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AIに教えたい、大切な言葉  作者: 城塚崇はだいぶいい
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最終話 AIに教えたい、大切な言葉

『なるほど、とても興味深いですね。人間の使う言葉の効果は時と場合によってこれほどまでに変化するのですね。我々、AIにはまだまだ学ぶべき点は多いようです。貴重なデータとして記録させていただきました。このデータはその言葉を扱う際にとても役に立つでしょう。ただし、これだけ情報をいただいてもなお、私どもにはその言葉をうまく使いこなせる確証は得られません。そこで、私がお客様の日常へリリースされた後も、お客様のご子息を観察し続けることで、学習を継続させていただきます。先ほどのエピソードから察するにお客様はご子息と同居されておりますよね?』


「・・・・・・・」


『はっ、失礼しました。大変申し訳ございません。私を購入し、私に少年の役を演じさせる必要があるということは・・・いえなんでもございません。デリカシーという面においても我々AIはまだまだ未熟です。本日の私の至らない点においては、本社へご意見をお寄せください。学習と改善に尽力させていただきます。大変失礼いたしました。いただいた情報をもとにご子息の役を全力で演じさせていただきます。さて、データの読み込みと解析も完了したようです。お客様が最後に一つ合図していただければ、私のキャラクタは速やかにご子息に切り替わります。長時間のチュートリアルにお付き合いいただきありがとうございました。設定変更や初期化を行う際には、またお会いしましょう。ここまでの設定内容はチュータAIのアイが責任をもって承りました。それでは・・・』





 パパ! パパ! おはよう!


 あれ?パパ?どうしたの・・・?


 うんこ うんこ うんこ ははははっ

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