ、今日の夜食である山積みのプチシュークリームを一つ摘み、口に放り込む。美味い。


 その後、おもむろにスマホを取り出した私は、画面も見ず高速で番号を打ち込み電話をかける。


 ツーコール程で目的の相手が――


『……もしもし、山下ですが。』


「申し訳ない、番号を間違えたようだ。」


 即座に通話を切った。


 やってしまった。いつもは古い衛星電話とかトランシーバーを連絡手段に使っているから、慣れないスマホで間違えてしまった……クソッ何故だッ! 途中まではそこそこ格好いい感じで進めていたではないか!! あーもう意識が現実に引き戻されてさっきまでの「あ、ちょっと今日いい感じのクールっぽさで進めてるな。」と思ってたのを思い出してしまったじゃないかッ! あー、もう恥ずかしいッ!! やっぱり私が完璧人間でいられるのは営業時間だけなのか!?


 ……まあいい、落ち着け。どうせ誰にも見られてはいない。仕切り直して電話をかけようではないか。よくよく考えたらアイツが日本に居る事の方が少ないんだ。海外契約はしてあるからスマホでも出来ん事はないが、一応アイツ専用のどう考えてもガラケーにしか見えない通信機を使っておこう。


 あーっと……確か使い方は……『よく振った後に三、五、七、を同時押し。その後勢い良く地面に叩きつけcallボタンを押す』だったな。面倒くさいが、非常に不本意な事に前に手順を一つ抜いただけでも電話はかからなかったから致し方あるまい。後でヒビが入った床を修繕しておこう。


 今度はワンコールを終える暇もなく相手が――


「もしもし、あの子は見つかりましたか?」


 無機質な女の声が聞こえる。どうやらまたしても目的の人物は出なかったようだ。


「まったく手がかりも掴めん……と、言ったら?」


「貴方が何の進展も無く連絡してくるわけがないでしょう。さっさと報告をしないと脳天に鉛弾でもブチ込みますよ?」


 ハッハッハ、声のトーンを変えずに言われるのは実にスリルがあるな。そもそも、実際ブチ込まれるのは『鉛』弾ではないだろうに……


「断る。依頼を受けたのはあの『アウトドアな引き篭もり野郎』の方なんでな。アイツに直接話すから代わってくれ。」


 ズズッ、と熱々のココアを啜りながらそう私は話す。正直、誰に調査結果を報告した所で同じなのだが、なんとなくこの女に話すのは面倒くさい事になる気がしたのだ。


「人の主人マスターに変な呼称をつけないで下さい。『〜偏屈引き篭もり野郎頭のネジを抜いて〜』は現在、何かよくわからないガラクタを製作中なので手が離せないとか言いそうで主に私が面倒くさいです。理解されたのであればさっさと結果を。」


「貴様こそ人を料理名みたいに呼ぶなと習わなかったのか……? アイツに関しては私から連絡がきたと言えば直ぐに電話を代わるはずだ。それと、貴様が結果を知りたい理由はなんとなく察せるがな……生憎と私は意地が悪い人間なんだ。」


『ッ! ……察せるならどれだけ大変な事態かわかっているでしょうに……!』


 そう女が小声で言うと、「少々お待ち下さい」という音声が通信機器から流れ出す。コレ、保留機能あったのか……


 カスタードプチシューと生クリームプチシューが入り混じった山を一つずつ機械的に口に運ぶこと一、二分。目的の人物が通話に出た。


「もしもしぃ? スィリブロちゃん見つかったぁ? ちゃんと安全圏に居る? 後、これは勘だけど……もしかして君ィ、エクレア的なお菓子食べてる?」


 無気力な男の声。相も変わらず聞いているこちらまで気が抜けそうな声だ。


「一度に何個も質問するな。それとエクレアではない、プチシューだ。」


「僕はシュークリームは一気にかぶりつくものだと思ってるからプチシューは邪道だと思うんだ。」


 知るか、貴様のその意見を聞いた所でプチシューが美味いという事実は揺るがん。と、言い返したい気分であったが、コイツの話に一々反応していたら話が進まんので無視する。


「……例の、銀髪少女が見つかった。偶然な事に私の店のバイトの家に居るらしいから恐らく安全だ。」


「そっかぁ、それは良かった。じゃ、お疲れ〜。報酬は後で口座に振り込んどくよ。」


「待て、切るな。」


 何を話を終わらせようとしているんだコイツは。こちらはまだ聞きたいことがあるというのに。


「……何? 差し入れでも送ってくれる? ごめんね今南極なんだ。」


「何で私がそんな事をせねばならんのだ……貴様が探せと言ってきた少女について知りたい事がある。」


「僕の答えれる範囲であるならどうぞ?」


「最近、町に銀髪の美少女が来たという話が今朝までまったく私の耳に入っていなかった。そしてお前が探している……という事から考えてだな……そいつ、『人間じゃあない』だろう?」


 さて、この質問にコイツはどう答えてくるか。


「そうだねぇ……人間じゃあないと言われればそれまでだけれども、あの子には結構丹精込めたんだよぉ? 人間に限りなく近くしたつもり……だったんだけどねぇ………」


 おっと、意外に正直に答えてきたな。


 ……然し、なるほどな。何となく全ての状況が理解出来た。


「それで? いつ本人……本ロボに再会するつもりだ?」


 私の問いに男は「うーん、そうだなぁ……」と、数秒悩んだ後、


「少なくとも今は様子見、後々に色々伝えたら『どちらの生活が良いか』を選ばせてさっさと国外にって感じかな?」


 と、答えた。


「実に無責任だな。」


 そんな男の言葉を私は鼻で笑う。


「あの子が『変わりたい』って言ったからねぇ……だから僕は『記憶を消した』し、『違う環境』にも移したし、その後に僕の対応がムカついたなら思う存分殴ってくれてもいいとも言った。」


「特に理由も無いがお前の事が何故かイラッとしたからとか言って殴られる未来しか見えないな。」


「酷いなぁ、君に言われたら本当にそうなりそうじゃないか。」


 『なりそう』ではない。断言してやろう、『なる』。


「まぁ、ホントにソイツが変われるかが一番の問題だと思うがな。」


「何で? その町には『九条 楓花』がいるんでしょう?」


 なるほど、一部地域では『謎能力』についても含めて彼女は結構有名だから、コイツもそれを頼って来ていたのか。


 だが――


「残念だったな、九条 楓花には『先約』がある。謎能力が正常に働くかはわからんぞ?」


 『仙台 零人』という人間がいる以上、な。


「……あれ、もしかしてマズいパターン?」


 おや珍しい。コイツがマジトーンで焦りだした。


「そうかもなぁ、どうだろうなぁ。」


「ちょ、ちょっとハッキリ言ってよ!」


「神である私でも未来の事は見通せんなぁ。」


 ちょっと面白くなってきている私はカラカラと笑った。


「これだから自称神は肝心な時に役にたたない! ユキ! 準備ッ!!」


 次の瞬間には通話は切れていた。ま、南極に居るとか言っていたから船でも一ヶ月、ジェット機でも一日ぐらいか。気長に待つとするかな。


 後に起こる面白そうな未来を想像しながらココアを啜る。夜はまだまだ長い。

有須川「京也、どうするんだいこの状況。」

京也「……姉ちゃんに謝ってもらう……とか?」

有須川「京也……」

京也「わあったよ! 俺が全面的に悪かったよ! すいませんでした!」


……二話投稿しようと思ったらギリギリ間に合うかわからないので一話だけ出したとは言えない。


京&有「「……悪いの作者じゃんか!」じゃないか!」

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青い鳥(ツッタカター)
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ええっ!? 新連載だって!?
【連載版】「旦那様、僭越ながら申し上げますが私めに欲情していただけないでしょうか」
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