可もなく不可もなし王女の茶番劇
いろいろあって他の作品も中途半端ですが…リハビリ兼ねて一晩で書き殴りました。設定雑です。
主人公の心の声ばっかりです。苦手な方は回避してください!!
なぜ異世界転生モノにハマるのかって、現実逃避というか妄想の世界で満たされたいというか、ハマる人はマジで沼る。恐ろしい。
恋を知らなかった遊び人のイケメンが一途になるとか、現実ではあり得ない。浮気者は浮気者である。だからこそその設定に沼る。
でも、地味子が垢抜けてキラキラヒロインになるっていうのは現実ではまあある。小中学生の時にクラスメイトで「眼鏡っ子で服装がアレだけど、素材めっちゃいいなおい」って子、割といたし。
あ、あと少女マンガのように好きな子いじめちゃう系の男を好きになっちゃうのは現実では危険である。あれDVだし。モラハラ絶対ダメ。ギャップにキュンときちゃうのは分からなくはないけど。あれは沼よ。
ラノベの無双する系とかハーレム及び逆転ハーとかも現実逃避から生まれる欲望の塊だ。現実にもチート持ちいるからなあ。生まれ持った才能とか体格とか性格とか、羨ましいってーーー
『ーーー王女殿下!!』
耳元で侍女に叫ばれ、ハッと意識が浮上する。
『もう、いつまでそのようにぼうっとなさっているのですか!!』
『…ごめんなさい』
もう明日には輿入れだというのにと、長年仕えてくれている侍女にいつもの如く叱られた。
『私共は誰一人として同行することが叶わぬのです。私奴はもう心配で心配で心配で…堪りません!!』
側に控えている数少ない侍女たちも、涙ぐみながら頷いている。
うん、分かってるよ。別れの涙じゃなくて憐れみの涙だよね、それ。いくら政略結婚とはいえ水面下で敵対している国へ身一つで嫁げってさ、いやあ、すごいよね。
第4王女である私が選ばれた理由は、ラノベにあるような嫌がる姉の身代わり、とかではない。そうだったらワクワクしたのになあ。
父上にお前が行けと言われたから行くわけだけど、多分、”可もなく不可もなし王女”と言われている私が最も人質として適しているのであろう。
そう、私が転生してきたらしいこの世界は、ラノベらしい中世ヨーロッパ風の世界観で、無論、戦争もある。しかし、魔法はない。あとモンスターもいない。残念である。
でもやっぱりなんだかんだ言って一番恐ろしい生き物は人間なのだなあと。歴史は繰り返すって言うけど、まさにやってることはどの世界だろうと時代だろうと変わらない、奪い合いだ。土地であったり、食料であったり、富であったり。
憐れな自分を慰めるかのように、自分に呪いを掛けている。足りない足りない足りないとーーー
「ーーー何かご用の際はお呼び付けください」
未だ聞き慣れない声にハッとして返事をしようとするも、帝国の侍女達はさっさと退出していた。
さて、ボーッとしている間にもう明日は結婚式である。
帝国に到着直後、見目麗しい皇帝陛下及び皇族の皆々様へ謁見し、お美しさに関心したあの日から、放置プレイの日々である。
まあ、食事抜きとかそういった嫌がらせはないからね。ただただヒマで、用意された部屋にある本棚を読み漁って帝国の知識を付ける日々である。
あ、不健康極まりないので、たまに侍女を呼び付けて散歩に行ったり、放置プレイの自室で筋トレしたり健康管理には気を付けております!だってこの世界の医療だけは、唐突にファンタジーで、祈って治すとかヤバくない?漢方っぽい薬はあるらしいけど。
あ、異世界転生の旨み、なくないか?と思った読者の皆様。そう、ないです!知識チートもないし!
まあでも、ドレスが着られるのは、地味に嬉しい。…いや、かなり嬉しい。
顔立ちも、体型も、髪色も目の色も”可もなく不可もなし王女”である私にはもったいなさすぎる超絶高級高品質なドレスを着られるなんて、夢のようである。現実なの?帝国の財力すっげー!
「よくお似合いでございます」
心にもないことを言わせてごめんなさい!!
帝国のスーパー侍女達の手により、100歩譲って及第点レベルに仕上げられた。ああ、宝石類が重い。怖い。早く返却したい。でも嬉しい!やっぱり着るものが素敵だと着用する人のテンションぶち上げてくれるよね。なんだかお姫様になった気分だ。
数日前から帝国の結婚式における作法を頭と体に全力で叩き込み、ミスがないように全集中で式に挑む。
あ、地味チートあったわ。短期記憶の能力は日本教育で培われた。ありがとう前世!
そうして、私的には平和に終わった結婚式。お披露目はもちろんなし。敵国のようなもんだし。そして、多分、初夜もなし。
式終了後、いつものように侍女にドレスを脱がされた後は放置プレイである。あ、今回の場合は宝石類も持っていかれた。いや、まあ、私に贈られた物ではないから良いんですけど…ね。もう少し眺めたかったなあ。
しかし、全身磨かれてないのに、色気ゼロの寝巻きなのに、寝ようと思ったらなぜか夫婦の寝室らしき部屋へ侍女達が誘導してきた。え、なぜ…?
とりあえず、ベッド脇にあるソファに腰掛ける。いやー、でも、飲み物とかそういうのもないし。なんだこの状況。試されている?ああでも、なにこの高級ソファやばすぎる…沼だ。一応今日一日、今世の人生で最もがんばったから、睡魔がーーーガクリと頭が落ちそうになり、目を覚ます。
危ない危ない…え、どうしよう。なんか私室に繋がってそうな扉あるから突撃する?定番の決め台詞である「君を愛する気はない」とか言ってもらいに行く?いや、そんな奇行したら投獄か。えー、どうしようか、うーん…
『…寝よう』
体力の限界を迎えた私は、超最高級ベッドに横たわった瞬間、全てがどうでもよくなって魅惑のオフトゥン様に即落ちしたーーー
「今日はご苦労だったな~、皇子サマ」
「で、お姫様は?」
「もう就寝したと侍女から報告があった」
「マジか~!予想通りだったな!」
「なんだつまらない、喚いたりすればいいのに」
「隠密が優秀だった、ということだろう」
「まんま過ぎてもつまらないよ。あーあ、虐げられてた勘違いお姫様が敵国に来て愚かにも羽を伸ばす姿が見たかったのに」
「うわ~、お前それはさすがにないだろ!妄想が過ぎる!」
「だってさ、向こうではあんなにあからさまな処遇だったのに憐れなほど健気だったじゃんお姫様。こっち来てからもその姿勢は変わりなかったし」
「俺は暗殺でも目論んでんのかと思ってたけどな~?寝ちまったのかよ~」
「己の役割を、自覚している王女。それ以上でも以下でもない」
「やっぱり”可もなく不可もなし王女”だったってことか、はあ、つまんな」
「それよりもだ、動き出したと報告があった」
「うわ~こっちも予想通りか~!」
ーーーハッと目が覚める。
え…ここどこ?え…あ、そうだ。初夜すっぽかされたのか騙されたのか試されたのかよく分からないまま寝たんだった。……え、どうしよう、相手の目論見も分からぬまま私…熟睡したのか……まあ、いいか、幸せな睡眠時間だったし。
カーテンを開ければ、朝日が少し顔を出していた。
ああ、お腹すいたな。昨日ほぼ食べてないし。というかこれ、自室戻っていいのか?
入口の扉をそっと開けると、外に控えていた女性騎士がぎょっとした目で見下ろしてきた。
「じ、じぶん、の、へや、もどるます」
「…承知致しました」
よかった。伝わった。そういえば、文章で会話したの、この騎士様が初めてだ。はいかいいえで生きていけるって、人質生活恐ろしい…
とりあえず、着替えて、なんか食べたいな。そう、なんだか直感的に、今食べておかないとヤバい気がする…
侍女がいないから非常に申し訳ないけど、騎士様にお願いして食べ物を恵んでもらった。…うん、きっと良い人なんだと思う。憐れみの目で見てもらえたから多分、敵ではないかもしれない。
お恵みのスープとパンを食し、自室のカーテンを開け放つ。ああ、良い天気だ。
こんな日は、何をするにも、良い日和だーー
「ーー失礼」
突然開いた扉の先には、皇子と、騎士達が並んでいた。
「貴女には、人質の役割を全うしていただく」
あ、やっぱり人質だったんだ。当たりだ。
「ご同行願いたい」
え、願ってくれるの?連行ではなく?
「こちらへ」
「……あ、の、」
私だって、一応、王女だ。
尊い命が無惨にも失われるのを見過ごすのは嫌だ。
服をぎゅっと握り込み、背筋を伸ばす。
「わたし、ていあん、あるます。わたし、しぬは、いい。でも、こくみん、しぬは、いや。だから、せんそう、かいひ、の、ていあんです」
僅かに眉を顰める皇子。え、まさか伝わってない?ごめんなさいバカで申し訳ない!!
慌てて紙を探し、ペンを握る。
帝国語は書けるんです!!文法バッチリ!!多分!!でも話せないんですごめんなさい!!
とても綺麗とは言えない字だけど、緊急性が高いから目を瞑ってくださいごめんなさい。あ、目を開けて読んでほしいけど。
明らかに怪訝な表情でこちらを見据える皇子へ紙を渡す。
「あなた、さまの、ちから、ひつようです。おねがいです。だれも、しぬは、いやです」
伝わってるか分からないけど、精一杯の気持ちを込めて頭を下げる。
私の提案は、題して、ひっそりクーリングオフ大作戦だ。
詳しい状況は分からないが、おそらく結婚式を挙げて帝国側が油断している隙に、祖国の同盟国が侵撃してきたのではないだろうか。自分の手を汚さずに他人を動かすことが趣味の父上らしい。人質?ハッこんな”可もなく不可もなし王女”、くれてやるわ!って感じだろう。
不干渉を示すための人質ではなく、同盟国を動かすための捨て駒だったわけだ私は。
帝国は、べらぼうに強い。しかし、近年は野蛮なイメージを払拭するために戦いを避けている。それを逆手に取りたいのか、父上が帝国の何を欲しているのか。会話する機会なんてなかったから全く分からない。
ただ、剣を持てと挑発され、いや話し合いの場を、と返すような腑抜けの様は絶対に見せないだろう。不満を募らせているであろう好戦派が帝国だからこそ絶対いるばすだ。
あと、私だって死にたくない。マジで嫌だ。このまま帝国にいても絶対最終的に見せしめと脅しで処刑される運命は目に見えている。だからーー
「ーー貴女は、何を差し出すのか」
覚悟を示せということか。うーん、命って言いたいけど、信じてもらえないだろうな。実は私は虐げられ王女で、命を懸けて平和のために…!とか、うん、ダメだな。うーん…絞り出せ…!!
「わたしは、わたしの………!あ、あいを!あいを、あげるます!」
そうだ!愛だ!ひらめいた!
もう一枚紙を取り出し、茶番劇の案を書き殴る。
「ちちうえを、ちょうりゃく、するます!!」
戦国時代を学んだ元日本人として立派にやり遂げて見せます!!
私の謎の覚悟を受け取ってくれたのか、皇子側の作戦としても有効な手となり得ると判断されたのか、とりあえず私の命はお預け状態となった。
そうして、ひっそりクーリングオフ大作戦が採択された。
ああ、やっぱり勘は当たっていたよ。あの時スープとパン恵んでもらって大正解だった。そのまま決行されるなんてね。いや提案者は私なんだけど。
激しく揺れる馬車内で目を瞑り、茶番劇のイメトレをする。
あの女性騎士様がまた憐れみの目を向けている。うん、今は多分、か弱そうな王女がこんな揺れにがんばって耐えてるのかとか思われてるのだろう。
ごめんなさい、実は前世では絶叫系大好きだったって今この状況になって思い出したんです。なのでちょっと、いやだいぶ楽しくて、きゃー!とか言っちゃいそうです。ああっ…!これこれ!この浮遊感最ッ高!!
それにしても、うーん、父上、びっくりするだろうか。捨てたはずの王女が帝国の使者として目の前に現れたら。いやー、なにそれ想像しただけで楽しいな。今まで一度も逆らったことのない従順だった王女がね。
調略の大事なポイントは、相手の信頼を得ること。そう、私はそもそも父上にある意味で信頼してもらってるわけで、初手は完璧。あとは私の演技力次第…
まあそもそも、父上は自分の手を汚したくないタイプだから、そこを突けば勝機はある!はず…!
ガタリと大きく揺れ、馬車が止まる。
ふうと、息を吐き、騎士様のエスコートで馬車を降りる。
ああ、なんだか懐かしく感じるな。数週間しか経ってないのに。あ、そういえば…クーリングオフって1週間くらいじゃなかったっけ?いや、今はそんなことはどうでもいい。この時この瞬間から演技をしなければーー
ーーそう、私は皇子への愛ゆえに、祖国へ訴えるために命を懸けて使者のナリまでして舞い戻ってきた憐れな王女。
という茶番劇のキャラ設定なのである。
『おぬし…ッ!!一体どういうことなのだ!!』
え、なんか思ったよりも父上動揺してるウケる。
『父上ッ…!!わたくし、真実の愛を知ったのです…!!捨て駒でしかないわたくしを皇子様は一人の人として扱ってくださったのです!!わたくしこんなにも大切にしていただいたことは生まれて初めてで!!”可もなく不可もなし王女”と蔑まされていた無価値のわたくしの声を言葉を皇子様は聞いてくださったのです!!わたくしは罪深くもそのような慈悲深い皇子様を愛してしまったのです!!ですから!!例えこの身がどうなっても良いのです!!皇子様の御為にこの命を預けると決めたのです!!父上!!どうかどうかわたくしを同盟国へお連れください!!』
時折口を挟もうとする父上達の入る隙がないほどに腹から声を出して思いの丈を言葉に込めて吐き出し続ければ、目を白黒させているではないか。え、なにこれ楽しい…!人ってほんとに目を白黒できるのか!
『お、おぬしを…?同盟国へ連れて行って…どうなるのだ…?』
『ご説明いたします!この度の婚姻に際して同盟国が侵略を企てていると伺いました。それは帝国と我が祖国の仲を引き裂く愚行です!ですからわたくしが父上の名代として赴き、同盟国を説き伏せます!父上の望んでいることではないと!同盟国とも、帝国とも、共に手を取り合い、平和な世を創りたいと願っていると!!』
という頭お花畑系王女による茶番劇である。
多分、父上は帝国を揺さぶるために同盟国の侵略をバックアップしたんだと思う。乗り込んできた帝国の使者には、大事な大事な娘を泣く泣く人質同然に帝国へやったのに疑われるなんて酷いとかなんとか言って、両国の信頼強化のために金か権利か何かを有利な条件で引き出すために。多分ね。
だって誰も少しも詳しい状況や見立て教えてくれないのだ。孤独で憐れな茶番劇だ。
『そ、そうか……そうか…?』
『父上ッ!!一生のお願いにございますッ!!』
『………相分かった』
バッと顔を上げれば、目先にはいつもの父上がいた。
『直ちに手配しよう』
頼んだぞと、厳しい表情を取り繕った父上は私に言った。おし、言質取ったー!私の命繋がったー!
嬉しくて嬉しくて、涙ぐみながら父上達へ感謝の言葉を伝え、再び頭を下げた。
そうして、急ぎ同盟国へ向かうことになった。
調略で大事なポイントその2は、相手のことを憶測で判断せずに見極めること。その3は嘘偽りなく誠実であること。
私は嘘は言っていない。平和な世にしたいのも本心だし。
父上だって戦争はしたくないはずだ。富を掌握したいタイプだし。とにかく戦争は金が掛かる。反面儲かる人々がいるということだ…なんて罪深い。
同盟国は、儲けたいのだ。戦争で潤ってきた国がゆえに、今のこの時勢の流れをどうにかして変えたいのだろう。
あ、どうして私がそんなことを知っているのかと疑問をお持ちの皆様、いやあ”可もなく不可もなし王女”の元には愚痴りたい人々が集まってきていてですね、勉強になります!という感じで傾聴ボランティア活動に勤しんでおりましたの。ホホホ。
さて、父上が戦争する気はさらさら無いと伝えたのならば、どのような反応が来るだろうか。話が違う!とか。いやでも父上なら言質を取られるような真似はしないだろうから絶対に上手いこと唆したに違いない。
というかそもそも”可もなく不可もなし王女”が名代で来たところで、取り合ってくれない気もするな…うーん、どうしたものか。
ふと瞼を開けると、騎士様と目が合った。すぐさま気まずそうに逸らされる。
なんか、付いてきてくれているのだ。皇子の命なのかもしれないけど、いやこれは多分、心配されてるような感じだ。なんだか申し訳ない。
帝国って、私が思っていたような非情な国ではないのだろうなあ。流石に野蛮だとは思っていなかったけど、あのまま帝国にいても処刑されなかった気がする。なんとなくそう感じた。
まあでも、帝国の人が側にいてくれるのは、正直ありがたい。是非とも利用させてもらいたい。そう、帝国は豊かだ。そして同盟国は金が欲しい。うん、その手だ!!これしかない!!
『ーー平和な世のために、きっと慈悲深い帝国は富を分け与えてくださいます!!ええ、きっと!!』
「……え、その報告、マジ?」
「嘘をついてどうする」
「いや~、うわ~、面白すぎる…ッ!」
「もう金の準備は完了した」
「え…マジ?」
「父上が快諾されたからな。あとは向こうの荒立っている軍勢をどうにかしろと命じられた」
「お~、出るのか?」
「ああ、こちらの好戦派を引き連れて出る」
「皇子自ら?」
「そうだ。私はあの王女から愛を差し出されたからな」
「………え、何その顔…」
「は~!こりゃ楽しみが増えたな~?」
ーーー”可もなく不可もなし王女”が、愛の力で戦争を回避したらしい。
そんな御伽話のような噂が、帝国をはじめ諸国に広まっている。
いやいや、いや…一か八かの茶番劇が上手くいくなんて、本当に思っていなかった。賭けでしかなかった。あの時の私はとにかく生き延びることに必死だったのである。
私的キーパーソンであり、心の支えだった騎士様と共に帝国へ戻って早数日。
なんか落ち着いたらお披露目パーティーやるってさ。何の?って思ったよね。結婚のお披露目だってさ。
え、皇子さん、私のこと、おもしれー女枠で好感抱いた?と思ってワクワクしていたけど、久々に会った皇子からは淡々と、これからは良きパートナーとしてよろしく頼むと言われた。
うーん、これは…つまり…?この女使えると、認識してもらえたということ…?
まあ、そういうことにしておこう。せっかく生きながらえたのだから、異世界転生、楽しもう!
いやー、もしかして本当は悪役王女だったのかも!え、待ってもしかしてこれから本編ストーリーが始まって、ヒロイン出てくるとかあるか?!なにそれ楽しい!!
そんな能天気な私は、自らフラグを立てまくっていたとは知らずに、独りで妄想の世界に浸っていたのであるーーー
異世界転生モノって、楽しいですよね。妄想が止まりません。
他の作品もぼちぼち再開したいです…がんばります。
2024.07.07続きの短編書きました…