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この人、天然

「制服なんだけど、直すのに2日掛かるから、明後日来て」


「わかりました、明後日ですね」


「そ、えーっと」


仕切りの有る所でアクルは制服に着替え、店の娘はアクルと話をしながらアクルが着ている制服に仮止めしたり身体のサイズを計っていた、そして計っていたサイズを紙に記入していた


「よし、あ、そうだ、直すのが必要ない小物とか今日買って帰る」


「取りに来た日に一緒に出来ますか、実は寮のお引っ越しはまだでして」


更衣室の中で制服を脱ぎながらアクルは更衣室から顔を出し申し訳なさそうな表示で言葉を述べていた


「良いよ、じゃ横一緒に退けとくね」


店の娘はレジカウンターの裏からかごを持ってきた


「これに要るの入れといてね、売り切れたら困るでしょ」


「あ、ありがとうございます」


アクルは更衣室のカーテンを開けぺこぺこと頭を下げなから笑顔で言葉を述べた


「良いよ、それより今は他にお客さん居ないから良いけど、その格好は~」


店の娘はアクルを指差しながら言葉を述べたアクルを見ながら


「えっ、何か可笑しいですか、あっ、もしかして蚊に刺されてます、最近外でおやすみしたので、ダンボールは暖かいですがやはり蚊には刺されやすいデメリットが」


アクルが言葉を述べながら、下着姿でくるっと回ったり、蚊に刺されてないか身体を見て見当たら無いので下着をずらして確認していた


「あ~~~」


店の娘は顔を赤くしていた、なぜか、それは、アクルの姿は下着のパンツのみ、アクルがブラジャーを取り確認していたからだ、いくら同性でも、アクルは見た目が少し幼く見え背が低く童顔で金髪のお人形見たいに可愛いからだ、だがアクルは天使だからか少しずれている


「ないですね~、ん~?」

アクルは勘違いしたまま不思議そうにしていたが店の娘はふと疑問が出てきた


「ん?、ちょっと待って、今なんて言った」


「えっ、今ですか、確か、ないですね~と」


アクルは不思議そうに答えた


「いやいや、そこじゃない、もっと前」


「もっと前ですか、えと・・・」


アクルは何かを考えていると


「外でおやすみしたのでって言わなかった」


「え、はい、言いましたよ」


「えっと、お昼に気持ちよくて公園のベンチで寝たとか」


「いえ、泊まる場所が決まってなかったので橋の下で一晩眠りました」


アクルは淡々言葉を述べたが店の娘は顔を手で押さえた


「は~~」


「ん?」


駄目だ、この子天然だ、これは弟に会わせたら駄目だな、面倒になる、ハ~


「外で寝るの危ないよ!わかる」


店の娘はアクルの両肩を掴み真剣な目で見ながら言葉を述べた


「は、はい」


アクルは店の娘の迫力に負け頷いた


「あと」


「はい!」


「ブラジャー着ようか」


アクルの着けていた真っ白の下着を店の娘に渡された


「でも、蚊に刺されてないか確認を」


アクルはまだ蚊に刺されているのではないかと思い髪をかき上げていた


「いや、刺されて無いから」


「えっ、そうなんですか、じゃあ着替えますね」


アクルはブラを付け始めたが、カーテンを閉めずに着替えていた


「ふっ!」


店の娘がカーテン閉めていた


「ん?・・・ありがとうございます」


アクルは蚊の毒を気にしていた、天使だからもしかしたら人間よりも毒が効くかも知れないと、ふと疑問が浮かんだからだ、だが店の娘はそんなこと知らないから、あぁ天然だと思っていたが、アクルは天界でも天然が入っていると皆思っている、思って無いのはアクルだけだった


「は~、この子、第一寮でも危なそうだな~」


店の娘は小さく呟いていた



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