559/656
夜の世界
独り身の寂しさを唄に込めて。
孤独な旅は自由な旅。
誰にも気兼ねなく生きることはできるが、
やっぱり淋しい。
誰かと生涯を誓い、寄り添いたい。
夢を見て、夢を信じて生きてきたけど。
道を妨害する邪な輩がいたんだ。
今までの体制を変えられたら困る集団。
旧世界のままでは、いつまでも時代の夜明けは来ない。
いつかこの世界に本当の朝が訪れたとき、
すべての生命を隣人として受け入れることが出来る。
こんなにも容易いチャレンジは、果てしのない困難な道。
人類のファーストステップが踏めない。
人はいつまでも毛むくじゃらの獣だから。




