17軒目:誰か正しい洞察力と推理力の度合いについて詳しく教えてくれ。
3000文字以内に収めたかった……文章が変な感じだけど後でまあ修正するでしょう。投稿、遅れてスイマセンでした。最終回です。嘘です、17話です。
H29.10.11:本文を修正させて頂きました。
H29.10.20:タイトルを修正させて頂きました。
H29.12.5:本文を修正させて頂きました。
某年六月三日
京也さん以外昼食を終えた私達は、腹ごなしにそこらを散歩する事にしました。
「まさか三時間も話し込むとは思わなかったねぇ。」
コーヒー店に長居していた事をあまり困ってはいないのか、有須川さんはけろりとしています。
ん? 有須川さんは大学生だったような……講義は……?
「……今日はもう何もとってないから大丈夫だよ。」
! 今、私は一言も発していない……もしや口に出ていた……?
「マジか、お前は年がら年中勉強する派かと思ってたわ……」
「休んでも点は取れるからねぇ。」
「うっわー、今全国の頑張る学生を敵にしたぞお前。これだから天才は。」
……有り得ない、アンドロイドが無意識に口を動かすだなんて。
私がそんな事を考えている間にも、話は勝手に話は進んでいきます。
「出来れば秀才と呼んで――「あの。」……?」
気になって仕方のないのであれば、答えが解らないのであれば聞けば良い。
私が声をかけると、有須川さんはややわざとらしく微笑みを浮かべながらこちらに「なんだい?」と、問うてきました。
「……口に出ていたでしょうか、私。」
私が率直に疑問を放った途端、有須川さんは胸の奥から溢れてくる笑いを堪えるかの様に片手で口元を抑え始めました。
「いやぁ…………ククッ……フハッ」
「何故笑うんですか……」
「気にするな、恵は偶にこうなる。」
いや、素直に怖いんですが。何ですかその発作は……
「いやぁすまない、口じゃあなくて顔に出ていたよ。まるで仙台 零人みたいだった。」
「……随分と嫌味な言い方をしますねぇ。」
「褒め言葉だよ。面白い人間だというね。」
「一言余計です。」
「これは失礼。」
そう言った有須川さんの口調は微塵とも反省などしていない軽快なものでした。
「恵、あんまり人をからかうんじゃねえぞ?」
「おお、怖い怖い。」
……貴方達はおかんと頭の切れる子供ですか。
「別に気にしていませんしいいですよ。有須川さんがそういう人物だという事は、既に理解しているつもりですし。」
「その思い込みが命取りにつながるんだねぇ。」
「どこのバトル漫画だよ。別にさほどシロちゃんの認識は間違ってねぇだろ。」
「テヘッ!」
「ぶりっ子キャラとかお前イッチバン似合わねぇからな!?」
ええ、そんなやっちゃった(はあと)みたいな顔されても……
「身震いしかしませんね。鳥肌が……」
「酷いねぇ……ていうかシロくんにはそもそも立つ鳥肌がないだろう?」
「そうですね。」
思わず腕を擦りましたが、これスーツですしね。
「抓られても痛くないですしね。」
「そもそもロボットに痛覚ってあんの……?」
「乙女の秘密です。」
そう言って私は人差し指を自分の唇に当て、軽くウインクをします。
「零人ォッ! 助けてくれ、どこからツッコんだらいいかわっかんねぇっ!」
「フッ、この程度でツッコめなくなるとは笑止ッ!」
「君にはガッカリだよ。」
「何なんだよお前ら、四天王とかそういう部類なのかよ! ふざけんなよパーティー俺一人でどうしろっていうんだよ!」
「いや――」
「「魔王です(だよ)。」」
「ラスボス二体とか卑怯すぎんだろっ!」
「「そして私(僕)は変身をあと二回残している……この意味がわかるな?」」
「凄い絶望感ッ! ていうか会って二日目とは思えない程に息ピッタリだな!?」
「「女の嗜みです(だよ)。」」
「いやわけわかんねぇよ!?」
隣にいる有須川さんにスッと手のひらを向けると、向こうも同じタイミングで手のひらを差し出してきます。
「「ウェーイ。」」
「何故今ハイタッチ!? もうテンションが金曜深夜みたいだな!?」
「はーい皆さんご一緒に、」
「体を横にに向けて顔と片手、片脚を前に向けてくれ。」
「へ?」
この時、突っ立ってる京也さんは気にしないでおきましょう。
「そして相手に『厨二病か?』などと思わせた所で――」
「思いっきり殺気を放出します。」
「――ッ!!」
「「こうすると相手は何故か黙ります。皆も試してみよう!」」
「何故今それをやったのか全く持って理解出来ねぇ上に、それ一部人間にしか出来ねぇからな!? あぁもうツッコミが追いつかねぇ! 助けてくれ零人!!」
「まあ、来ても私が殴りますけどね。」
……さて、そろそろ茶番は終わりにして変態さんのバックに仕掛けたGPSでターゲットの位置を探り出しましょうか。
――ジェンガを買った後で。
*(一方、その頃当の彼は)
すっごい……店長が店に居るサクラを全員撤収させた途端、シフトが一気に過剰戦力になったー……いやホントに何がしたかったのあの人!?
……そんな、当の何がしたかったかわからない人物(自称神)は、お客様が居ない事をいいことに窓際のテーブル席で自分で作ったチーズインハンバーグを頬張りながらスマホで動物番組を見ていた。因みにハンバーグの材料は全て店の物である。
いやもう何してんだよこの人。
「……お金は払って下さいよ。」
「何で私が作った物に私が金を払わねばならんのだ。」
「材料が店の物だからです。」
「その店は私のモノだが?」
「違いますよ!? 企業のモノですからね!?」
僕のツッコミを聞いているのかいないのか、店長は構わずにハンバーグを美味しそうに口に頬張る。
……一個丸々。
いや馬鹿なの? その右手のナイフは何の為に持ってるの? あー、ほら……一気に飲み込もうとするから喉に……
「ゴホッ、ゲハッ! ヴゥエアッ!?」
「はいはい、水ですね。」
予めこうなる事を予測していた僕は用意していた水が入ったコップを差し出す。
「ングッ、ハア……助かったぞ。君が感謝される事を許可する。」
「素直に感謝してくれないですかねぇ……」
という僕の呟きに店長はテーブル上の紙ナプキンで口を拭いながら答える。
「そんな事出来るならいつも頑張っている君を馬車馬の様に働かせたりはしないな。」
「でしょうね。」
僕は店長の言葉に肩を竦めながら厨房に戻ろうとする……が、その途中で店長に呼び止められた。
「ああ、今日はもう帰っていいぞ。」
……あの店長が定時より前に人を帰らせる!?
「……マジで言ってます?」
「寧ろ働く理由が無いな。君はあくまで増援であるからな。」
「……店長、僕の他のバイト先に休みの連絡入れましたよね?」
まさか今日の収入がもう稼げないなんてなったら僕は大変な事になる気がするんですけど?
「まあ待て、金は出す。臨時報酬と迷惑料をな。」
そう言って店長は右手の指を擦り合わせる動作をする。
……まあ、一日分の報酬をくれるなら……良いのか?
「さっさと帰って同居人にただいまと言ってやれ。」
…………は?
「居るんだろ? 銀髪美少女が。」
いや待って待って待って、何でその事を知ってるんだ……?
「いま……すけど。どうしてそれを……?」
「ほう、当てずっぽうで言ったのだけれどもな。ホントに同居してたのか。」
ッ!?
「カマかけたんですか!?」
「ああ、肩に髪の毛が付いていたんでな。見たところ、色素が抜けただけの白髪ではなかったのでこれは銀髪。君はそこそこ身の回りに気をつかうので肩に髪の毛何て付いてたらいつか気付く。ならば、これが付いたのは朝急いで走ってここに来た前後という事になるからな。そして美少女というのはついでだ。」
いや走ってぶつかった人の毛とかかもしれないでしょう……それでもカマをかけるには十分か……
まあ、店長に知られた所で害はないし大丈夫だろう……多分。勿論本ロボがアンドロイドだという事は言わないとして、だけれど。
「最近知り合った奴か?」
「ええ、まあ。」
僕がそう答えると、店長は少し考える仕草をして席を立った。
「なるほど……時間を取らせてしまったな。もう帰っていいぞ。」
そう言いながら店長はいつの間にか平らげていた自作のチーズインハンバーグの皿を持つと厨房に向かっていく。
「ああ、そうそう。これは勘だが……お前、帰る途中でその銀髪美少女にメッタメタにされるから。」
「アンタホントは全部知ってるんじゃないの!?」
「何の事だかなーっと。」
……ていうか、シロの毛って抜けるんだ。
この話でシロさんと零人君を合流させるつもりだったけどぶっちゃけ尺がなかったぜ! どうも、残機1LIFE0です。
コメディなんか知らねぇよ! 私は書きたい物を書かせてもらうって言ってたら何かコメディ風味になりました。やったね!(良くは無いな)
さて、次回で多分二章は終わりです。話数的に考えて。ウン、終わりなんだよ。誰か出てない気がするけど最初の方でモーニングコールとかしてたから大丈夫だよ。出したいけど。すっごい出したいけど。
終わりなんだよ……二章……(多分)
次回予告ゥッ!(トバしてくぜ!読者も飛ばしてくれ!スルー的な意味で!)
京也「俺だ! 京也だ! 今回こそ次回予告ゥ! やっていくぜぇ!」
有須川「まあ、作者が殆ど言っちゃったけどねぇ。」
京也「(´・ω・`)」
有須川「次回も見てくれれば助かるよ。個人的にはページに入るだけでもいいけどねぇ。」
内容は予告無く変更することがあるよ。いやマジで。




