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おまたせ。
三日後じゃないけど、アップしました。
ロードルフ子爵はしばらく仕事をして、一段落が終わった後、昼ご飯の時間だ。
当然、昼ご飯の時、私たちは交流しない。ロードルフ子爵は口で話さなければならないから。
ルールとルールの前提条件がまだ決めていないし、無闇に話しかけないほうがいい。
そして、昼ご飯を食べる前に、やはり傷口を見て、手を洗ってからだ。
昼の食事が済ました後、ロードルフ子爵は事務部屋に戻った。
「では、ルールの前提条件について――」ロードルフ子爵は椅子に座ってから、さっそくルールについて話し合っていた。
主にどう修正すればいいかの話。
そして、ひとまず討論した結果、ルールの前提条件は――
1.ルールの変動および修正(増加・減少、意味の改変など)について、私たち二人によって、状況と判断の上に、もう一人の合意を得てから可能だ。
2.ルールを修正する時、時間と場所は二人の合意の上で、討論しなければならない。
3.この「前提条件」もルールの修正箇所に含める。「前提条件」を修正するたび、同じく「前提条件」第1.2の項目をもとに修正する。
――三つの項目となった。
(うん。少し曖昧な部分があるが、法律じゃないから、ある程度のグレーゾーンが必要だね)。
「じゃないと、臨機応変にできないだろう。」
(そうね。では、まず私から、ルールを――)
「待て。まずお前が昨日の『気になる』ことを教えろ。」
(……でも、今「ルール」がまだ決め終わってないよ?)
「わかっている。しかし、お前の『ルール』は嘘つくための『ルール』だったら、どうしようもないだろう。」
なるほど。考えてなかったけど、確かに彼にとって可能性がなくはない。でも――
(あのね、ずっと言ったけど、この「ルール」は「お互い」のために決めるものだ。懐疑的な精神を持つのは素晴らしいけど、「陰謀」の領域に入ったら、「不信」しか残ってない。
私に対して警戒しているのはわかっているよ。
しかし、あなたが「ルール」まで疑うなら、「ルールを決める」こと自体の必要性がなくなる。)
どうして嘘つくための『ルール』を思いつくのか、恐らく、彼自身が思いついたのだろう。
だから決める前に聞いた。
「そうか。しかし、保証がない。」
これは、もう一つ前提条件を増えたほうがいいかな。
(なるほど。じゃあ、これも「前提条件」の部分に増やそうか。)
「ああ。そうしろ。」ロードルフ子爵はあっさりと了承した。
そして、ルールの前提条件が四つとなった。
1.ルールを決めることがお互いのために決めるものとなる。害意、また不利な状況に陥るために決めるものではない。
2.ルールの変動および修正(増加・減少、意味の改変など)について、私たち二人によって、状況と判断の上に、もう一人の合意を得てから可能だ。
3.ルールを修正する時、時間と場所は二人の合意の上で、討論しなければならない。
4.この「前提条件」もルールの修正箇所に含める。「前提条件」を修正するたび、同じく「前提条件」第1.2.3の項目をもとに修正する。
認識のずれがないか、私たちは文字の意味を確認した上でこの四つの前提条件に決めた。
「お前が『ルール』を決める前に、俺も気になることがあったんだ。」ロードルフ子爵は紙の上に「線」を書いている。書いているものは、さっき決めた「前提条件」だ。
事務の仕事でよく見たから、ロードルフ子爵は文字を書いても、私には「線」しか見えていない。
一応書く前に確認させたが、やはりロードルフ子爵が文字を書いても、私にはただの「線」しか見えていない。
本当にわけがわからない。
(何?)
「お前、『文字』がただの『線』しか見えないだろう。俺が書いたものに信じるのか?」
(信じるよ。)
「何でだ?お前はそこまでアホではないはずだ。」
もしかして、私が気持ち的に信じたいと思いこんでいたのか。いわゆる、理由を言えということかな。
(ルールは信頼のもとに表すもの。あなたが自己解釈で書くなら、お互いルールを確認する時、言葉に表すものだ。
そして、人が嘘をつくとき、もっと嘘をつかなければならない。
あなたは自分に不利な状況をする人じゃないと思う。
それに、あなたにとってルールも一つの「牽制」だろう。
だから、信じる。)
「……ふん。もしここで『気持ち』とか言ったら、お前はただのアホだ。」
やはり、試されたね。
(そうだね。)
「それで、もう一つ気になることがあったんだ。」
(何?)
「お前、文字書けるか?」
(え、書ける……と思う。)正直、わからない。もし私が書いたら、文字は「文字」になるのか?「線」にならないのか?
そうか。さっき私はただ試されたじゃなく、推測のことも考えているんだ。
「俺が文字を書いても、お前にとってただの『線』だろう。なら、お前は何か思いつかないか?」
(そう……だね。確かに気になる。もし「私」が書いたら、どうなるの?)
「知らん。だが、試してみないか?」
迷う。これは確かにとても気になることだ。
だが、私はなるべく身体を借りたくない理由もある。その理由には、重要な要素が「恐怖」、「気持ち」、そして、一つの「推測」だ。
(……やりたい気持ちはある。だが、ルールを決めてからにしよう。心の準備も必要だ。ロードルフ子爵、なぜ必要なのかあなたもわかるはずだ。)
「……そうだな。勝手に推測されるのが不快だが、認めよう。なら、さっさとルールを決めろ。」
(わかった。じゃあ、お互い思いついたルールを発表しよう。)
そして、ルールの大体な草案が決めた。
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ルールの前提条件:
1.ルールを決めることがお互いのために決めるものとなる。害意、また不利な状況に陥るために決めるものではない。
2.ルールの変動および修正(増加・減少、意味の改変など)について、私たち二人によって、状況と判断の上に、もう一人の合意を得てから可能だ。
3.ルールを修正する時、時間と場所は二人の合意の上で、討論しなければならない。
4.この「前提条件」もルールの修正箇所に含める。「前提条件」を修正するたび、同じく「前提条件」第1.2.3の項目をもとに修正する。
ルール:
1.お互いに悪口を言わないこと(例:アホ、間抜け、馬鹿……)、ある程度の荒い口調は大丈夫。どの程度がダメなのかは双方の判断による。
2.少しずつでもいい。なるべくお互いの「気持ち」を無視しないこと。わからない時、「教えてください」と言いましょう。
3.勝手に人や人の人生に評価を付けないこと(例:くだらない人生、つまらないやつ……)。
4.勝手に物事を押し付けないこと。(例:仕事、身体……)必要な時、相談の上で合意を得てからする。
5.仕事の時、無意味な質問をしないこと。意味があっても、時間と場所を考えてからする。
6.お互いに命令しないこと。もし命令する意味は何がある時、その意味は何なのかを教える必要がある。
ルールの増減・修正する場合がある。その時、前提条件をもとに修正する。