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第16話 南雲家で夕食

 それから俺たちはお互いの話をしたり、テレビゲームをしたりした。


 庶民よりって言ってもやっぱり財閥の家で、涼の部屋には大きなテレビがついていて、ゲーミングPCの他に色々なゲーム機があった。


 涼の話によると、ゲームは昔からの趣味で、面白そうなやつがあったらお小遣いで買ってるらしい。


 お小遣いでゲーミングPCやゲーム機が買えるって一体どのくらいもらってるんだろう?


 “コンコン”


 しばらく遊んでいると涼の部屋のドアがノックされた。


 「兄さん、呼んだ?」


 ノックと同時に女の子が喋った。


 「おう、凛入って」


 涼の言葉を聞いてドアが開く。

 入ってきたのはショートヘアのボーイッシュな女の子だった。


 「凛ちゃん、久しぶり〜♪」

 「千秋姉さん久しぶり」

 「凛、こいつは俺の友達の修。修、俺の妹の凛。今は中2だ」


 涼が凛ちゃんに俺の事を、俺に凛ちゃんの事を紹介した。


 「いつも兄がお世話になっています」

 「あ、いえ、こちらこそ」


 典型的な挨拶を交わした。

 お世話になってるって言ってもまだ出会って三日だが。


 「んで、凛。どこ行ってたの」


 涼が凛ちゃんに聞く。


 「ああ、買い物だよ。お父さんに頼まれたんだ」

 「え、買い物も自分たちでやるの」


 驚いて思わず口に出してしまった。財閥家なのに使用人に買い物にいかせたりしないのかな。


 「ああ、さっきも言ったように親父は小さい頃普通の生活に憧れていたらしくて、今は自分たちで全てやるって決めたんだ。うちはまだおじいちゃんが健在だからまだ忙しくないんだ。親父が後を継いだら、忙しくなるから使用人に任せるらしいけどね」


 ふーん。確か克人さんはもう会長さんだったな。


 「あ、後帰りにお父さんに会って、一緒に帰ってきたよ」


 思い出したかのように凛ちゃんが言った。


 「え、てことは親父いるの」

 「うん、いるよ」

 「じゃあ、呼んできてくれない」

 「おけー」


 そう言って凛ちゃんが出て行った。


 しばらくしてドアが開くとそこには克人さんと同じくらいのとこの人が入ってきた。


 「涼呼んだかい……お、千秋ちゃん久しぶりだね」

 「ええ、お久しぶりです。おじさん」

 「で、もう一人の方は……」

 「そうそう、その事で呼んだんだ。こいつは友達の修」

 「如月修って言います。涼には仲良くしてもらっています」


 涼に紹介され、俺は姿勢を正して挨拶をする。


 「これはこれはご丁寧に。南雲明(なぐもあきら)です。あ、良かったら夕飯はうちで食べて行ってください。千秋ちゃんも食べるだろ」

 「はい、いただきます」


 南雲さんから夕飯のお誘いを受けた。俺は良いんだが北条家で用意されてるからな。とりあえず梓さんに聞いてみるか。


 「えっと一回聞いてみないと分からなくて……家に電話してみます」

 「ああ、良いよ」


 南雲さんに了承を得て、梓さんに電話する。


 “プルル〜、プルル〜、ピッ”


 2、3コールして電話が通じる。


 「はい、修様。梓です。如何致しましたか」

 「実は南雲さんに夕飯に誘われたのですが……」

 「はい、わかりました。では、本日は南雲家で夕食を済ませられる、と言う事ですね」

 「はい、大丈夫ですか?」

 「はい、問題ございませんよ。おかえりの際をお電話をください。迎えを向かわせますので……」

 「はい、よろしくお願いします」


 梓さんの電話を終え、南雲さんの方を向き、ご相伴を預からせて頂く旨を伝えると、南雲さんは早速作ってくるとドアを開けた。


 そして出ていく時に、さっとこちらを向き、「にしても、涼が友達を連れてくるなんて珍しいな」と言ってから出て行った。


 うん?涼はフレンドリーだからもっとたくさん友達を連れてきてそうだけど……

 疑問に思って涼に聞いてみる。


 「ああ、昔はたくさん連れてきたんだがな、ほら家って言っちゃ難だけど金あるじゃん。だからそれ目当てに近づく奴もいて、それで親父に迷惑かけたことがあってなそれ以来呼んでないんだ」

 「でも何で俺は呼んだんだ」

 「最初は北条さんと仲良さそうだったから、大丈夫そうかなって思って声かけたんだけど、修はそんな事しないって信じてるから」


 そう言ってくれて嬉しかった。まだあって間もない俺の事を信じてくれて。


 それからしばらく遊んでいるとすると凛ちゃんが「ご飯だよ」って呼びにきて、俺たちはリビングに向かった。


 机には真ん中に大きな鍋があり、椅子の前には取皿が置かれていた。


 鍋の中身はビーフシチューだった。なんとおしゃれな。


 「ここに座って」と涼に案内された席に座ってから南雲さんに話しかけた。


「料理お上手なんですね」

「ああ、最初は全くできなかったんだがな。私の妻は主に海外で仕事していてな。私が主に家事をしているから自然に上手くなってしまったんだ」


 あ、奥さん、涼のお母さんは海外にいるのか。なんかいないから気になったんだけど、深い事情があったら気まずいから聞かなかったけどね。


 そして楽しく夕飯を食べ終わると、ご飯中に電話した迎えが来て北条家に帰るのだった。


 余談だが千秋さんはそのまま泊まるらしい。


 俺なんか美少女が居る家に帰るって言うのに、多分会わずにそのまま風呂入って就寝だぞ。


 リア充爆発しろ!


すみません!忙しくて遅れました!これからも三日おき投稿の予定です。


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