表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本へ  作者: じろう
2/12

8月23日 1

 今日も帰宅する足が重いぜ、帰り道を、俺の心の中だけに住む、俺だけに見える友達、小学校以来の親友スティーブン3世と、会話をしながら、帰宅の途に就く、今日のディナーは何だろう、今日まで6日連続でシュウマイだったから今日は違うのが良いな


 しかし、この前は、不思議な夢だったな・・・爆発で腕だけになった女の人を抱きしめて泣くなんて、どんなホラーだ、サイバ○マンの自爆攻撃でお亡くなりになったあの方も身体全部残っていたのに…でも、不思議と嫌な感情は無いんだよな、むしろ誇らしいと言うか、なんというか


 そんなことを思いながら、レンジで温めたシュウマイを取り出す、7日目だ…



 トドの化身が、何やら話しかけてくる、こいつ人間の言葉しゃべれたんだ、とりあえず、会社でも3番目によく使うスキル、【聞いているふり】を発動した、このスキルは、磨きに磨きをかけたから、ちょっとやそっとじゃ破れないぜ、どこからでもかかって来な!


「ちょっと、聞いてるの!?」目の前のトドの化身はテーブルを叩く、ぐはっ、すぐ看破された、こいつやり手だ、さすがボスキャラ、トドモス


 ようは、ジジィの具合がよろしくないらしい、正直どうでもいい、他人だしな、くだらない話を聞く日課なくなるし万々歳だ、心の中で、スティーブンと「マンセー、マンセー」とか、強制的に喜ばされている支配された人間遊びをしていると、聞き覚えのある声が俺を呼ぶ


 誰だ、お前は? 悪党になのる名前はない! 成敗!! なんて、ロムストー〇ごっこをしながら、息がくさいジジィの横の席に着く、モノボルの息を華麗にかわしながら、酢昆布を食べる、このターンでよく使うスキルだ、常時発動型の便利なスキルだ、ジジィ型モノボルを相手にするにはなくてはならないスキル。


 

 今日もチチハルから汽車に乗るところから話が始まる、前回あの夢の後から、お世話になった人にお礼を言えなくて悔やんでいると言うくだりはなくなった、それと、必ずあの布を手に持っているようになった、と言っても、すぐ寝ます、何言ってるかわからないし、心の中でスティーブン3世とたわむれ満足したら、時間飛ばします。


 キングクリムゾン発動!! なんちゃって




 目を覚ますと、汽車の中


『チチハルから出た汽車の中だよ、こっちだと自由にしゃべれるから、楽しいね』と、スティーブン3世の解説が入る


 あほか、もしかして、また、何かしないと死ぬの?


『そう、強い後悔を抱えている出来事を払拭してあげてね』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ