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怪しいイケメンより心の友!!  作者: 咲川 夏雪
6/16

アドバイスは良くお聞き?

 4月11日 12:35 中庭




 「まあ、編入生でしたのね。道理でお見かけしないと思いましたわ」




 私は今、(私には分からんが)色とりどりの花園で

ふわふわ亜麻色髪の美少女の香月瑠璃かつきるり

何だかよく知らないが美味しい昼食を食べている。

そんな様子を通り過ぎる人々がチラッチラ見ている。

この美少女の所為せいだ。

理由は、可愛いからが2割、元ボッチだからが7割、便乗1割。




 「ごめんなさい。じろじろと、不快でしょう?」




 「いえ。貴女が居なかったら私も今頃一人よ?」




 「・・・・いつもは庇ってくれる人がいますのよ?

今日は集会でいませんの。

でも、もうすぐ来ると思うので、紹介してあげますわ!!」




 目を反らし、顔を膨らせる。

それから頬を赤らめて、こちらを見てドヤァ。

表情がころころ変わって、かわいっ




 「あ、噂をすればほらっ!」




 ちょっとだけ期待しながら香月嬢の指先を見た。

そこに現れたのは、




 「超かっけー・・・」




 おっと。声が、しかも猫かぶりが取れてしまうほどだ。

主要キャラにしては髪がフツーに栗色だし、

でも瞳の蒼はうれいを帯びてどこまでも深い。

ヤバい。好み!タイプ!どストラーーーーーーイク!!

鼻血が出そうです。

スイマセン。興奮シテマス。




 そんな必死で感情を抑え込んでいる私を見て、

香月嬢はふふんと鼻を鳴らした。

ボッチの分際でよくこんな人とお近づきに・・・。

やるな、香月嬢。




 「どうです?この方はわたくしの友人の門地瑞貴もんちみずき様!!

この方はこの学園で唯一、女子にしてファンクラブを持っているのよ!?」




 おや、敬語から普通になった。

ああ、あなたも化けの皮剥がれるタイプですか。そうですかそうですか。

って女子か。あー、知らない方が良かったな。




 そんな失礼にもがっかりした私を見て、門地さんは苦笑した。

「地」。つまりは地球。「月」である香月嬢は門地さんの金魚の・・・いや、言うまい。





 「・・・ごめんね?失望したでしょ。友達として仲良くできないかな?」




 「いえ。これからよろしく」




 性格はよろしいようで。




 「この学校、ファンクラブがあるのね。初めて聞いたわ」




 落ち着いて言い放ちましたが、一方、心の中では・・・




 うおおおおおおおおおおおお!!ふぁんくらぶ!?なにそれ!?

リアリティの欠片もねええええええええええええ!!




 と、叫んでおりました。

やっぱゲームなんだね。




 「あら。夜部先生から何もありませんでしたの?編入生ですのに」




 ホント。扱い雑過ぎじゃね?

不満そうにしているとファンクラブを所有しているという門地さん直々に説明してくれた。

説明役&情報屋特有のアレですか。




 話によると、攻略キャラにはファンクラブがある。

(だが門地さんだけ攻略できないというバグ。)

この学園では「惑生会わくせいかい」といういわゆる生徒の中での

会がある。

「惑星」と「生徒」の掛けだね。

ファンクラブが持てる者は「陽烏ようう」と呼ばれ、一定の人数があるので立候補する者と

推薦される者がほとんど。

惑生会の主催者は理事長。

姿を見た者はいない。

だが毎週学校新聞に「リジチョセンセーのアドバイス♥」(吐き気)に一言書いてあるらしい。

女なのか・・・リジチョ。

今週のアドバイスは・・・




 「んー、学園生活大変だよね。センセーも忙しくってぇまだ出れないっ!

日華ちゃんいなくてもめげちゃダメ!!

んー、スマーーーーーーーーーーーーイル!!」




 スマーーーイルじゃねええええええええ!!

お前、日華嬢知ってんじゃねえか!何者だ!!




 という事で私の学園生活はリジチョ捜索から始まるのであった。





 







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