表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/109

3-19 一年生 学園祭の後夜祭

馬車の乗降場所でアルとフィルと三人で姉上たちを待つ。アルには先に会場で待って居て欲しいと言ったのだけど


「えええ~ 学友と一緒に居ないと迷子になるから」


訳のわからない事を言ってついてきた。


学園祭で何を食べたとか 何が美味しかったとかいう話をしていると、わが家の馬車とサフラン侯爵家の馬車が到着した。


自由参加の後夜祭、 開始宣言をするのは生徒会に所属しているフレーミイ王子だ。

グリーン公爵令嬢を伴って 壇上に上がった王子が開催を宣言すると給仕たちが現れた。


「ふーん、女の子はドレスが多いね~ せっかくのチャンスだもんね やっぱり女の子はおしゃれしたいよネ」


フィルは手を振ったり 振られたり忙しい

将来 商売をするときの為に 下級貴族や平民の事を知ろうと歩いて帰宅しているから 自然に(なのかな?)知り合いが増えるんだってさ。


「さあ 王子に挨拶に参りましょう」


姉上に促されて王子の周りに出来ている挨拶の列に着く、後夜祭に参加した以上は挨拶しないわけにはいかないからね。

在校生に王族が居るのは面倒なのか、それとも挨拶の機会に恵まれて喜ぶべきなのか?皆はどっちなんだろう?僕にとっては前者だなあ……


「こんばんは エウレイカ・サフランでございます」

「やあ エスコート役のアルフレッドだよ」


手を振るだけのふざけたアルの挨拶にフレーミイ王子も手を振って笑い 隣のグリーン公爵令嬢も微笑む。

続いて 僕達だ


「こんばんは エリザベス ネイビーでございます」

「こんばんは ヒビキ ネイビーでございます 」


フレーミイ王子は、王子の微笑み(スマイル)で黙ったままただ頷いた。


僕達は礼をして下がり、 後方で待っているアルの方へ行く。こんな時にアルは便利だなあ。 アルが待っているのが分かっているのだから王子も引き留めたりはしない


なるべく 姉上と王子の接触を避けたい僕には助かる

うん やっぱりアルとは仲良くしておこうと思う。


「さてと、何食べる?」


食べる気満々のアルとテーブルを回っていると、アーサーに会った。アーサーは制服だけれど髪型が違うから別人のように見える。そこに現れた赤いドレスのビビア嬢も綺麗だったがその隣のリックの騎士っぽいいで立ちも目立っていた。


「フレーミイも大変だよなあ 料理も食べられないでずっと立ってるよ 一緒の御令嬢も大変だね。何か持って行ってあげようかな?」


えええ??!!

アルの呟きが本気なのか分からなくて 護衛の人を求めてあたりを見回す。


「殿下 我が国の王子へのお気遣い痛み入ります。そのお優しいお心に王子にかわり、クレナイ公爵家ビビアンがお礼申し上げます」


ビビア嬢が 優雅に礼を取りながらもそっと釘を刺した。


「あ、持ってっちゃ駄目ってことね?」


アルの言葉にビビア嬢の隣のリックが大きくうなずいたし、



「あのねー アル様、私達女性は パーティの時でも好き勝手に食べているわけじゃないのよ」

「そうそう それなのにアル殿下に何か持って来てもらってもねえ」


「「「有難迷惑ありがためいわくですわ」」」


エウユウと、 最後は姉上まで加わって意見されて、流石のアルも苦笑いしていた。





女性はパーティでもいろいろと考える事があって大変なんですよねえ

優雅に見える白鳥も水面下では…云々……的な?


アルフレッドにとっては年の近いフレーミイは友人感覚です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ