~美しく謎に満ちた国~
誤字・脱字があるかもしれませんがご了承ください。
ひよこまめの作品第二作品目です!ファンタジーを作るのはやっぱり難しいです(^-^;
「もっとこうした方がいい!」などというご感想がありましたらコメントに宜しくお願いします!
まだまだ初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします(≧▴≦)/
伝説の生き物が出てくるのですが実際に調べてみると結構美しいです!!!ぜひ調べてみてください!!!
青い空。白い雲。雀や鳩の鳴き声。隣人の目覚まし時計の音。いつもと変わらない朝…
今日もいつも通り…そう思っていた…
僕は1人暮らしで彼女もいない。まぁ、普通の大学生だ。
いつも通りに起きて、朝食を食べた。そして学校に行く支度も済んで、外の世界へ足を一歩踏み入れた。朝は人通りが少なくていい。朝市があって、少しにぎやかなところはあるがそれもまたいいところだ。
そんな爽やかな朝に、運命を揺さぶる出来事が起きた…
僕が信号を待っいて、青信号になり信号を渡っていたその時だった。向こうから、赤信号にもかかわらず軽トラックが時速約80キロで突っ込んできた…と同時に僕は記憶を失った。
・・・・・・・・・
…目が覚めた。…ん?なにか違和を感じる。
「どこだここ…なんか、めっちゃきれいなところだな。変なの。」
僕の目の前に広がる景色…エメラルドに光る湖。まるで生きて動いているかのような木々。見たことのない生き物。妖精…何もかもが違った。
「そうだよ!僕は頭を打ったんだ!きっとそうに違いない。どうやって帰ろう…ていうか戻れるのかな…学校休んじゃったな。はぁ、怒られる。」
頬を抓ってみた。…痛い…
あああああここどこだあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
考えられない現実に不安しかない僕。そんな中、向こうから何かがやってきた。女の子だ、僕と同じくらいの年の女の子だ。彼女は不思議そうにこっちを見てくる。
そして興味があるのか、僕に近寄り少しの時間見つめ合った。
「…あなたは誰なの?どこから来たの…?」
「僕は、日本の横浜ってところに居たんだけど、軽トラにひかれそうになって気づいたらここに居たんだよ。」
彼女は、Hah?とでも言わんばかりに疑ったような顔をした。
「ここはどこなの?」
「ここは、Un beau pays、美しい国っていうの。木や湖の精霊、妖精、守り神、ゴブリンやグリフォン、ケンタウロスなどの伝説の生き物もいるわ。」
僕は歴史学と、神話などを研究している。でも、本当に存在するなんて想像できなかった。
でもやっぱり、信じられない。じゃあなんで彼女はココに居るんだ…
「君は何でここに居るの?人間…だろ?」
「私はこの国の守り人の種族なの。人間とも、生き物とも、木々や湖とも心を通わせることができる。」
彼女の雪のように白い肌で、透き通るような美しい声をもっていた。
-彼女と話しているうちにいくつか分かったことがある。
1つ、ここは明らかでは日本ではない、イギリスでもヨーロッパでもない。未知の国であるということ。
2つ、ここは、今の時代じゃないということ。
3つ、僕はこの時代にタイムスリップした。それには理由があるらしいが、よく分かっていない。きっと何かが起こるんだ。だから僕はタイムスリップした。
彼女と話していると心が落ち着く。なんていうか、あったかい気持ちになれるというか。なんというか。多分人間だから安心しているのかもしれない。でももしかしたら、ニンフとかセイレーンとか人魚かもしれない。(人魚は…ないかな)
僕はここで暮らすことにした。そして、元のところへ帰れる道を探すことにした。
・・・・・・・・・
彼女の家は、山の奥にあった。木の家で、とても可愛らしい家だった。彼女は1人暮らしをしているらしい。僕と同じだ。両親は、別の国で守り人をしているらしい。
「ここは、男手が必要だったから助かった。ありがとう。」
「まあ、力になれるのは嬉しいよ。これからよろしく。」
「…よ、よろしく。」
彼女といろいろ話をして、色々とこの国の事が分かり、一日を終えた。
・・・・・・・・・
次の日。僕は、いつものように早く起きた。けれど、色々と違う。
朝起きると、彼女(あ、付き合ってないからね)が朝食を作ってくれている。そしてその料理もとても美味しそうだった。パンでもご飯でもない。けれど、とても美味しそうだった。
彼女が作ってくれた朝食を食べ終えて、さっそく仕事に取り掛かる。
これから、僕は、この国で新しい生活と冒険が始まる。