永遠の刹那主義者
一瞬の刹那の中で感じている永遠。
命を奪い合う世界で命が輝く、
世界はこんなに輝いているのに。
些細な出来事に感動して泣いている。
胸を引き裂くドキドキは、いつでも私を励ましている。
街路樹でクラクションを鳴らす淋しがり屋、理解されない想いは炸裂している。
私は永遠を信じる刹那主義者。
主義主張で傷つけあう人たちに愛を届ける、
クッさいセリフで感動屋さんを育てる為に。
裾をまくり上げ、
息を殺して水面にそっと足先を触れると、願いの波紋が広がる。
荒んだ心に着火して情熱に火をつける、新聞紙で暖をとるように。
痛みを繰り返す世界で絶望にあえぐ魂に。
甘い夢を見ている、容易くはない理想でも。
透明な涙を透過する光のプリズム、心臓から指先に受け継がれてゆく想い。
一途になれない欲望のジレンマ、全てを捨てる勇気の為に。
溜息の夜に、優しくなれたら後悔なんてしないのに。
激しい想いを掻きむしる、
愛だけじゃ生きられないって、愛が大好きなくせに。
そんなにいがみ合っていないで、笑顔を投げかけよう。
悲しみの大地に雨が降る、誰も見たことのない花が咲き誇る。
くちゃくちゃの笑顔に刻まれた涙の痕。
敗北者にだってスポットライト、疑いも不安も完璧の為に必要なもの。
常識なんてクソくらえだから、勇気だって確信に変わる。
心に勝るものはないよ、ときめきが灰色の世界を塗り替える。
誰だってこの絶望を生きてる、祝福の明日の為に。
私は永遠を信じる刹那主義者。
腐った眼で死んだように生きてんじゃねーぞ。
せっかく生まれてきたんだ、心を磨いて輝いて見せろよ。