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私の人生。  作者: 瀬戸川 琉彩
第二章*新しい道
7/7

─2nd─

育成クラスに入り、最初は麻里コーチに教えてもらっていた。

元から育成コースにいた子もいて、その子たちが水城コーチに教えてもらってる。

練習の日にちは増えたが、麻里コーチとこれまで通り毎日楽しくやってた。

試合にはまだ出る予定はない。

ていうか、出れるレベルではなかった。

育成クラスに入って一ヶ月した時、水城コーチから、

「秋の大会に出るぞ」

と言われた。

「でも、このままじゃ出れない」

そんなこと、当時の私にも分かってた。

「今日から俺がお前らの担当のコーチになる」

私と真奈と莉奈とそして一つ年下の紗代。

この4人が水城コーチが持ってくれることになった。

その日から秋の大会まで本当につらい練習が始まった。

毎日のように怒られ、しばかれ、終わるまで返してもらえず……の日々が続いた。

正直本当につらくてやめたかった。

けど、他の3人もいて、私にはそれが支えとなり大会まで頑張れた。


……だが。

私は不安と緊張で前日の夜から高熱を出して寝込んでいた。

平均台はやっと上で出来た後ろブリッチと前ブリッチ。

それが不安すぎて、試合に出たくなくて。

運がいいって言うか……とにかく熱が出ていた。

そして試合当日。

熱は下がることなく、お母さんからは

「試合だけでてそのまま帰る?」

って言う案も出されたが、

「フラフラするからやめとく……」

と私は結局いかなかった。

これまでしてきた苦労が水の泡…だけど、私は不安で行きたくなかったから、行かなかった。


そんなこんなで私の初めての試合は出ず、5年になり、自然に私は選手コースへと上がった。




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