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⑷『揺れる花火』
⑷『揺れる花火』
㈠
事実上の規定というものは、我々にはしがたいものだ。感嘆の対極にある困難、揺れる花火がどっちへ転ぶかは、不透明な状況である。それでも尚、我々は幸福を求めるだろう、刹那と永遠もまた、対極にあるというのに。
㈡
そんな、限界値を上回る様な、異常状態だから、揺れる花火は、何を意味しても、見る側に感動を与えてくれる、という訳である。何とも、不可思議なことだ、と呟けば、尚更、揺れる花火は、美しく見えるから不思議だ。
㈢
それでも、我々は、意味、に振り回されずに、美の本質を見ていたい。崇高なる現実を、見ていたい。それは、欲どおしいことだろうか。分からないな、分からない。ただ、揺れる花火が美しいことだけしか、分からない。




