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160話

 だが、この場で一番困っているのが、取り仕切るアービター。いいの? 本当に? 抗議とか、そんなの入らない? 大丈夫? と、扉の外の部屋で待機する他のスタッフのところへ向かい、相談するが、誰もわからない。


「いやいや……えぇ……? マジで、マジでどうなるのこれ? 俺のせいじゃない……よね?」


 誰に確認すればいいかわからないので、とりあえず本部へ電話。結果、《お互いがよければよし。お祭りだし》ということで、本部も許可。うん、もう俺のせいじゃない。言質も取った。


 そんなこんなで数分、予定より遅れたが、問題なしということで再開。カメラも撮影開始、映画と同じアングルからの撮影に、一部のファンは喜ぶ。白黒ならなお盛り上がったかもしれない。

 

 胸をすいたサーシャは備品の水をひと口飲み、仮面の下で笑う。


「シ……ギフトビーネね。ただね、ひとつ言えるのは——」


 本名を言いかけた。危ない。駒を握って移動先は◇ポーンe4。


「彼女、化け物みたいに強いよ」


 カシャン、とクロックの音が鳴る。

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