剣と魔法への入口
――外が明るくなっている。
いつもとなにも変哲のない朝。
ただ、一つだけちがう。隣に人がいることだ。
朝七時、
「そろそろ起きた方がいいんではないですか?」
アルタは、エッジに声をかけた。
………
返事はない。
アルタは、ベットのそばにおいてあるメガネを手にした。
「…一人じゃないんだな。」
そう、ポツリと言い、少し笑みを浮かべた。
身支度を済ませ、部屋を出ようとドアに手をかけた。
ふと、後ろを向くとまだ、ベットには、エッジがいた。
「あいつ馬鹿か…」
アルタは、大きく息を吸って
「おい!起きろ!ばか!」
………起きない
溜め息をつき、ドアを開けた
午前八時半
教室には、ある一人を抜かして全員が揃っている。
ドッタドッタドッタ…ドンガラガッシャーン
ギャーー
廊下から凄い音と男性の叫び声が鳴り響いてきた。
五分後に、教室の戸が開き、
無傷のエッジと、包帯を巻いたモイスチャーが入ってきた。
教室は静まり返っている。
エッジは何事もなかったかのように席についた。
モイスチャーも何事もなかったかのように授業を始めた。
またいつもと変わるぬ人なった。
モイスチャーは、連絡事項を生徒に通達した。
「今日は、昨日決めたそれぞれの科での授業になる。
HRが終わり次第移動してくれ!」
モイスチャーは、しゃべり続けている
生徒たちは話を聞いていない。
早く終われという視線を送っている。
モイスチャーは、察したのか話を切り上げ移動を促した。
生徒たちは、盛り上がり、走って教室を出た。
朝九時
剣科は、一~三年までが同じ訓練をすることになっている。
だが、一年生は初めての訓練のため、
これからの、自分の愛刀などを、決めている。
剣科の、講師ロン・メールは、基本事項を伝えている。
「剣科は、一年生は人数が多いが上級生は少ない。
理由はわかるか?脱落者が多いからだ。
お前らもきっと卒業するのは三・四人だけだ。
それでも精一杯頑張れよ!」
生徒たちに不安がつもる…
そんな中気にせず楽しそうにしている人もいる。
そこでロンは
「えー、緊張感持ってやれよー
じゃあ、誘っく上級生から、指示をもらって
訓練に励めよー。俺が来るのはテストの日だけだ。」
そお、言い残しロンは訓練場を後にした。
生徒たちはどよめいている
そこに、上級生が声をかけてきた。
「誘っくで悪いんだがチーム分けしてくれ!
あーっと、申し遅れたえー、俺は剣科部長のヘルだ!
よろしくな!」
ニコリと笑みを浮かべた。
「ねーアリサー。チーム四人だって!後二人どうする?」
アリスとアリサは、真剣に考えている。
そこに、見学会の時に出会った背の高い青髪の少女が、
「昨日名前言ってなかったかな?私は、アクア
ねえ、まだ二人なんでしょ?わたし、入れてくれないかなぁ?」
アリスは、
「もち!大歓迎!いいでしょ?アリサ!
出会い目的のウザいやつじゃないし!いい人だし!」
いつまでも、根に持っているアリサは
えー!もちろん!というかのような笑顔を見せ、後もう一人を探していた。
「ねぇ、私、一人見つけてきたんだけど…ダメかな?
名前はえっと…」
「ソルと言います。」
ソルと名乗る少年は、背は低いが、顔は、優しげな人だ。
「う…うん!もちろん!ありさもオッケーだっていうから!」
アリスは焦っていた。アリサの顔が鬼になっている…
ほかのチームも決まり、ヘルは
「これから、フルマラソンを四回してもらう!
ついてこれないものは帰れ一年生もだ!
初めてだからって手加減はしない!
あ、あとここではまだ連帯責任はないから!各自頑張れ!」
ヘルが言い終えると、外に向かうことになった。
「開始!」
フルマラソン×4が始まった
同時刻
魔法科では、健康診断が行われていた。
何台もの見たことのない機械が並んでいる。
魔力を図る機械のようだ。
アルタは、とにかく早めに済ませることにした。
「はい、えーっと名前はアラテ君?」
「いえ違いますアルタです。」
名前を間違えてしまった申し訳なさなのか顔を赤らめている
ネームプレートを見ると、ハル・モリヤマと書かれている
『異国人か…それほどできるのか…』
アルタがいろいろ考えていると。
「はい、終わり!」
ハルという少女は純粋な笑みを浮かべた。
ハルは、綺麗な金色の髪に葵目…
名前の様子から見てこの容姿はと思ったがハーフという、
可能性があった為とくになにも思わなかった
全員の健康診断が終わり、話が始まった。
「魔法科担当のミレイ・クレイン。
今年はなかなかの奴がいるなか、大半は魔力が魔法を使えるほどない人ね!
これから、一年間魔力だけを上がる練習だけが、
嫌な人は、科を変えることが許されてるけど
どうする?移動する人挙手!」
ミレイの声が響いたあと、
二十人中十三人が手を挙げた。
ミレイも予想外だったのか動揺しているが、妥当か…と悟り話を始めた
「はい!じゃあ手挙げひと移動!どこでも受け入れてくれるから!
残る人でまずは、二つに別れて右側に補助魔法使い
左側に攻撃魔法使い。
はい別れて!」
すると、五人が攻撃魔法使い、二人が補助魔法使いだった。
「はい!えーとー!
…訓練はじめるわ!
じゃあ、えーと上級生丁度人数あってるから、
ペアくんで訓練始めて!メニューとか、全部考えて
一年生を卒業まで導きなさい!以上!」
アルタら一年生は上級生の指示を待った
それぞれ近づいてきて、アルタには、ハルがついた
「これから宜しくね!アリタ君!」
「アルタです。」
これから、魔法の基礎を積み、応用する訓練が毎日行われる
放課後
どこの、科の訓練も終わり。
全員が寮に戻る。
アルタは、同じ科の、ルフという、特別入学だという
まだ七歳ぐらいの少年
十歳離れてるだけあって背も低く可愛らしい男の子だ。
なにか、不思議な雰囲気をもち、なにか、ありそうな少年だ
ルフと別れ自室に入ると、エッジがいた。
「よっ!おかえり!飯どーする?」
アルタは、嬉しくなった‘おかえり’と言う言葉に
アルタは、家族は、いるがほとんど家にはいなかった為
家にだれかいるといのがうれしかったのだ
「今日は食べにどこかいかないか?」
にこりと笑った
「珍しいな!アルタからそんなこと言われるなんて!
よし!どこいく?」
アルタは、笑顔を見せた