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純然たる想い
この想いは譲れない。
風のように蝶のように、自由気ままに流れてゆく。
もしも約束の場所で待つあなたが、お年寄りになっても。
心はずっとあの時のクソガキだね。
想い想われて回る世界で、
間違いだと言い張るわからんチンには、
愛のお仕置きが必要じゃな。
沢山儲けた奴より、沢山泣いて笑ってやれよ。
人生なんて間抜けなサルのお遊びだ。
人の心なんて理解しなくてもいい、
夕陽の色を感じていればいいから。
それでも悲しいと嘆くなら、耳元でそっと囁くよ。
あなたがいて良かったと思う存在の為に。
夜明け前の漆黒の闇、街が動き出す匂い。
風に溶けてゆく涙、運命の道標が見えないから。
憎み合いは許し合うプロセス。
何もかもが等しく感じられる明日。