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蒼さを忘れた空
運命が待ってる。
始まりと終わりの場所に咲く花。
もうあの真っ青な空は取り戻せない。
水色の空の下、飛行機雲を見つめながら。
今日も忘れるために生きている、
嘆きの丘で刻んだ思い出の傷跡。
泣きわめき叫び散らした淡い心の色。
がんじがらめの世界で、
夢見ることは何処までも自由だから。
思想犯になるよ、
支配者が人を操ろうとするなら。
星の希望を探して、常識なんてどっかへ忘れて。
もうだれにも止められない。
陰謀と結託の未来、
書き換えられた遺伝子の災い。
あなたが心を奪われる何かのために、
臭いセリフを言ってあげる。
どこまでも空が青く透き通って、成層圏の蒼さと同じになったら。
夢の弾薬が再装填される、何もかもが流されてゆく。
ありがとう。
今ここで出逢えた奇跡の証。
本気だったさ、振り絞る勇気の全ては。
無念のままに消えていった魂も、生きる絶望に疲弊する魂も。
激しい雨が洗い流す、永遠の名のもとに。
祈りは誰の幸せも具現化する。
誰もが己の運命と向き合う明日。