表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

隼の思い

僕がここにこれた理由・・・?

簡単なことだ。




僕は・・・・・






ある人に作られたキャラクターでしかないんだ。






だからこれた・・・。






それだけ・・・・・。





「えぇぇぇぇっ!!!!クラっ・・・本当にもう14日!?!?」

あまりのことに驚きが隠せなかった。

「そうだよ、さっきも言った。」

クラは冷静だった。

「ねぇっ・・・・どうしようっ・・・」

僕だけがあわてていた。

クラは、「落ち着け」とつぶやき、ある人物の名前を口にした。

「ナミッチに聞けばいい、何考えてるのかわかるだろう・・・。」

僕は思い出した・・・。

ディアに任せるといっていたナミッチを・・・。

「・・・クラ?ディアっている?」

クラはある方角を見る、青髪の人がこちらを見ている。

「あいつがディアだけど?」

「あっ・・・やっぱりそうなんだ・・・・。」

パルたちの言っていたことは本当だったんだなぁ・・・。

不意にレジェントがつぶやく、

「ディアか・・・なるほど、ナミッチはきっとディアに時をもどしてもらおうと考えているのだろう・・・。」

クラは手をたたいた。

「なるほど!ってことはディアも人間界に連れて行くのか?」

「そうなるだろうな」

レジェントは冷静にこたえたが・・・ふっと何かを思いついて顔をしかめた。

「しかし、こちらの時が動かなくなるな・・・・。」

時が動かなくなる・・・ってどういうことだろうか・・・。

動けないのかな・・・。

いきなりパルが何かを思いついたかのように叫んだ。

「そうだ!!時の世界からディアの代わりをつれてこよう!!こっちにきたい人の中から!!」

クラとレジェントは同時に言った。

「流石パル、名案だ」

二人は笑顔だった。




「あのさぁ・・・クラぁ・・・・そろそろシカトやめて?」

「ん?ああ、ディアいたの??」

「酷い!!」

ディアは音もなく忍び寄っていたらしい・・・いや、何度も呼びかけていたらしいが・・・。

俺には聞こえなかった。

ディアはぶすっと頬を膨らませていった。

「僕が新しい友達を紹介しようとしたのにさぁ・・・」

今かよ・・・と俺は思った。

「・・・いまはちょっと・・・・」

今は忙しいの・・・という思いを乗せてつぶやく。

「え~そんなぁ」

ディアは少しため息をついていった。

「時の世界にいたときの大親友・・・ホウドがきてくれたのに・・・。」

なんというgoodなタイミング・・・。

俺はにやりとわらいディアに言った

「そうか、ちょうどいい、つれてきてくれ。」



僕は・・・帰らなくっちゃいけないのか・・・・。

もっとこっちにいたいと思ってしまうなぁ・・・。

なぜって・・・簡単だよ、

こっちは楽しい・・・・

あっちは苦しいだけだ。

馬鹿げた苛めがあって・・・犯罪があって・・・戦争があって・・・貧富の差がある。

誰もわかっちゃいないんだ・・・。

同じ人間であることを、

誰もわかってないんだ。

犯罪、苛め、戦争・・・これらが意味のないことだって・・・。

貧しくなりたくてなったんじゃないのに・・・・


それに比べてここは、

この村は・・・

この村にいる人物全てが友達で、助け合い、やさしくて・・・・

仲間はずれにされた・・・ってことをこういう風に考える人たちの集団・・・。

「仲間はずれ・・・?それってこの世に一人で、特別だってこと?」

どんなことにも負けず、どんな困難も仲間と一緒に・・・

仲間のために・・・


この村はいいところだと僕は思った。

カエリタクナイ・・・・・。


ナラバ・・・



カエラナクテモイイヨウニスレバイイ・・・・。



そんな力・・・僕にはないのに。

あぁ・・・僕は・・・僕の世界を捨てたい。

いらない・・・。

あはははははは・・・・・。


嗚呼・・・へたくそwww

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ