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【1】私の日常

 



 今日も1日が始まった。


 学校から徒歩圏内の家に住んでいるため、朝は割と時間があるから、

 適当にお弁当を作って登校する。



 学校についても、誰とも特に話さない。

 だって友達がいるとお金がかかるじゃん。

 放課後に遊びに行ったり、おそろいの物買ったりするんでしょ。


 入学当初は話しかけてくれる子もいたけれど、付き合い悪いし

 すぐ居なくなった。



 徐々にクラスメイトが登校してきて、教室が騒がしくなってくる。



「おはよ~」

「おは~」

「ねね、昨日言ってたカフェ、今日行こうよ!」

「え、めっちゃありすぎ~限定の食べよ~」



 あれが普通の高校生の会話だよね、うん。








 羨ましい。








 今日もいつも通り、誰とも話さずお昼休みになった。


 あんまり使われていない、屋外の非常階段でお弁当を食べる。

 お弁当って言っても、塩むすび2つ、勿論具無し。

 やっぱりお米は腹持ちがいいんだよね~。



 しっかり授業受けて(塾代なんて払えないから、しっかり受けてる)

 放課後はダッシュでバイト先に向かう。



 少し早く着きすぎたので、休憩室で座っていると店長が入ってきた。



「、、店長、お疲れ様です。」

「花木さん早いね~いつもありがとね~。」

「いえ、、、、。」



 この店長は少し苦手だ。どれだけ私の愛想が悪くても他のアルバイトの子と同じように接してくれる。

 私が空いてる時間を全てシフト希望で出すもんだから、お金困ってるんだろうなっていう

 憐れみを感じる。で、たまに施しを与えようとしてくる。


 それ、されてる側が惨めな思いするってわかんないのかな。

 本当にやめてほしい。

 かわいそうな子だなんて、そう見られてるってこと私が一番わかってる。





 バイトが終わって真っ暗な中、廃棄のお弁当を抱きしめながら帰っていた。

 お腹が空いて、このお弁当を食べることだけ考えていた。


 廃棄を沢山持って帰ると、同じアルバイトの子とかの目が気になるし、

 恥ずかしいから、いつも1つだけにしている。できることなら、廃棄全部持っ帰って、

 冷凍を駆使して、明日の学校用のお弁当とか、バイトが無い日のご飯にしたい。



「私って、見栄っ張りなのかなー、、。」



 ちょっとネガティブ入っちゃったところで、家のドアが見えてきーー



 だ、誰かいる、、、?あ、お母さんかな、?


 前回会ってから、半年ぶりくらいだ。今度こそ、一緒に住むかきちんとお金を入れるか説得しなきゃ!




「ちょっとおかぁ、だだ、誰!?」


 お母さんだと思って、ずんずん距離を詰めていた私は、慌てて距離を取った。




「あ!もしかして、小春お姉ちゃん?」





「・・・・・・は?」








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