隼の役目
僕ができること…
僕ができる何か…
それは…
“現実”に居る僕がしていること…
小説を書き、みんなに夢を持ってもらう
それが…僕の生まれた理由
僕の役目…
帰りたくない…
子供なら誰でも思うこと…
楽しいことはやめたくない…
何で苦しみがある…?
僕に…チカラガアレバ…
「お~~い、クラ~。連れてきたよ~!」
ばかでかい声で叫ぶディア…クラは地獄耳だった…それはみんな知っていることだ。
「~~!声でかいよディアっ!」
「いつもの事じゃん☆」
それより、とディアは言い、連れてきた人物を隣に立たせた。
「クラっ、この人がホウド☆イケメンだろっ?」
ホウドは戸惑いながら言った
「そりゃないなディア…俺よりクラさんの方がどうみてもイケメン…」
「クラって呼んでくれ、それから俺はイケメンじゃあない。」
…これで、なんとかなるなぁ…と、少し安心…
「突然だかホウド…頼みがある。」
「本当に突然だなぁ…」
ホウドは苦笑した…でも、言うしかない……。
それで…?と、ホウドは続けた
「頼みって?」
「あぁ、実は…」
ーーーーーーーー……
「なるほど…なるほど…つまり、隼って人を帰すために、時が必要と…」
「そういうこと、」
ホウドは微笑み、ウィンクして見せた。
「Okクラ、ディアの親友に悪いやつなんかいないからな…。」
「そうか、ありがとう。」
これで、隼が帰れる…
ふっと視線を感じたので振り返ると…
そこには隼がいた。
「隼、やっと帰れるぞ。っ言うか、帰らなくちゃいけないんだがな…」
隼は少しうつむき、悲しそうにたずねた
「やっぱり…ここに居ちゃいけないの?」
クラはさびしそうにしている隼を、慰めるようにつぶやいた。
「そうだ、帰らないといけない…。」
「そう、帰らないとね☆」
いつから居たのかは知らないが、クラの隣にナミッチが立っていた。
ナミッチはにっこりと微笑みそして続けた。
「この夢を見た……ってことはこの夢を語ることができる……。語って、この夢の世界を広げる…それが隼の役目、だから…かえってほしい……現実に。」
隼は顔をあげてクラとナミッチをみてたずねた。
「また…ここにこれる?」
「ああ、これるさ」
クラは微笑み、告げた
「寿命で死ぬときに、自分が願っていたことが叶う…だから、お前が大人になり、おじいさんになっても、この夢を信じていられるならここにこれる。」
「本当に?」
隼は目を輝かせてクラをみた
「ああ、本当だ。」
クラは笑顔だった…。
「じゃあ、お帰りの時間です。」
ナミッチがかしこまったように言った。
すると…あのとき、あの招待状をもらい、サンポマエに出たときに現れた扉が召喚された…
ナミッチの魔法で扉が開く
そしてその扉の向こうには…隼の部屋が広がっていた
隼はその扉にはしり…
向こうの世界とこの世界の境界線まで行って足をとめた
隼は最後に振り返り、クラやナミッチ…ディア、レジェント…パル…その人たちを…夢の住民をもう一度みて…叫んだ
「忘れない!!僕が広めてみせる!!クラたちにまた会うその日まで!!」
それを告げ終わると彼は…境界線を越えていった。
「では、時をさかのぼり…ナミッチの招待状をもらった後の部屋に…。」
最後にホウドが唱えた呪文…
これで…元通り…
50年後ーーーー……
65歳になった隼は、夢をまだ見ていた。
小説を書き、絵を描き、自分の夢を捨てなかった。
孫はそんなおじいちゃんが好きだった。
とっても楽しい話をしてくれるからだ。
「ねぇ…おじいちゃん!お話して~」
「いいとも、ピー村という世界のお話じゃ。」
=
とある宇宙に、とある星が生まれた。
此処は地球と呼ばれるほしとは違い、二次元に存在し、誰もの心に生まれる星…
そしてコノ星には人の「夢」もしくは「妄想」「理想」が住み着いた。
人々はコノ星のことをわすれ、現実…つまり地球を見るようになってから成人する。
「夢見ていいのは子供だけ。」そんなことをつぶやいた大人たちがいた。
夢は誰もが平等に見れるもの…
それを「みていたら子供」のようにあつかい…
“夢”は薄れていった。
ある日、その夢はまた動き出した。
その夢は…
「君の心の中にある…」
これでひと時は終了!!
短い!!まっ・・・仕方ない^^;