魚住、まさかの吐血!?
忘れもしない、2015年10月9日。
夕方から胃がおかしかった。そして、なぜか頭がクラクラしていた。
夕飯ごろにはマシになってきて、でも。
午前2時ごろ、吐き気で目が覚めた。
そのまま吐き気で悶絶していた時、便意が訪れた。
(いま排便すると、絶対吐く……ま、いいや、吐いちゃおう)
そう考えて、トイレに入って排便&嘔吐(キタナイ話で済みません)。吐いたことで胸のムカムカはだいぶんマシになった。
が……しかし。
吐いた物のいろが茶色っぽい。
(これって……血?)
長い間、胃酸に触れていた血液はコーヒーのような色をしているとどこかで聞いたことがあった。
母親を起こして、言う。
「おかーさん、吐血したかもしれん」
吐瀉物を見て母は言った。
「えー、ほんま? 明日、ちゃんと内科に行きや」
翌日は精神科にいく予定にしてたけど、予定を変更しないといけないようだ。
しばらくして母が言った。
「救急車、呼んだ方がいいみたいやな」
ネットで色々調べていたらしい。救急車を呼ぶとなると父親も起こさないといけない。
父親を起こして、119番を押す。
しばらく救急隊員の人と母が話をしていたが、わたしの持病の話の段階になって電話を交代。
吐いて楽になっていたわたしは、救急隊員の人に説明する。
程なくしてサイレンの音が近づいてきた。