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店内閲覧~予想?できない~

 店内は…結構いや、かなり広い…

 すくなくともデパートにしては広い。


 「それではごゆっくりとお買い物を楽しんでください」


 まあ楽しめるならたのしみますが

 とりあえず入ってすぐ目の前に設置してあった案内板を見て…


「…順に回るか…」


面倒だがな。しょうがないんだ

どこにどんなものが売っているのかがいまいちわからないんだからそれしかないだろう?


「『身体能力エリア』…ね」


これはまあ予想できる。予想はできる

売っているものが『超人並の体力』とか『驚異の身のこなし』だとか『達人的な体さばき・剣術』だったりするとは考えつくハズはない。だって俺、常識人だから

正確にはだったでこちらの常識とは違うだろうけど


次、『補助強化エリア』


同じく全部言ってちゃキリがなさすぎるので主だったものだけでも上げると

『獣並の動体視力』に始まり『超直感』(決してどこぞの漫画のあれではない。なぜなら正式名称が『野性的な感』だからだ)、『効きすぎる夜目』…。終わりはない


その他『体質』 『設定』 『技術』 『才能』 『特殊能力』 『その他』etc…

いいのかこんなもの売って…才能の売買って…道徳が…。あ、あの世に道徳云々ないのか


「あの世だからいいんですよ」


へーそっか…。…ってちょっとまて!


「めちゃくちゃ今更だけどナチュラルに心を読むな!」


 あんまり自然に会話してるもんで完全に流してたけど、さっきからのあれやこれやを俺は一切口にしていないはずなのだ。それに当然のように返答し続けるお姉さんはそんな叫びもどこ吹く風、にこにこと崩れることのない笑顔が逆にこわい。


 「私のオススメは『読心術』と『閉心術』のセットです。200魄お得となっております」

 「いつ使うんだよ!」

 「技術にあります」

 「いや場所きいてないから!つーか天然!?」

 こんなにシャウトしたの初めてだよ!つかしたくなかったというかする必要ない

…いまだニコニコなお姉さんを見て俺は思う。

よし、もうやめよう。確実に無駄だと思うから。



とりあえず買い物はしようと思います

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