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第二話 とんでもスキルで開墾を始めましました

家に戻る途中、ボルトンさんの家に寄り無事に登録が出来た報告とお礼を言った。

ついでに役場の人の反応を聞いてみた。


「冒険者登録した時に、係りの人が凄く驚いた顔をしていたんだけど何故ですかね?」

「ワシに聞かれてもわからんが、お前カードを貰ったあと、確認しなかったのか」


ボルトンさんに言われたようにカードに出して「オープン」と言うと、目の前に登録内容が表示された。


名 前 タカナシノゾミ


年 齢 35

誕生日 7の月の10と5日

出身地 地球の日本


冒険者ランク E


職 業 冒険者Eランク、商人、古物師、薬師、治療師、鍛治師、錬金術師、料理師、地面師、

建築師、木こり、農夫、橋梁師、占い師、呪術師、先見師、霊媒師、魔導師、


スキル 魔法(属性=治癒回復、光、火、水、土、風、雷、石、創造、空間、重力、精霊)最上位レベル

    鑑定、言語自動翻訳、職業自動変換、職業能力解放、瞬間移動、千里眼、透し、読心、

言語翻訳、自己治癒、魔力無限、スタミナ減即時修復、動物との会話術、精霊との会話術、

    魔獣との会話術、インターネット、時戻り、時昇り、復元、複製、創造主に愛されし者


何これ? どういう事と?


「お前…… これは誰にも見せるな! 言うな! 判ったな!!」

「はい」急いで表示を消した。


ボルタンさんから誰かに見られても良いように、開示編集のやり方を教えてもらい速攻で編集した。

しかし、神の接見と加護とか、精霊や魔獣との会話術なんて聞いた事も無いと言われ、ましてインターネットって何だときかれたが、俺にも分からないとだけ答えておいた。だってヤバすぎだもん。

俺だってビックリしたんだ。役場の人だって驚くわな……。




再度お礼を言って家に帰ってきた。帰巣本能が働いたのか初めての土地なのに迷う事は無かった。


まだ日も高かったので、開墾をしていこう。開拓した分が自分のものだから頑張ればそれだけ報われるはず。

作業を始める前に土地の神様と川の神様、森の神様にお酒とお菓子をお供えして、感謝と開拓の許しを願った瞬間にお供えが消えた。


『お菓子ありがとう』

『お酒ありがとう』

『嬉しいな。嬉しいな。』


えっ? 誰の声?


『僕は大地の聖霊でカウストマージャラピュタ。カウスで良いよ』

『私は森の聖霊でシャウランポートリビウス。リビでよぶのだぞ』

『おいらは水の聖霊でリハンマークトーマ。リハン呼んで良いよ』


俺はタカナシノゾミ。ノゾミでお願いします


『ノゾミ~ ノゾミ~』

『ノゾミよ もっと酒が欲しいぞ』

『ノゾミ~ お菓子ちょうだい』


急いでおかわりのお菓子とお酒を持ってきた。


『ノゾミ~ 開墾するの? 手伝うよ』

ありがとう。カウス

『水の事はおいらに任せておいてね』

リハンもありがとう

『森に使えるものが有るものなら遠慮なく使え、獣の主にも話しておこう』

よろしくお願いします。リビ



ボロ屋には草刈機とミニ耕運機にチェンソーがなぜか有った。専用のオイルも有ったから草刈りから始めることにした。


予定としては川の近くに田んぼを作り、その横に畑を作る。川には橋を架け向う側に果実の木を植えるつもりだ。



『ノゾミ~ お菓子のお礼に僕たちも手伝うよ』

ありがとうカウス。嬉しいよ。

『おいらも手伝う』

リハン。ありがとう。

『森の時は私に言うが良い』

頼りにしますね、リビ。

『任せろ』



「リビにお願いだけど、橋を作る木を切らせてほしい。使うには乾燥させる必要があるから、初めに切り出したいんだ」

『分かった。何本くらい必要だ』

「他にも使いたいから30本。多すぎか?」

『大丈夫だ。100本でも200本でも余裕だ』

「要る時にお願いするよ」

『では、私が選んでおく。印を付けておくからそれを切るが良い』

「ありがとう」



森に入ると立派な木に星印が付いていた。チェンソーで切っていくと丁度30本あった。

どれもこれも切るには勿体無いほどの木だったが…… これどうやって運ぼうか??


『ノゾミは魔法が使えるのだろう。ふむふむ。空間魔法が使えるようだな』


そうなんだ…… さっきステータスを見たけど、たくさん書いてあった驚きが先で良く見てなかったんだよな……


「実は、魔法の使い方を知らないんだ……」

『そうか。では教えてやろう。想像するのだ』

「想像??」

『イメージと言えばわかるか』

「つまり、俺の思った通りになると言う事か」

『簡単に言えばそうだな』

「リビ。ありがとう。やってみるよ」



空間魔法が使えると教えてもらったから、空間に仕舞えるイメージを作って見たら、突如穴が開いた。

どうやって入れるか考えてたら身体が木に触れたらしく、木が勝手に空間に入って行った。


「おぉ~ どうなってるんだ??」


不思議な気もしたが、触れば良いと理解して、すべての木を空間に仕舞う事が出来た。


家に戻って、空間から木を取り出すと枝打ちをして丸太にしてから乾燥作業も兼ねて浮遊魔法を使い川に橋のように掛けた。もちろん蔦をロープ替わりに縛ったよ。


無事に橋も掛かり、明日は田んぼ作りをすることにして今日の作業はここまでにした。



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