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新の詩篇  作者: ノーリターン新
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だって生きてるんだよ

流星の空の下、大地に産まれるすべての命。


心の奥に刻まれたトラウマに苦しみ、


金切り声をあげて泣き叫ぶ。


かけがえのない命が奪われてゆく、無駄な人間などひとりもいないのに。


あんなに恐れた終末を忘れて浮かれ狂っている。


忘れることが生きる道なら、


生きている人間の責任は償い。


寒い世界、残酷な運命、心は癒しを望んでいる。


だって生きてるんだよ。


なんにも出来ないとしても、今この瞬間を。


まなざしと吐息の果てに抱きしめる、僕の名を呼んで欲しいから。


血塗られた星に笑顔の微笑みを、


奪い去れ後悔なんてなくなるほどに。


幾千万の夜が教えてくれた、諦めなければ光は裏切らないと。


いつかめぐり合う魂に想いを馳せる。


世界線の果てで泣いている、夢から覚めてしまわぬように。


降りしきる雨の中で、


そっと指先で触れた優しさ。


激しく憎んだ昨日を信頼の祈りに変えて。


すべて忘れてしまったとしても、


愛だけは忘れないから。




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