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1人だけど、孤独じゃないです

作者: アオ

1人でいるのが好きだ。


1人で学校に行って

1人で授業の教室移動をし

1人で弁当を食べて

クラスメイトや同じ部活の先輩や同級生とは必要事項のやり取りくらいで、話を振られればそれなりに愛想笑いで過ごして

1人で帰宅。


全然、苦じゃなかった。

人に気を使わなくて楽だった。


でも周りからは“いつも独りでいる、自分からは人に話しかけられない、内向的な寂しくて可哀想なやつ”と思われているみたい。


「みんな仲間外れにしちゃダメだよ〜」

「恥ずかしがり屋だから周りが話しかけてあげないとダメじゃん!ほら、仲間にいれてあげて」

「もう大丈夫だよ〜!私たちがみんなに言ってあげるからね」


そう言われる度に私は“みんな”と距離を置く。

迷惑な先輩や先輩から言われるのが嫌で渋々付き合う同級生たちと会うのが嫌で好きだった陸上も嫌いになって退部した。


「何が楽しくて学校に来てるの?」

「折角、仲間にいれてあげたのに」

「あの子のこと、よく分からない」


クラスメイトや同じ部活だった子からはそんな声が聞こえた。

廊下ですれ違った先輩からは何て接していいか分からないような顔で見られた。


人と居ると疲れる。

1人の時間が必要なタイプだった。

輪に入らずとも人が楽しそうにしているのを見てる方が楽しかった。


みんなが言う“1人は嫌”という感情が分からなかった。


例えば、どこかにショッピングセンターに出掛けた時1人だと自分のペースで動くことが出来る。

映画だって人が観たいものに合わせる必要がない。

食事だって周りが食べ終えてるからと急ぐ必要がない。


私には誰かと一緒に常に行動する理由が見つからなかった。


1人で居ても孤独だと思ったことはない。

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