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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

AI考

本当に怖いのはAIを使用した作品ではない〜AI民兵とAI機械化師団〜

掲載日:2026/05/30

本エッセイはAI直接利用エッセイです☆

前回に引き続き、調教済ChatGPTと壁打ちしながら書いております。

 どうも、美少女JK作家の九十九BARRACUDAちゃんです☆


 前回、「AI表示がきた!」というエッセイを書きました。


 こやつが、まさかのエッセイジャンル日間ランキングトップ10入りするという大異変がおきました。本文で「このエッセイがランキング入りしたらエッセイジャンル住民はビビる! 私もビビる!」なんて書きましたが、本当にビビりました。


 前回ポイントを入れてくれた方には、この場を借りて感謝いたします。ありがとうございました。


 さて、前回のエッセイのポイントの入り方や、ランキング内での順位の動きを見ながらGPTと反省・分析しているとBARRACUDAちゃんの中に一つの仮説が浮かびました。


 つまり、前回のエッセイではAI直接使用作品である事を前書きで明示しました。にも関わらず、ポイントが入りランキングトップ10入りに成功しました。よって、AI表記の有無は我々作者サイドが思う以上に、読者に読むことや評価することをためらわせるほど、絶対的なものではないのではないか? という仮説です。


 前回、6月9日のAI使用有無の表記でランキングが今後どうなるかをA〜Dルートに分けて考えました。


 AI使用作品が避けられるAルート。


 AI間接利用くらいなら普通に受け入れられるBルート。


 人間作品とAI利用作品が拮抗するCルート。


 AI利用作品が優勢になって界隈大炎上するDルート。


 その際、私はBルート、すなわち間接利用作品は伸びても、直接使用作品はポイントが伸び悩むのではないか、と予想しました。


 しかし、この結果から、ひとつの可能性が浮かびあがります。


 あれ……? これ、Cルート、もしくはDルートに入ってるんじゃね……?


 AI使用表記は、作品を即死させる呪いの札ではない。それは直接使用表記も同様である。


 もちろん、AI利用表示が読者に警戒感を与える可能性はあります。ですが、タイトル、時事性、構成、内容、作者性が噛み合えば、AI直接利用を明示していても読まれ、評価され、ランキング入りすることはある。


 もちろん、これは一例であり、エッセイジャンルの結果をそのまま小説ジャンルへ当てはめることはできません。ですが、少なくとも「AI直接使用と明記したら即死」という単純な見方は危うくなったと思います。


 この事実は、6月9日以降を考える上でかなり重要です。


 いわば、AI表記は飛行機で例えると空気抵抗を発生させる部品の様なもので、一部の読者は読むことや評価することを躊躇い失速につながるものの、基本的な設計が良ければ多数の読者からは読まれ、評価され、大した問題にはならないのではないか? という説がここで生まれます。


 名付けてAI表記空気抵抗説。うーん、また変な概念が生まれました。


 前回に引き続き、このエッセイはChatGPTとの合作。AI直接使用作品でございます。


 今回は6月9日以降の環境により近づける為、キーワードとあらすじにもAI直接使用作品である事を明記します。


 これで再び評価が一定以上入ればこの仮説はより強化されます。


 さて、そこで今回の本題。


 AI作品、あるいはAI利用者という言葉で、全部を一括りにしていませんか?


 それ、実はかなり危ない考え方なのでは? という話です。


 さあ、少し怖いAIのお話。テイクオフ。機長は美少女JK作家の九十九BARRACUDAちゃんでございます。


 ***


 最近、AI作品に対する不満として、よく見かけるものがあります。


 あらすじを見ただけでAIだと分かる。


 中身が薄い。


 どこかで見たような展開ばかり。


 作者の熱量が感じられない。


 そういうAI作文が大量に投稿されると、読者としてうんざりする。


 うんうん。分かる。


 実際、仮にAIに「婚約破棄ざまぁものを書いて」とだけ投げて、そのままほぼ修正せず投稿したら、まあそうなるでしょう。


 無難な文章。


 無難な展開。


 無難なキャラ。


 どこかで読んだことのある断罪。


 どこかで見たことのある王子。


 どこかで見たことのある男爵令嬢。


 そして、作者本人のクセがほとんど見えない本文。


 こういうものを、ここでは仮に「AIポン出し民兵」と呼ぶことにします。そして、そうした投稿者を「AI民兵作家」と呼ぶことにしましょう。


 民兵作家です。


 物騒な言い方ですね。BARRACUDAちゃんみたいに、普段から少年少女が地獄の内戦で消耗していく話を書いているとこうなります。恐ろしい話です。


 でも、ミリオタのBARRACUDAちゃんとしては分かりやすいので続けます。


 AI民兵作家とは、AIに文章を丸投げし、ほとんど自分で構成も編集も改稿もせず、ポンと投稿するタイプのAI利用者、あるいはその作品のことです。


 これは確かに目立ちます。悪い意味で。


 数も出ます。悪い意味で。


 そして何より、AI臭さが分かりやすい。


 だから反AI寄りの人がまず警戒するのは、この民兵作家でしょう。


 まるでその辺から連れてきたおっさんに、カラシニコフだけ持たせて、ろくに訓練もせずに戦場に放り込むかのごとき質の低さ。


 そう言いたくなる気持ちは分かる。


 ですが。ここで安心してはいけません。


 本当に怖いのは、この民兵作家ではありません。


 ***


 民兵作家は目立ちます。良くも悪くも。


 ですが、分かりやすく弱い。


 あらすじがAI臭い。


 タイトルが無難。


 キャラが薄い。


 話が既視感だらけ。


 作者のクセがない。


 長期連載した場合、展開力は怪しく矛盾も起こる。


 読者から見抜かれやすい。


 要するに、練度が低い。


 数が多いと新着が流れやすくなり、迷惑ではありますが、ポイントを競い合う仮想敵として本当に強敵になるかというと、そこは疑問です。


 問題は、その後ろにいる別の存在です。


 そう。AIをただの本文生成機としてではなく、創作全体の補助システムとして使う作者です。


 例えば、AIにタイトル案を大量に出させ、さらにその中から選択し、更にAIのアドバイスを使ってブラッシュアップする。


 例えば、あらすじを初見読者向けに整えさせる。


 例えば、1話の離脱ポイントを指摘させる。


 例えば、主人公の魅力が序盤で見えているか確認させる。


 例えば、ランキングから読者の需要を整理させる。


 例えば、初稿を書かせた後、人間が作者性を足す。


 例えば、AIにテンポ、矛盾、表現の硬さを見つけさせ、修正する。


 例えば、投稿後のPVやポイントの推移についても、AIと壁打ちして分析する。


 これはもう、単なるAIポン出しではありません。


 AI編集者。


 AI下読み。


 AI批評役。


 AI市場分析者。


 それらを抱えた個人編集部です。


 こちらは仮に「AI機械化師団作家」と呼びます。……長いな。機械化作家にしましょう。


 また物騒ですね。彼らは戦車や装甲車ではなく、AIを武器にして突撃してきます。


 でも、ミリオタのBARRACUDAちゃん的には分かりやすいので続けます。


 民兵作家と機械化作家は、同じAI作家でもまったく違います。


 例えるなら、前者は、小銃を持たせただけの低練度民兵。後者は、偵察、補給、整備、通信、参謀機能を強化した正規軍人です。ついでにトラックに乗ってすぐ展開してます。


 なろうでは、どちらも銃の代わりにAIを使っています。


 ですが、脅威のレベルがまったくと言って良い程違う。


 ここを混同すると、6月9日以降の状況を大きく見誤る可能性があります。


 たとえば、AIに婚約破棄ざまぁの短編を書かせるとします。


 今のAIならそれなりに書けます。実際、BARRACUDAちゃんもこのエッセイを書くにあたり、試してみました。コテコテのテンプレ婚約破棄ざまぁものが出来ました。


 王子が婚約破棄する。


 男爵令嬢が泣く。


 公爵令嬢が証拠を出す。


 王子が廃嫡される。


 男爵令嬢が修道院送りになる。


 有能な男性が主人公に求婚する。


 はい、いつものやつです。


 見たことある。何度も読んだ。


 でも、形にはなっている。そして、これをそのまま投稿するのが民兵作家です。


 読者から見れば、ああ、AI作文だな、で終わる可能性が高いでしょう。


 しかし、ここに人間作者が手を入れたらどうなるか。


 プラモデルで例えましょう。AIが出した王道骨格を市販キットとして使う。


 そこに人間がエッチングパーツを足す。


 塗装する。


 スジ彫りする。


 ウェザリングする。


 自分の癖やネタを入れる。


 たとえば婚約破棄ざまぁなら、主人公と敵役をどちらも妾の子の令嬢にする。


 片方は努力と信頼を選び、片方は嘘と略奪を選んだ、もう一人の自分にする。


 救済イケメンは同じ様な傷を持つ庶子の王子にする。


 婚約破棄の夜会を、単なるざまぁ会場ではなく、同じ傷を持つ二人の決戦にする。


 そのうえでAI編集に、


「重すぎないか?」

「ざまぁの快感は残っているか?」

「タイトルから期待される内容とズレていないか?」

「冒頭で読者が離脱しないか?」


 と何度も確認させ、ブラッシュアップする。


 これはあくまで一例ですが、こうなると、話は変わります。


 これはもう、AIポン出し作文ではありません。


 AIで組んだ骨格に、人間の作者性をこれでもかと乗せ、さらにAIで整備した作品です。


 これを「AIだから弱い」と笑えるでしょうか。


 私は、笑えません。


 ***


 これはAIを無条件に肯定する話ではありません。AI民兵が読者体験を荒らす可能性はありますし、BARRACUDAちゃんとしても新着作品が流れる時間が短くなるのは面白くない。


 全編AIポン出しが規制されるのも当然だと思います。ただ、それだけを見て「AI利用作品など恐るるに足らず」と判断するのは危ない、という話です。


 反AI寄りの人の中には、AI作品を見て「こんなものはすぐ見抜ける」「AI作文なんて読まれない」と安心、もしくは慢心している人もいるかもしれません。


 その気持ちは分かります。実際、雑なAI作文は見抜かれるでしょう。


 でも、それは民兵作家を見ているだけです。


 民兵作家を見て、AI利用者全体を判断するのは危険です。


 民兵と機械化部隊の正規軍人を同じ「兵士」で括るようなものです。


 どちらも銃は持っています。


 ですが、練度、兵站、指揮系統、作戦能力が違います。


 民兵作家は迷惑なだけかもしれません。でも、機械化作家は強敵です。


 そして冒頭を思い出してください。BARRACUDAちゃんのAI直接使用エッセイがそれを明示した上で普通にランキング入りしました。


 もちろん、先述の通りエッセイジャンルと純粋な小説では動きが異なる可能性はあります。しかし、一般読者は思いのほか、AI使用の有無にこだわりがない可能性もあります。


 6月9日以降、本当の意味で人間作家と競合するのは、おそらく後者です。


 AIを使っているから弱いのではない。AIをどう使っているかで、強くも弱くもなる。ここを見ないといけません。


 ***


 では、作者はどうすればいいのか。


 前回のエッセイと被りますが、まず、AI利用作品が伸びた時に「AIだから伸びた」「AIだからズルい」で止まらないことです。


 見るべきは部品です。


 タイトルは強かったのか。


 あらすじは分かりやすかったのか。


 1話で読者報酬、たとえばスカッとする展開や先が気になるフックがあったのか。


 ジャンル需要に合っていたのか。


 更新頻度はどうだったのか。


 作者の癖や魅力はあったのか。


 AI利用表示は読者にどう見えていたのか。


 そこを見ずに「AIだから」と結論づけるのは、分析の放棄です。戦いに負けて「敵が強かったから負けました!」と言ってる様なものです。違う、そんなのは分析じゃない。なんで強かったのかが問題なのです。


 次に、自分の作品のチェックリストを厚くすること。


 タイトルはクリックしたくなるか。


 あらすじは設定資料になっていないか。


 1話で何を読む話か伝わるか。


 主人公の魅力は早めに出ているか。


 読者が求める快感はどこにあるか。


 前書きやあとがきで余計な不安を与えていないか。


 活動報告でお気持ちを漏らしていないか。


 AIを使うかどうかは自由です。使わないという選択も当然あります。ですが、使わないなら使わないで、自分の強みを意識する必要があります。


 この作者だから読みたい。


 この人間の癖が読みたい。


 この変さはAIポン出しでは出ない。


 そこまで持っていけるかどうか。


 繰り返し言いますが、作品が人間製というラベルだけでは、今後は弱いかもしれません。この人間製だから読みたい。その看板が必要になるかもしれません。


 ***


 最後に。


 民兵作家は確かに鬱陶しいです。


 AI製の毒にも薬にもならない文章が大量に投稿されたら、読者としてうんざりするでしょう。


 運営には全編AI生成ポン出し作品への対応をしっかりしてほしい。それはたしかにその通りです。ですが、そこで安心してはいけません。


 民兵作家を駆逐しても、機械化作家は残ります。


 むしろ、制度が整い、AI利用状況が表示されるようになった後に、正直にAI利用を申告しながら、完成度の高い作品を普通に出してくる作者が現れる可能性があります。


 その時に、


「AI作品は排除されたはずでは?」

「AI表示があれば読者は避けるはずでは?」

「AI利用作品がランキングにいるのはおかしい」


 と言っても、もう遅い。


 警鐘は鳴らされていました。たぶん。変なエッセイで、変な自称美少女JK作家が鳴らしてました。


 というわけで、今回の結論。


 AI作品を一括りにするな。


 AI民兵作家と、AI機械化師団作家はまったくの別物です。


 そして人間の創作者が本当に警戒すべきなのは、AI自体より、後者かもしれません。

本エッセイの感想欄にも言論の自由はありません♡

荒れそうな感想は独断と偏見で削除します☆


AIの話題は荒れるからね。仕方ないね。

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AIを使おうが、鍛えようが、規制しようが、そもそも小説投稿サイトに投稿しようとしているものが、すでに飽和状態のなろう系作品である限り、作品を評価する読者層が峻別されないのだから、何も変わりはしないと思…
お邪魔します。 「AI民兵」、「AI機械化師団」ですか...。 そのうち本職(?)の方で使いそうな言葉ですね。 充分な訓練もさせずに、銃だけ持たされて送り出されるのは、民兵では無く、大粛清後の赤衛軍し…
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