表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秋晴れに未来人  作者: 橿 ひのき
1/4

当選してしまった…

2030年、今日の日本を代表する週刊誌。

週刊ツライデーが9月末に世界初のタイムトラベルをする現役女子高生に独占インタビュー。

「おめでとうございます!世界初、四次元式時空旅行船ゲンナイタイムエクスプレスの体験者に貴方が選ばれました!」


「1月15日、午前9時くらいかしら、まさかと思って何度も見直したんです。 」

彼女は、くりっとした大きな瞳を輝かせながら、まるでついさっきの出来事の様に取材班に語ってくれた。


「だって私がですよ!こんなどこでもいそうで、学があるわけでもないしー、ましてや、運動神経が良いわけでもないんですよ。」…


「 おまけに私、まだ高校生じゃないですかー!いやもう、これにはほんとびっくり。」


2030年1月15日、世界が驚愕した。


竹橋高等学校1年3組鳩羽みづき。


彼女は世界初のタイムトラベラーに選ばれてしまったのであった。


「あっ、ちなみに現段階で、どこの時代に旅行しようとお考えですか?」


「それはもちろん!大正時代ですよ!」

彼女は張りのある声で公言した。別に誰も彼女が大正時代を選ぶ理由なんぞ分かるまい。



「堀川秋晴(しゅうせい)に会いに行くんです!あの"水草"を書いた、堀川秋晴に!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ