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1.キャラメイク

 今日は待ちに待ったVRオンラインゲーム《First Fantasy》が家に届く日。この《First Fantasy》はVR初のファンタジー要素を前面に押し出したゲームだ。今までは格闘ゲームや、RPGにしてもアクション要素強めのダークファンタジーくらいしかなかった。早速家に帰ってゲームを起動するぞ!


 ゲームを起動すると白い空間に漂っているのがわかる。目の前に入力画面が表示される。まずは名前の入力からだ。名前は…子供だから“キッド”にしよう。


 次は、アバターの設定だ。名前の入力が終わると、アバターの設定画面とともにアバターの見本が現れる。デフォルトの見た目は現実の容姿が反映されるみたいだ。あまりに現実と容姿や体格に違いが出ると、感覚のずれによって事故が起きたことがあるらしい。僕も気を付けないと。


 僕はデフォルメのアバターから少しいじることにした。まず髪の色は緑色が好きだから緑系がいいかな。緑系で違和感が出にくそうな深緑にした。あとは、目元を少し垂れ気味にするぐらいでいいかな。


 アバターの設定を終えたらいよいよゲームの設定だ。まずはJOBを選んでいく。魔法も使ってみたいけど、モンスターとVR空間で戯れてみたいから、《テイマー》を選択だ。


 次は最初に連れていくモンスターの選択だな。目の前に画像がついたリストが表示される。えーと、兎と狼とスライムがいて、最後にランダムがあるな。ランダムの項目に指を合わせると、注意事項が画像の下に表示された。なになに、「始まりの町周辺のモンスターからランダムに選ばれます。」か、面白そうだからランダムにしてみよう。


 ランダムを選択したら、いきなり《テイマー》のチュートリアルが始まった。チュートリアルステージなのか、突然、装備を着て草原に転送された。目の前には、大きな丸い頭に8本の触手が生えたタコに似ているモンスターがいた。名前は《ターコ》というらしい。このモンスターをテイムすればいいみたいだ。

 早速テイムを試みる。


「テ~イム!」


 すると《ターコ》が光に包まれ、光が体に吸収されて、一発で仲間にすることができた。まあチュートリアルだからな。


 どうやらモンスターには名前が付けられるみたいだ。“タコ蔵”や“タコ助”にしようかなと思ったが、よく見ればメスの表記がある。モンスターには雌雄があるのか。あまりそれっぽい名前が思いつか無かったので、名前は“タコちゃん”にした。


「よろしくな、タコちゃん。」


 タコちゃんが触手を挙げ反応する。喜んでくれたかな?


 最後にスキルポイント(SP)を消費してスキルが取れること、SPはレベルアップなどで獲得できることを教えてもらいチュートリアルは終了した。


 そして、全身が光に包まれ、街に降り立つ。いよいよ僕らの冒険が始まった!!!


読了ありがとうございました。

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