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新の詩篇  作者: ノーリターン新
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永遠の刹那主義者

一瞬の刹那の中で感じている永遠。


命を奪い合う世界で命が輝く、


世界はこんなに輝いているのに。


些細な出来事に感動して泣いている。


胸を引き裂くドキドキは、いつでも私を励ましている。


街路樹でクラクションを鳴らす淋しがり屋、理解されない想いは炸裂している。


私は永遠を信じる刹那主義者。


主義主張で傷つけあう人たちに愛を届ける、


クッさいセリフで感動屋さんを育てる為に。


裾をまくり上げ、


息を殺して水面にそっと足先を触れると、願いの波紋が広がる。


荒んだ心に着火して情熱に火をつける、新聞紙で暖をとるように。


痛みを繰り返す世界で絶望にあえぐ魂に。


甘い夢を見ている、容易くはない理想でも。


透明な涙を透過する光のプリズム、心臓から指先に受け継がれてゆく想い。


一途になれない欲望のジレンマ、全てを捨てる勇気の為に。


溜息の夜に、優しくなれたら後悔なんてしないのに。


激しい想いを掻きむしる、


愛だけじゃ生きられないって、愛が大好きなくせに。


そんなにいがみ合っていないで、笑顔を投げかけよう。


悲しみの大地に雨が降る、誰も見たことのない花が咲き誇る。


くちゃくちゃの笑顔に刻まれた涙の痕。


敗北者にだってスポットライト、疑いも不安も完璧の為に必要なもの。


常識なんてクソくらえだから、勇気だって確信に変わる。


心に勝るものはないよ、ときめきが灰色の世界を塗り替える。


誰だってこの絶望を生きてる、祝福の明日の為に。


私は永遠を信じる刹那主義者。


腐った眼で死んだように生きてんじゃねーぞ。


せっかく生まれてきたんだ、心を磨いて輝いて見せろよ。


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