伏兵
鶺鴒朏、未明。『四の城』にある西の塔。黴の臭いのする螺旋階段を、息を切らしながら駆け上がる小太りの老人がいる。正教会内赦院の長、ハンフリー・スコットである。くりくりとした白髪を揺らし、時折苦い顔で左膝を労わりながら、根性で上ってゆく。
彼は最上部に到着するや否や、哨戒していた禁軍兵士の双眼鏡を奪って、窓から外を眺む。まだ仄暗い東の空の下、ずらりと敵兵が並んでいるのが見えた。その数、凡そ二師(5000人)。横陣である。
朝の風に翻す旗の紋章はファルコニア伯爵領のものが殆どで、それからピピン公爵領のものが少々。中には亡き王アルベルト二世の王旗を上げている部隊もあった。
「せ、斥候は何をしていたのかっ! 何故こんなに近くに来るまで気が付かなかったっ!」
ハンフリーは真っ青な顔で唾を散らしながら兵士に怒鳴った。
「相手は所詮二師。こちら、城方は三師。然したる脅威では御座いませぬ。スコット氏までお伝えするまでも無いかと」
「愚かなッ! 驕り高ぶるなッ!」
そして、胃を押さえる。キリキリとしてきたので。
「わ、儂はなっ。禁軍を城に迎え入れたのだぞっ。万が一にも負ける事など許されぬっ。城が落ちれば、き、金で靡いた儂などは処刑だっ。そうに違いないっ」
「ご安心を。二師では城は落ちませぬ。戦は数にございます。城落とすには一軍(12500人)は必要かと」
「だ、大丈夫なのだなっ? 万が一にも負けることは無いのだなっ?」
「無傷で勝てまする」
「ああ、貴殿らを城に入れてから血尿が止まらんのだ。頼むから早く儂を安心させてくれ」
そう言った時、双眼鏡で丘を見ていたハンフリーが気がついた。ずらりと並んだ敵兵らの壁の前、何かがひょっこりと出てきたようだ。
「あ、あれは何だ……?」
どうやら、驢馬に跨った男のようである。しかし、服は着ておらず素っ裸。後ろで手を縛られていて、頭には尖り帽子を被せられ、そこには何やら文字が書かれているようである。
「あれは裁判で被告に被せられる帽子か?」
ハンフリーはその文字を読み取ろうと、目を細める。
「な、なに? 『私は肉壺です』? ちょ、挑発か! 挑発であるぞ! 全軍に下知せよ! あの挑発に乗るでないとっ! いいか、絶対に乗るなっ! 乗れば相手の思う壺じゃ! わっ、罠とか仕掛けてあるに違いない!」
□□
「俺を殺せーッ! 頼むから殺してくれえッ!」
リューデン公爵家の次男、禁軍の将フィン・ダーフは驢馬の上で涙ながらに叫んだ。
「こんな屈辱はないッ! 死んだ方がましだッ! 殺してくれーッ‼︎」
伯爵領軍の兵達がぎゃあぎゃあと奇声を上げ、『城に籠ってないで出てこい』と挑発する。何人かの阿呆が下半身を曝け出し、自慰の手の動きで城方をさらに挑発。
横陣の中央、ソロモンに跨るクララは御祭り騒ぎの中、凛として城を見据えている。だが、内心は困惑。
(怖い怖い怖い怖い……)
隣で老兵ネイサンが言う。これだけ騒がしければ周囲に声は届かないから、普段のクララとして接した。
「凄まじい挑発ですな。我が軍にはない発想にございまする」
「しょ、正直に言えば、不憫に思います。あの禁軍の将が」
ぽつんと原の真ん中で泣き喚くフィンを見て、クララは眉を顰めた。なお、尻には泥が塗られているようで、嫌な演出だと思うと同時に、妙に感心してしまった。こんな下品な挑発でも、芸は細かいのだなあと。
「ですが効果はあったようですぞ」
ネイサンは正面、1哩(1.6㎞)先の城門を指差す。閉ざされていた門扉が開いた。
「あの城にはリューデン公爵領軍が詰めていますからな。主人の子息がこれだけ侮辱されているのです。一廉の騎士ならば、怒り心頭に発する筈」
城門から出てきたのは、馬に乗った騎士であった。仰々しい装備であるから、恐らく将だとクララは思う。その騎士は城の方面に向き直って、槍を天に掲げた。
「……城に向かって、何か叫んでる?」
「城内に詰める兵達に発破を掛けているのです。例えば、このまま屈辱を味わっていて良いのか、だとか、お家の恥だとは思わんのか、とか。雄弁に述べ立てているのでありましょう」
そして城からおーっと野太い掛け声が上がり、山々にこだました。
「どうやら、攻撃に転じるようですぞ。薬効が現れたようですなクララ殿」
「良薬ではなく、苦いだけの薬ですが……」
「然ればこそ苛立つというもの」
戦闘の気配に味方の意気は最高潮、兵達は更にぎゃあぎゃあ叫び収拾がつかない。まるで縄張りを荒らされた猿である。
城からは微かに喇叭の音が聞こえて、各城門が開いた。そしてばらばらと騎馬隊が外に出て横陣を作ると、次いで槍を持った歩兵が騎馬隊の後ろに並んだ。
「さあ、ご指示を。城からの砲撃と一緒に、彼奴等が突っ込んできますぞ」
クララはごくりと生唾を飲み込んで、ゆっくりと深呼吸をした。ソロモンはクララの緊張を感じ取り「自信を持て」と尻尾をぶんと振って励ます。
意を決し、クララは右手を高く上げる。手信号、五指を伸ばして掌を翻し『前方』、五指を立てたまま2度下に腕を引き『守備行動』。
「盾を構えよ! 砲撃が来るぞ! 魔導隊は防護壁を展開!」
魔導隊が詠唱を初め、兵も盾を構える。しかし伯爵領の兵士たちの内、約6割は未だに猿が如く奇声を上げ続け、守備体制に入らない。中には腰を振って挑発を続ける、度を超えた阿呆もいた。興奮しすぎて、すぐに止めることが出来ないらしい。
城の各所から、カッと激しい光が放たれた。次いでドンと発砲音が聞こえて、弾がひゅんと飛んで来た。兵達は急いで大盾を構え、しゃがみ込む。
防護壁が砲弾を防ぎ、上空で爆発。しかし幾つかは壁を貫いて着弾、各所で兵馬を吹き飛ばした。
リューデン公爵領軍は大砲で相手が怯んだと見込んだのだろう、喇叭の軽快な音と共に騎馬隊が一斉に突撃開始。土煙をあげて突進してくる。その後ろ、槍を持った歩兵も突撃。どどど、と地を震わせながら、それらが近づいてくる。
「ネイサンさん」
「はい」
「一番槍は狙われていますよね?」
「勿論に御座います。ソフィア殿下の兵、それから、伯爵領の血気盛んな騎士達が仕掛けようとしている模様」
クララは離れた場所、陣の右翼にいるソフィアを見遣る。近習のパウエルと何かを話しているようであるが、一番槍の事だろうか。確かに彼女が率いている小隊、陣からはみ出る形で前に出ているようだ。
「一番槍を取り逃がしますと兵達が増長し、士気に関わると存じます。将たる無限の威光をお示しなさいませ」
「分かりました。では、伏兵に合図を」
ネイサンが手に持っていた発煙弾に着火した。ぱちんと火花が散り、ぴゅうという甲高い音と共に、赤色の煙が高く上がる。
すると、原の灌木に潜むピピン公爵領軍の銃兵8人が顔を出し、迫る敵騎馬隊に対して一斉発射。
最前線を走っていた敵兵が1人落馬する。8発の内、1発のみが命中。一番槍はピピン公爵領軍所属、猟師のヒースであった。齢46。軍務は今回で4度目、合戦は初。
落馬した敵兵が、他騎馬を巻き込んだのを見てソフィアが声を上げた。
「──なにっ!」
ぽかんと口を開けて続ける。
「一番槍を取られた? ま、まさか斯様な手段で……! ふ、不埒者め……!」
いの一番に突っ込むつもりだった近習パウエルも、目を丸くして驚く。
「ええい、まさか伏兵を用いてまで一番槍に拘るとは! 正々堂々と仕掛けぬ一番槍に価値などない! 禁軍であれば恩賞も与えぬ!」
パウエルが顔を真っ赤にして怒る一方、横陣左翼でウィリアムは嬉しそうに笑った。
「はははは! とんでもない女だ! ああまでして自軍に一番槍が欲しいか!」
隣、赤黒い馬に乗る騎士も思わず唸る。
「面白い女に御座いまするな。そうした卑怯者が出ぬように、目の玉ひん剥いて兵どもを見張っておりましたが、さては罠を仕掛けている時には既に忍ばせておりましたな? いや、違う。ピピン公爵領軍の兵の数は変わってないように見えますから、おそらく、野営地に入れずに忍ばせておいた兵がおったのやも知れませぬ。良い策士! 気に入った!」
「娶る! 俺は娶るぞ! 必ずだ!」
しかし敵騎馬隊なおも猛進。先頭を走る騎士が辺りの灌木に注意せよと叫ぶ。後から追いかける騎馬は灌木を槍で薙ぎながら進む。
「ふん! この程度の罠で我が騎馬の軍団が止められると思うてか! 小賢しい!」
騎士は正面にクララを見据えた。
「装備を見るにあれが将だな。戦乙女とは笑止千万! 女ごときが出来てきて、通用するわけがなかろうッ!」
そして、頭上で槍を振り回す。
「リューデン公爵のご子息を貶した怒り、その身に受けよッ! この槍で貫いてくれ──」
突如、体が沈んだ。原が下に抜けたのだ。
「──る?」
陥穽である。騎士はそれを理解する間もなく穴に落ち、糞を塗られた杭に貫かれて死んだ。他の騎馬も次々に穴に落ち、悲鳴もなく姿を消す。
その様子を見た騎馬隊の1部が急停止。急に動きを止めたので、体勢を保てず倒れる騎馬もあった。だが、怒涛の勢いで迫り来る歩兵達は前の様子にあまり気が付いていないようで、構わず突っ込んでくる。
それを見て、クララが手を上げた。手信号、拳を握って2回手前に引き『射撃準備』。
「火を放てッ!」
五指を伸ばして、勢いよく振り下ろす。横陣の背後に構える弓隊が火矢を一斉発射。魔導隊も火の魔法で追撃。鯨油を撒いておいた場所に火がつき、生き物のような黒煙を上げた。煙に包まれた兵や騎馬は狼狽。敵軍の動きは一気に止まった。
「クララ殿。最大の機会です。輝聖に仇なす不届者共を一網打尽にいたしましょう」
クララは再び手を挙げ、振り下ろす。
「──全軍突撃ッ!」
後方、バグパイプ隊が爆音で愛国歌を奏で、太鼓隊が拍子を刻んで全軍突撃の合図を知らせる。
伯爵領軍騎馬隊が突撃。迫る騎馬隊に驢馬が驚いて、フィン・ダーフを振り下ろした。フィンは団子虫のように地で丸くなるも、奇跡的に馬には跳ねられることはなかった。
騎馬隊は怒涛の勢いで陥穽を跳び越え、煙の壁へ消えてゆく。躊躇する者は1人としていなかった。皆、敵兵を思いの儘に屠るのが楽しみで楽しみで仕方がない。特に相手は混乱しているから、思う存分殺戮を楽しめよう。
「……殿下?」
ここでクララは気がつく。黒い馬に乗ったソフィアが騎馬隊に混じり、陥穽へと向かっていった。まさか、それを跳び越えて煙の中に飛び込もうとしているのではあるまいか。
「お待ちくだされ、殿下ッ!」
近習のパウエルがソフィアを追いかけている。それを見て、衝動で突貫したのだとクララは察した。
ソフィアは一心不乱に馬に鞭を入れ、陥穽を跳び越える。
──悔しかった。
クララに舌戦に負けて、指揮権を取られた。一番槍も取られた。だとしたら、愛する父のために己には何が出来るだろう? そのまま戦場で棒のように立って、終わり? それは我慢ならない。何かをしなくてはならない。悔しさは焦りに変わって、ソフィアを駆り立てる。
「ぬっ! 殿下がいま煙の中に……!」
老兵ネイサンも気がつく。危険だ。最前線は矢が飛び交い、人がもみくちゃになって、上下左右どこから攻撃が来るかわからない。危険すぎる。
「私が行きます」
クララが手綱をぎゅうと握って言った。
「危険ですぞ。なりませぬっ!」
だが、心優しきクララに黙って見ていることなど出来るはずもなかった。王女だからとか、そういうのではない。自分が彼女を傷つけてしまったことで、逸ってしまったと思うから。マリアベルの筋書きに従わなくてはならないけれど、でもやっぱり、彼女を傷つけてしまって良い理由にはなり得ないとクララは思った。
助けなくては。そして、謝らなくてはならない。
「ソロモン、お願いッ!」
賢馬ソロモンは首を低くし、ぐんと地を踏み込む。颯のように走りで、あっという間に陥穽を跳び超え、煙の中に飛び込んだ。もうネイサンの声は聞こえない。
「くっ……!」
熱い。鎧が体を覆っていない部分が、ジリジリと焼ける。だが、熱に気を取られている場合ではない。正面、煙の中、槍を持った敵兵が必死の表情で襲いかかってくる。
クララは背負っていた白楊の杖を握る。杖の先、マリアベルの象限儀が黄金に光り、閃光を放った。まだ瑠璃色を残す西の空、そこに残る三日月が力を与える。
「聖女さまが強化してくれたこの杖でッ!」
えいっ、と振り上げる。象限儀の刃は敵の体を両断。股から避けて真っ二つとなった。クララに血飛沫がかかり、髪も顔も赤く染まった。
──殺してしまったの?
刹那に思う。が、頭を横に振って、考えを振り落とす。
「私だって、人を殺してしまうくらいの覚悟はしているんだ!」
目の色が変わった。そこに翠の炎が宿ったと言おうか、この瞬間クララは戦士の威光を手に入れ、唯の少女ではなくなった。
そのまま勢いよく煙の壁を抜ける。すると、そこは乱戦状態、血で血を洗う地獄の戦場であった。ファルコニア伯爵領軍の騎馬、後から突撃してきたリューデン公爵領軍の騎馬、それから歩兵達が血飛沫を上げながら戦っている。
「殿下は……⁉︎」
クララは辺りを見回す。ソフィアの黒いドレスは目立つから、すぐに見つかった。クララにとって目立つということは、敵にとっても目立つ。彼女は2人の敵兵から攻撃を受けている。剣を振るい、何とか防いでいるようだが、危うい。近習のパウエルは敵将の一人であろう厳しい騎士と激しく戦闘中である。ソフィアが危ういのは分かっていながらも、助けに行く事が出来ない。
その時、馬に乗った大柄な騎士がやってきて、ソフィアの馬の首を切り落とした。それでソフィアは落馬し、馬の血を浴びながらごろりと転がる。尻をついた彼女に、敵兵2人が走り寄る。
「来るなッ!」
落とした剣を拾い、振り上げるが、もう手に力が入らなかった。手から剣がすぽんと抜けて、飛んでいく。
「来るなッ! お願い、来ないでッ! やめてッ!」
ソフィアは涙を流した。……こんなにも自分は無力なのか。
何も出来ない、何もさせてもらえない。いざやってみようとすれば、こうして窮地に陥る。
無様だった。何が王族だ。自分に腹が立つ。クララの言う通り、浅瀬に仇波だ。
敵兵2人が槍を持って突っ込んでくる。もうだめだ、とソフィアは思った。1つの矛先は胸に吸い込まれるだろう。そしてもう1つの矛先は喉元を貫くだろう。
──お父様、無様な私をお許しください。
死を覚悟をして目を瞑った時だった。ソロモンに跨るクララが駆けつけ、2人の兵の背中を裂いた。
「殿下……ッ!」
ソフィアは目を見開く。クララが、助けに来てくれた。しかし──。
「──クララ、後ろだ!」
背後から、馬の首を落とした騎士がクララに迫る。その手に持つのは、鉄塊のような大剣。それを振り下ろし馬ごと両断しようとしている。
「ソロモンッ!」
ソロモンが咄嗟に反応し、後ろ蹴りをかました。蹄は騎士の胸を下から掬い上げるような形で直撃。鎧は意味をなさず、肋骨を完全に破壊。肺に骨が何本も突き刺さった。騎士は血を吹きながら落馬し、倒れる。もう動けない。ソロモンは大きく嘶いた。
「クララ・ドーソン……」
クララは巨馬から降り、呆然とするソフィアに寄る。
「殿下、お怪我は!」
「お前、肩に……」
クララの肩には矢が刺さっていた。煙の中で射られたらしい。興奮していて気が付かなかった。
次いで、ソフィアは気がつく。クララの目には涙が溜まっていた。
「すみません、殿下。私、ずっと胸の奥でつっかえてて」
「え……?」
「軍議の場で、あのような無礼な態度を取った事、お許しください。殿下の気持ちを考えることも出来ず、ただ私の都合だけで貶めてしまいました。私は殿下のことを何も知らないのに、決めつけたことを言ってしまった。私が他人にそれをされたら、どう思うか……」
「クララ、お前……」
ソフィアはしおらしいクララに面食らった。声色も違うし、その眼差しも優しげだ。肩に触れる手は暖かくて、心安い。今までクララに抱いていた印象とはまるで違う、優しい乙女が目の前にいた。だが、不思議とその姿こそが真実であるような気がした。
「良いんだ、クララ。お前の言っていることは間違えていない。私は……」
言ったところで、急に空が暗くなった。何事かと、ソフィアもクララも見上げる。どうやら巨大な影に入ったようで、影は東からやってきて太陽を遮りながら、西にある大白亜の方面へと抜けてゆく。
「翼竜が……」
影の正体は翼を広げた巨大な竜であった。大きさは頭から尾の先まで35呎(10m)。何やら頭に杭のようなものが何本か刺さっていて、時折、血を霧にして吹いているようだった。
クララは杭と杭の間に、少女の姿を見た。美しい祭服に身を包み、赤い髪は朝焼けに燃えている。──間違いない。あれはデュダで出会った赤髪の少女。焔聖ニスモ・フランベルジュだ。
「行かなきゃ」
クララは再びソロモンに跨る。肩に力を入れると、矢傷からしゅうと血飛沫が散った。
「クララ、どこへ行く。まずは魔法で肩を治してやる! 待て! 危険だ、1人で行くな! パウエルを待て! あれは腕が立つ! 行くなら連れて行け!」
ソフィアの声は耳に届かない。クララはソロモンの首を押し、竜を追う。たった1人で行ってしまう。
「クララ、行くな! クララッ!」
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