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必要な物

「じゃあ明後日ね」


「はい、明後日取りに来ますね」


アクルは笑顔で言葉を述べた


「お願いします」


アクルはお辞儀して店から出ていった


「うん」


店を出たアクルは帰ろうと歩き出したが後から店の娘が慌てて追い掛けてきた


「待って!」


「あ」


「これ、書いて貰うの忘れてた」


「ごめんなさい気づかなくて」


アクルは申し訳なさそうに頭を下げた


「いやいや、私が悪いから」


「これに記入すれば良いですね」


「そうなの、えっと、名前と電話番号だけで良いから」


「名前と電話番号です・・・・・・」


アクルは紙に書こうとして手が止まった、不思議に思った店の娘が声をかけた


「どうしたの?」


「あの」


「うん」


「電話番号がありません」


「え」


「携帯電話持ってないんです」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


お互い長い沈黙をした、始めに声を出したのは店の娘だった


「ないの?ケータイ」


「はい」


「家の電話は」


「実家は外国で(天界?)父は今、電波の届かない田舎(地球外)に居ます」


「あ~~・・・・・」


「うぅ・・・・・・・」


アクルは居心地が悪そうにしていた、顔をうつ向かせて


「よし!」


「ん」


アクルは恐る恐る様子を伺う要に店の娘を見た


「良いよ」


「え」


「だから良いよ、同級生だし何か合っても私が何とかするから」


「え、でも」


アクルは遠慮がちに言葉を述べた


「良いから、その代わり、ここに名前は書いてね」


「ありがとうございます、えっとお名前は」


「私、私は咲真 蒼南」


「私はアクル・レイスです」


「アクルちゃんか、よろしく」


「こちらこそ、よろしくお願いします」


「で、携帯電話どうするの」


「えっーと、どこに有るんですか」


「やっぱり知らない、一人暮らしなら持たないと不便だよ、買いに行く一緒に、場所わからないでしょ」


「良いんですか、お願いします」


「良いよ、ちょっと待っててすぐ準備するから」


「はい」


二人はそのまま一度店に戻った、アクルはお店のイスに座り待っている、蒼南は奥に入り準備していた、それから少したち蒼南が奥から出てきた


「お待たせ、じゃあ行こ」


「はい」


人間でも、こちらの方は色々機械を使うのですね、使い方を覚えなければ、頑張ります!


と心に誓うアクルだった



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