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ビビりのダンジョン経営  作者: 爬虫類さん
1/4

1ビビり なぜなんだ~!

この小説を見てくださり、ありがとうございます!

僕のこれまでの人生はとても平和で、平凡そのものだった。

そして昨日は、次の日のあるテストを心配しながらではあったが、自分のベッドでいたって普通に眠ったはずだ。

だから、まさかこの台詞(セリフ)を僕が言うことになるとは思いもしなかった。


「・・・・知らない、天井だ・・・・!?」


なぜだ!何故こうなった!僕は神にあってないし魔法陣も見ていない。それにトラックに衝突した覚えもなければ寿命で死ぬ歳でもない!マジで何故なんだ!

「ああもうっ、未練ありまくりだよっ!誰だよここの送ったやつ!誰ですか邪神ですか召喚士ですか、どうでもいいから現代に戻せ!こっちは明日学力診断テストなんだよ!どんだけ大事かわかってんのか?ええ?呼ぶんならほかのやつ呼べよ!しかもよりによってなんで今日なんだよ!ふっざけんなよ!このままだと人生終わったも同然じゃねーか、そこんとこわかってんだろーなー?ありえんわー、そういうところ全く考えてないわけ?お前は一人の人生を終わらせたんだぞ?ちゃんと償えるんだろーなあ!!」


「はあ、はあ、・・・・ふぅ。」

いろいろぶちまけたら、何とか落ち着いてきた。

「とりあえず、現状確認だな。」

見たところ、手足や体は変わってなかったので、おそらく「転生」ではなく「転移」のほうだと思う。

あ、あとあれもやってみなくちゃな。

「ステータス!」

――――――ステータス――――――

名前:大林 凌夢(15)

種族:人間(♂)

装備:異世界のパジャマ(半袖)

   異世界のパジャマ(半ズボン)

 

HP 120/120

MP   0/0


攻撃 135

防御 100

魔攻  0

魔防  1

速さ  90

〈スキル〉

・異世界格闘術 Lv1

            閉じる

―――――――――――――――――――――


「・・・・・・チートないんかい!!」

おいおいマジかよ。現代人にサバイバルしろって?むりむり。

あと、「異世界格闘術」なんてすっごいチートっぽいけど、僕は騙されないからな。

これ、部活でやってた柔道のことだろ?使えないから、それ。三年間やってたのに結局黒帯取れなかったし。

どうでもいいけどパジャマもただのパジャマだった。


さ、こんな雑魚ステータスは置いといて、次は自分のいる場所だな。

まあ、まずはこの真ん中で浮いてる球体だよな。

とりあえずさわってみた。

ブオン

「うおっ」

さっきのステータス画面のような青い画面が出てきた。

――――――――――――― 設定 ――――――――――――――――

・知的生物〇確認しま た。

・●象の記憶にある言▲を標準■語に 定しま た。

 言語いんストおル中・・・・・

                  閉〇る

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ん?」

最初は読めない文字だったが、どんどん日本語化していくのがわかった。


ピローン


すべて読めるようになると、画面が変わった。

――――――――――――― 設定 ――――――――――――――――

あなたはこのコアの所持者になることができます。

    所持者になりますか?

  YES          NO

        対象の応答を待っています・・・

                  閉じる

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いきなり選択!?っていうか所持されるのに普通許可求めるか?

これは罠なのか?だったら触らないほうが良さそうだな。

とりあえずこれは置いといて他にできることあるか探してみるか。


・・・・・無いな。あるのは球体(コア?)と岩だけ。

なんでこんなに明るいのかなって思ったけどどうもこのコア?が光ってるっぽいし、さっきの選択肢以外できることないんだよね。

うーん、YESかNOかって言われても、ねえ?NO押したら餓死するのは目の見えてるからなあ。

しょうがない。YESを押すか。

ポチッとな。

ピイィィィ

その瞬間、コアからレーザー光のようなものが出てきて僕に胸に刺さった。

「わあああ!!・・・・・・・ん?」

死ぬ!って思ったけど、まったく痛くなかった。そして訳が分からないうちに、その光は消えた。

いつの間にか画面が変わっていた。

――――――――――――― 設定 ――――――――――――――――

・あなたの魂をコアに統合させることに成功しました。

 以後あなたはコアが破壊されない限り死ぬことはありません。


・あなたのステータスが変わりました。後ほどご確認ください。


・前所持者からのメッセージがあります。後ほどご確認ください。


あなたはこのコアの所持者です。以後、このコアを自由に使うことができます。


これで、全ての設定が完了しました。お疲れ様でした。

                         閉じる

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ええええええええ!どゆことよ、これ!なに?これ壊されると僕死ぬの?

マジで!?いや、落ち着け、落ち着くんだ。

要はこれを壊されなければ死なないってことだろ?大きな進歩じゃないか。

そういえばステータスを後で確認しとけって書いてあったなー。

「ステータス!」

――――――ステータス――――――

名前:大林 凌夢(15)

種族:迷宮管理人(人形態)

装備:異世界のパジャマ(半袖)

   異世界のパジャマ(半ズボン)

 

HP    -  (コア)

MP   0/0


攻撃 135

防御  -     (コア)

魔攻  0

魔防  ―      (コア)

速さ  90

〈スキル〉

・異世界格闘術 Lv1

・コア復活

            閉じる

―――――――――――――――――――――

ん?このコア復活ってなんだろう?画面に触ってみた。

ピコンと音が出て、青い枠がもう一つ出てきた。


 コア復活・・・体が維持不能になったとき、コア付近で復活する。

        コアに魂があるので、記憶やステータスが変わったり消えたりすることはない。


わーお。さっき「設定」で書いてあったのはこのことだったのか。まあ、だからって死にたくはないけど。

だけど、これで餓死することはなくなった。一安心だ。


更新速度はかたつむり以下です。

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