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偉人の翼~皇帝ナポレオンと名もなきマリー~  作者: トムさん


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第七話:ノートルダムの戴冠、透明な王冠

一八〇四年、春。

第一統領という玉座すら通過点に過ぎなかったかのように、フランスという巨大な獣は、ナポレオン・ボナパルトという一人の青年に「皇帝」という名の究極の冠を被せようと狂奔していた。


「……殺される。絶対に、殺される」


テュイルリー宮殿の最も奥深く、分厚いカーテンで陽光を完全に遮断された寝室。

薄暗い天蓋ベッドの隅で、ナポレオンは豪奢な絹のシーツを頭から被り、ガタガタと歯の根を鳴らして震えていた。


「王制を打倒したこの国で、自ら皇帝(王以上の存在)を名乗るんだぞ……!? 狂っている。かつてのルイ十六世のように、俺は必ずギロチンにかけられる。暗殺者の短剣が、毎晩俺の寝首を掻きにくるんだ……っ!」


皇帝即位という、人類が到達し得る最高の栄光。

しかし凡人である彼にとって、それは「全ヨーロッパの標的になる」という絶望的な死の宣告と同義だった。

恐怖で胃が痙攣し、ひきつったように浅い呼吸を繰り返す彼を、マリーはベッドの傍らに膝をつき、いつものように優しく、祈るように抱きしめた。


「怖がらなくていいんですよ、ナポレオン。……ほら、これを見てください」


マリーは、彼の震える手に、束になった分厚い羊皮紙をそっと握らせた。

「……なんだ、これは」

「国民投票の結果です。私が、全国の小鳥やネズミたちを総動員して、すべての投票箱の中身を数え上げました。一票の狂いもない、絶対確実な真実です」


マリーのオリーブ色の瞳が、暗がりの中で静かな確信を帯びて光る。


「賛成、三百五十万票。反対、わずか二千五百票。……これが答えです。フランスの国民すべてが、あなたが皇帝の玉座に座ることを、泣いて喜んで、賛美しているのですよ」


その圧倒的な数字の束を握りしめた瞬間、ナポレオンの激しい過呼吸が、ふっと嘘のように和らいだ。

三百五十万という、途方もない肯定の壁。

マリーが彼のために用意した、物理的な暗殺者の刃すらも跳ね返す「数字という名の絶対的な防鎧」だった。


「さんびゃくごじゅうまん……。みんな、俺を、皇帝として認めている……?」

「ええ。誰もあなたを殺そうなんてしていません。世界で一番、あなたは愛され、求められているのです」


マリーが冷え切った彼の頬を両手で包み込み、ゆっくりと言い聞かせると、ナポレオンの目からポロポロと安堵の涙がこぼれ落ちた。

彼は羊皮紙の束を胸に抱きしめ、マリーの細い肩に顔を埋めて、子供のようにしゃくり上げた。


(ああ、よかった。……これでまた、彼は安心してくれる。私の集めた数字が、彼の震えを止めてくれた)


マリーは、彼を宥めるようにその泥臭い髪を撫でながら、花がほころぶような無垢な至福の微笑みを浮かべていた。

彼が皇帝になろうと何になろうと、マリーにとっては関係ない。この暗い寝室で、彼が怯えずに息をしてくれるなら、それで十分だった。

三百五十万の国民が彼を崇めても、彼を本当に慰め、その涙を拭ってあげられるのは私だけだという、揺るぎない絶対の箱庭。


しかし。

その日、マリーの完璧だったはずの箱庭に、決定的な「泥」が投げ込まれた。


数時間後。

公式な執務のために寝室を出て、妻であるジョゼフィーヌの私室を訪れていたナポレオンが、幽鬼のように虚ろな足取りでマリーの元へと戻ってきたのだ。


「……マリー」


その声は、国民投票の数字で安堵したはずの先ほどの声とは全く違う、ひどく掠れ、底なしの絶望と惨めさに満ちた響きだった。


「どうかしましたか? 顔色が……」


マリーが駆け寄ろうとした瞬間、ナポレオンはその場に崩れ落ち、両手で自分の顔を覆って、喉の奥から絞り出すような嗚咽を漏らした。


「……三百五十万人が俺を皇帝だと讃えても……一番近くにいるはずの妻は、俺をゴミを見るような目で笑うんだ……っ」


ナポレオンの肩が、屈辱と悲壮感で激しく上下している。


「『皇帝の妻になるのは退屈ね』と、彼女は欠伸をした。俺がどれほど彼女を愛しているか、どれほど不安な夜を過ごしているか、まるで馬鹿にするように冷たく鼻で笑ったんだ……っ!!」


それは、エジプトの夜にマリーが代筆した『完璧な愛の手紙』がもたらした、当然の帰結だった。

「彼なしでは生きられない」という圧倒的な下からの従属を突きつけられたことで、ジョゼフィーヌは完全にナポレオンを見下し、傲慢の極みに達していたのだ。


だが、ナポレオンはそんな裏のからくりを知る由もない。

彼は顔を覆っていた手を離し、血走った目で、すがるようにマリーを見上げた。


「なぁ、マリー。お前、エジプトで……本当に、ジョゼフィーヌに手紙を書いてくれたのか?」

「……え?」

「俺がどれほど彼女を愛し、必要としているか……本当に、あの夜、手紙を送ってくれたのか!? なぜ彼女は、あんなにも冷酷に俺を見下すんだ!!」


ドクン、と。

マリーの胸の奥で、ひどく冷たい、異様な脈動が跳ねた。


(……疑われている?)


私の、愛する神様に。

彼の胃痛を和らげ、彼が安心して眠れるように、彼の自尊心を完璧に守るために、一文字一文字、身を削るような思いで代筆したあの夜の献身が。

海を隔てた遠いパリで、贅沢なドレスに身を包んだ「傲慢な他人の女」の理不尽な態度のせいで、今、根底から否定されようとしている。


「書きました……。あなたが望むまま、最も美しく、情熱的な言葉で」


マリーの声は、自分でも驚くほど平坦だった。

だが、その平坦な声の裏側で、マリーの脳髄に張り巡らされた完璧な思考の海に、真っ黒なインクの一滴がぽたりと落ち、じわじわと不吉な染みを広げていくような、悍ましい感覚が渦巻いていた。


(私が間違えたわけじゃない。私の言葉は完璧だった。……悪いのは、その完璧な愛を受け取っておきながら、あんなにも冷酷に彼を傷つける、あの『妻』だ)


これまでマリーにとって、ジョゼフィーヌという存在は、自分たちの秘密の箱庭を外界から隠してくれる「最高に便利な盾(隠れ蓑)」でしかなかった。

彼女がパリで浮気をしようと、贅沢に溺れようと、マリーにとっては道端の石ころと同程度に無関心な事象だったのだ。


しかし、今は違う。

三百五十万の国民が彼を皇帝だと肯定しているのに、たった一人の女が、彼を惨めな男に引きずり下ろし、涙を流させている。

そして何より――その女のせいで、私の神様が、あろうことか『私の献身』を疑ったのだ。


「……マリー……俺は、どうすればいい……っ」


冷たい床に突っ伏し、惨めにすがりついてくるナポレオンの背中を見下ろしながら。

マリーのオリーブ色の瞳から、純度100%の無垢な光が、ゆっくりと、しかし決定的に抜け落ちていった。


(ああ。……邪魔だわ)


それは、嫉妬のような生温かいメロドラマの感情ではない。

自分が丹精込めて作り上げ、外界から完全に守り抜いてきた「美しく純粋な箱庭」の中に、土足で踏み込んできた不純物に対する、極めて冷徹で、暴力的で、絶対的な『排除の意志』だった。


(彼を悲しませるものは、いらない。私の完璧な献身にヒビを入れるようなノイズは、一つ残らず、この箱庭からむしり取らなければ)


マリーは、冷え切った指先でナポレオンの震える背中にそっと触れた。

「大丈夫です、ナポレオン。あなたは何も間違っていません。……悪いのはすべて、あなたの真価を理解できない、愚かな者たちですから」


その声は、かつてコルシカの泥の中で彼を救済した純粋な聖母の囁きとは、決定的に異なっていた。

彼の涙を拭うその手つきは優しかったが、暗がりを見つめる彼女の瞳の奥には、初めて芽生えた「外界への静かな殺意(不快感)」が、どろりと重く、真っ黒に渦を巻き始めていたのだった。



一八〇四年十二月二日。

荘厳なるノートルダム大聖堂の内部は、数千本の蝋燭が放つ熱気と、むせ返るような乳香フランキンセンスの濃密な匂いに満ちていた。

ステンドグラスから差し込む冬の光が、参列する何千もの貴族や将軍たちの豪奢な衣装を照らし出している。


その視線の中心、巨大な祭壇の前に立つナポレオンの体は、分厚い真紅のベルベットの戴冠衣の下で、氷のように冷え切り、ガタガタと制御不能な震えを起こしていた。


(息が……息が、できない……っ)


ローマから招かれた教皇ピウス七世が、ラテン語の祈祷を口ずさみながら、重々しい足取りで黄金の帝冠を掲げ持つ。

その一歩、その一秒が、ナポレオンにとっては首を真綿で絞められるような永遠の拷問だった。

背後から突き刺さる、全ヨーロッパの監視の目。「お前のような凡人が、神の代理人に冠を授かるのか」という、何千人もの無言の嘲笑が聞こえるような気がして、激しい吐き気が胃袋を駆け上がる。


(早く……早く終わってくれ……。俺はもう、耐えられない。早くあの暗がりに……マリーのいる場所へ……!)


恐怖と過呼吸で視界が白く明滅した、その時だった。

ナポレオンは、教皇がゆっくりと帝冠を自身の頭上に下ろそうとしたその瞬間、まるで熱した鉄から手を引くようなパニック状態のまま、反射的に両手を伸ばした。


「……っ!!」


ひったくるような、乱暴な動作。

ナポレオンは教皇の手から帝冠を強引に奪い取ると、震える両手で自らの頭へと、押し付けるように乱雑に被ってしまったのだ。


「おお……っ!」

「なんという事だ……教皇猊下の権威すら凌駕するというのか……!」


大聖堂に、どよめきと感嘆の波が広がる。

参列者たちは、その衝動的で怯えきった凡人の逃避行動を、「神すらも恐れぬ、真の絶対者の猛々しい覇気(自戴冠)」だと完璧に勘違いし、畏怖の溜息を漏らした。

しかし、大聖堂の巨大な柱の陰からその光景を見つめていたマリーだけは、分厚い冠の重みに首をすくめ、今にも泣き出しそうに唇を噛み締めている彼の悲鳴を、誰よりも正確に聞き取っていたのだった。


――数日後、テュイルリー宮殿の一室。


「……陛下の戴冠式の情景は、このように描く予定でございます」


帝国の首席画家、ジャック=ルイ・ダヴィッドが、巨大なキャンバスに描かれた精緻な下絵を広げてみせた。

そこには、ノートルダム大聖堂の荘厳な光景と、威風堂々と冠を掲げるナポレオン、そして美しくひざまずくジョゼフィーヌの姿が、計算し尽くされた完璧な構図で配置されていた。


ナポレオンはその下絵を虚ろな目で見つめた後、傍らの暗がりに控えていたマリーを振り返り、すがるように口を開いた。


「……ダヴィッド。この、教皇の背後の暗がりに、マリーを描き入れてくれ」

「は……? マリー、とは……」

「俺の、最も大切な恩人だ。彼女がいなければ、俺は今日ここに立っていない。だから、俺の栄光の歴史の片隅に、せめて彼女の姿を残してやりたいんだ」


それは、帝国という巨大な重圧の中で彼が唯一絞り出した、一人の男としての、マリーへの純粋でささやかな愛情の証明だった。

しかし、ダヴィッドの顔には、明確な困惑と、芸術家としての強い反発が浮かんだ。


「……恐れながら、陛下。それは出来かねます」

「なんだと?」

「これは陛下個人の肖像画ではなく、フランス帝国の『歴史』そのものでございます。帝国の象徴は、どこまでも純粋で、完璧な強さを持っていなければなりません」


ダヴィッドの冷たく、そして酷薄なまでに合理的な正論が、静かな部屋に響き渡る。

「あのようなみすぼらしい身なりの娘を神聖な絵に入れるなど、論外です。……陛下の人間としての『弱さ』を連想させるような存在は、この帝国の威信において、決して描くわけにはいかないのです」


その瞬間、ナポレオンの背後に控えていた側近の将軍が、顔を真っ赤にして怒鳴り声を上げた。


「無礼者!! 皇帝陛下の勅命であるぞ! たかが絵描きの分際で、絶対権力者たる陛下の御言葉を、あろうことか『弱さ』などと侮辱して拒むというのか!!」


将軍の怒声が部屋に響く。

だが、ダヴィッドは一歩も引かず、静かに頭を下げたまま口を開いた。

「私が描くのは『皇帝』の威光です。一人の青年の感傷ではありません。陛下、どうかご賢察を」


部屋に、重苦しい沈黙が降りた。

絶対権力者であるはずのナポレオン。彼がその気になれば、ダヴィッドの首など今すぐ刎ねることができる。

しかし、ナポレオンの肩は、その『帝国』という言葉の重圧の前に、無惨にも力なくしぼんでしまった。


「……わかった。俺が悪かった。……お前の、絵描きとしての判断に任せる。好きに描け」

「陛下……っ! よろしいのですか!」

側近が悔しげに声を上げるが、ナポレオンは「もういい」と力なく手を振り、ごめんな、と消え入るような声でマリーに謝罪の視線を向けた。


(ああ……)


その、すべてを諦め、周囲の「常識」という見えない鎖にがんじがらめにされて縮こまる彼の悲しい瞳を見た瞬間。

マリーの胸の奥で、決定的な何かが、音を立てて断裂した。


「謝らないでください、……陛下」


マリーは一歩前に出ると、一切の感情の揺らぎを感じさせない、硝子のように透き通った声でそう告げた。

『陛下』。これまで二人きりの暗がりでは決して使われなかった、帝国が定めた絶対的な冷たい敬称。

その言葉を聞いた瞬間。ナポレオンの背中が、まるで鞭で打たれたようにピクリと跳ね、その青ざめた顔が、これ以上ないほどの決定的な孤独と絶望に歪んだ。


(俺の、たった一つの呼吸器すらも。この息の詰まる帝国のルールが、俺から奪い去っていくのか……っ!)

そんな彼の悲痛な声なき叫びが、痛いほどにマリーの心臓へと突き刺さる。


「私は、ただの影ですから。……歴史という絵の中に残る必要なんて、どこにもないんですよ」


マリーは、ナポレオンに向かって、春の陽だまりのような、完璧で無垢な聖母の微笑みを向けた。

その言葉に、ダヴィッドや側近たちは「身の程をわきまえた娘だ」と、ひどく傲慢な安堵の表情を浮かべる。


しかし。

その完璧な微笑みの裏側で、マリーの脳髄は、かつてないほど冷たく、そしておぞましい猛毒の泥に浸りきっていた。


(どうして?)


マリーは、自分の姿が歴史から消え去ることなど、本当にどうでもよかった。

彼女の魂をどす黒く塗り潰したのは、たった一つの、許しがたい『理不尽』だった。


(世界で一番尊い私の神様が、私と一緒にいたいと、ただそれだけを願ってくれたのに。どうして、見ず知らずの他人が『帝国の威信』なんていうつまらない理由で、彼のささやかな願いを踏みにじるの?)


マリーのオリーブ色の瞳が、部屋にいるダヴィッドを、威張る側近を、そして窓の外に広がる広大なパリの街並みを、音もなくねっとりと撫で回す。

それは、路地裏の腐肉に群がり、羽音を立てて汚物を撒き散らす蠅の群れを見下ろすような、究極の嫌悪感と冷眼だった。


『帝国の象徴は純粋でなければならない』?

ふざけるな。血筋や権威で塗り固められた虚飾のどこに、純粋さなどあるというのか。

泥にまみれ、怯え、震えながら泣きじゃくるこの可哀想な凡人の、その弱さのすべてを誰よりも純粋に愛しているのは、世界中で私だけだというのに。


蠅たちは、ナポレオンを絶対の皇帝だと持ち上げながら、その実、彼を「帝国という名の便利な神輿」として縛り付け、彼の自由を奪い、彼をこんなにも悲しい顔にさせている。

外界はもう、私たちの安全な箱庭を守るための「隠れ蓑」ではない。

愛する彼を蝕み、私から引き離そうとする、憎むべき『敵』なのだ。


(許さない。私の神様を縛り付け、彼の自由を奪うものは、すべて。……すべて、私がこの手でむしり取って、排除しなければ)


彼を完全に守るためには、もはや影でいるだけでは足りない。

私が、この国のすべての意志を、すべての人間を、将軍も、画家も、妻すらも、完全に支配し、コントロールしなければならないのだ。


「……本当に、素晴らしい下絵ですね。完成を、心待ちにしておりますわ」


マリーはダヴィッドに向けて、一切の感情を剥ぎ取った、透き通るような美しい声で賛辞を贈った。

ノートルダムの鐘の音が、遠くから重々しく響いてくる。


(いいわ。あなたたちがその気なら、私の神様を縛るその不純な帝国ごと、私が完璧に支配してあげる。)

(あの絵の中に私がいなくても構わない。なぜなら、その絵を描かせているのも、この国を動かしているのも、あの玉座で震えている彼を永遠に抱きしめるのも……すべて、この私なのだから。)


マリーの唇に、誰にも見えない、暗く、底知れぬほど美しい狂気の微笑みが刻まれる。

それは、彼を守りたいという無垢な献身が、外界のすべてを排斥し、愛する神様を完全に檻の中に閉じ込めようとする絶対的な『殺意』へと孵化した、静かで決定的な瞬間の幕開けだった。

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