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短編小説どもの眠り場

昨日、何も食べなかったら良かった....。

作者: 那須茄子

 下に落ちれば、即死。

 そんなことが、容易に想像がつくビルの屋上で私は落ちる。


 最後、瞳の奧に映った世界は──好きな人が、私を突き落とした光景だった。


 



 落ちる。


 落ちる落ちる。


 落ちる落ちる落ちる。



 空気抵抗をもろに受けた、はだけた部分の肌が物凄く痛い。

 恐怖よりも、苦痛。


 何秒後かには、それよりも大きな死の痛みがやってくる。


 きっと、私が人間としていられるのは。

 あの黒く湿った地面に、叩き落ちるまで。


 人が人でなくなる瞬間は、悲しいほどの醜さが伴う。

 

 私の脳裏に浮かぶのは、押し花のようにひしゃげた肉の塊。

 死んだ人体など所詮、人が毎日食らいついている動物の肉となんら変わらない。


 

 それに加えて。

 こんなに高さのある所から落ちれば、身体から内臓が溢れ出て汚くなるだろう。

 

 

 あぁ嫌だな。

 

 こんなことなら。

 昨日、何も食べなかったら良かった....。

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