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新の詩篇  作者: ノーリターン新
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人間を好きになろうぜ

心が見えないよ。


こんなに目と鼻の先にいるのに、あなたの心に触れられない。


黄昏の中で一緒に歩いた帰り道、


夕飯のおかずを想像しておなかを鳴らしていた。


いつか分かれてゆく道の途中で、青春という季節が続いている。


大きな空に鳥が飛ぶように、夢を思い描いたキャンバス


あなたの涙の粒が作った海、息継ぎさえ溺れた遠泳。


しかめっツラであいつが文句を言う。


信じられないなんて嘆いていないで、


もっと人間を好きになろうぜ。


退屈だひとりだとか言ってないで、誰かがあなたを見つめてる。


誰かと誰かが出会って世界が運営されるから、


些細な会話の中に隠れてる大事なヒント。


誰もが忘れて過ごしている日常の中の、


悔しいほど惨めな人生を変えてしまうヒント。


人懐っこい顔であいつがやって来る。


今もこの胸に問い続けている、


もっと人間を好きになろうぜ。


あなたの為に世界が廻るから、もっと誰かを愛しぬいてやれ。



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