表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約7年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

愛憎の接点を食らう

作者:難読
椎名雪広は孤独だった。それでも、人間が好きだった。
自分が人間であるから、仕方なく人間として生きていた。
それくらい自分と世界との乖離を感じながら、人間を愛していた。

彼は義務教育から無機質であったものの、当たり前に人間らしい人間として友人を作り家族と過ごし、大学生になった。自分が人間であることは大前提ではなく、偶発的なものだと考えるようになったのは、大学に入ってからであった。自らが人間として存在している根拠は、説明の出来ぬ好奇心だった。1が1である根拠を求めるように、それが無意味であっても問いかけてみたいと本気で思った。

そうして振り返ってみると彼には、人間の人間らしいドラマがあった。
けれどそれは、人生にとってほんの一部でしかない。

人間としての感情を、感情のままに解き放つこと。
人を、愛するということ。

彼は紛れもなく、人間であった。
誰よりも人間らしくない彼が、恋をする。

それがまた、人間らしさというものであると知っていく。
日曜日の早朝
2017/04/12 22:17
喜びの人
2017/08/23 23:13
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ