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(三)-5

「看護師やっていると、あまり外出しなくなるのよねえ。おかげで結構お金貯まるのよ。だからたまにはパーッとお金使わなくっちゃ、って思ってね」

 そう言って笑う実奈美の両脇には、紙袋が合計八つあった。

 実奈美が全てを平らげると、「もう一カ所行くわよ」を言って立ち上がった。

「今度はどこへ?」

 ずっとほとんど無口だった拓弥の口が開き、質問した。

「いいところ、よ」

 実奈美は、紙袋の半分を拓弥に持たせ、残りの半分を翔太に持たせると、そう言ってずんずん歩いてアウトレットを出て駐車場に向かっていった。


(続く)

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