第十四話:運命の導き手
王国の危機を救った後、エルミナはエステラを誰もいない図書館の屋上へと誘った。
そこから見える夜空には、満天の星が輝いていた。
「星の書が示す未来は、一つではない。あなたが選ぶ道によって、未来は変わっていく」
エルミナは、エステラの隣に立ち、静かに語り始めた。
「あなたと彼らとの出会いは、偶然ではない。運命があなたたちを、この場所に導いた」
彼女の言葉は、まるで星の書そのものだった。
彼女の穏やかな微笑みの奥には、すべてを知る深い眼差しがあった。
「私は、この図書館の番人として、運命を導く『使命』を負っていた。
だけど、あなたと出会い、私は、自分の使命が、あなたを守ることだと知った」
彼女は、エステラの手に、星の書と同じ紋様のペンダントを置いた。
「これは、あなたに託します。あなたの運命を、あなたが選ぶ道を、私が隣で導いていくわ」
エルミナの瞳に、深い愛情が宿っていた。
「私と共に、歩んでくれないかしら? あなたが選ぶ未来を、私が隣で導きたいの」
彼女の笑顔は、深く優しかった。
彼女の愛は、運命という使命を超え、エステラと共に未来を歩む、永遠の導き手となる誓いだった。
彼女は、エステラの隣で、図書館の番人として、静かに愛を育んでいく。




