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第2話 家
「うーん、いい家は無いですね」
そこには物件を視ながら悩ましい顔をした白いワンピースを着た、金髪の美少女が立っていた
「家はやはり安くて学校に近い場所が良いですね~」
唇に指を当て悩ましい顔をしているアクルはなにか思い付いたように右手を左手のひらに、ぽんっと置いた
「あ、そうだ確か私が通う高校に寮がありましたね、見に行きましょ」
アクルは寮に向かうことにした、天使で有るアクルは戸籍がない、天界が事前にアクルの行く高校決めている、だが、住まいなどは自分で探すようになっており、それも試練の一つとか、他にも人間の暮らしに近くするために、色々な試練がある、と曖昧な説明しかアクルは聞いていない
「人間界に来るとき資金を貰いましたが、その後の援助が少ないので、費用は押さえないと行けませんね~」
と悩みながらアクルは歩いていき、高校の寮の前に付くと
「ん、先客がいる」