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⑵『揺れる花火』

⑵『揺れる花火』



いくつもの、雲の群衆が、空を塞いでしまう。幼かったお前は、その時よく、絶望に駆られたものだ。それでも、天上を信じる敬虔な精神が、空から雲を取り払ってくれるのだ。今日は、花火大会の日だったので、お前は安堵した。



安堵したにはいいが、また、雨が降ったりするかもしれない。揺れる花火が見たい、その精神で、一年を過ごす訳だから、とんでもない心地である。それでもいい、何でもいい、揺れる花火さえ見れれば良い、そんな心境だったに違いない。



俺はその刹那の連続に、耐え難かったよ。どうなるんだ、と心配もしたしね、どうにでもなれ、と思ったけれど、それでもやっぱり、時刻が近づくと、揺れる花火を見たいものだ。崇高なる異次元の、美しさを見たいものだ。

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