自動販売機
そういえば前の話で舞台が高校だって固定されてしまいましたね。
「さてと、今日は何にしようかな」
私は今学校の自動販売機の前にいる。
飲み物を買うために来た。何にするかはまだ決めてない。
今日は紅茶かな……無かった。炭酸飲む気分じゃないし、どうしよう。
「あれ、えっと、大江さん、だよね?」
声がしたのでその方向を見ると、転校生の大里さんがいた。
「うんそう。私は大江。で、何か用?」
「見かけて何してるのかな、って思ったから話しかけてみただけだよ」
それだけかい。思わずそんな言葉が出そうになったのを頑張ってこらえて、
「それだけ?」
それでも出てしまった。
「それだけ」
「……まあ良いや」
私は諦めた。この場合は本当にそれ以外に理由が無いのだろう。
「自販機ならどうぞ。私が欲しかった紅茶無いけど」
「いいよ、大丈夫。紅茶……どこかで見た気が……」
最後の方は聞き取れなかったけど、私は諦めて教室に帰ろうとして、
「待って」
大里さんに呼びとめられた。
「そうだ、購買。大江さん、購買にまだあったはず。行こ」
「う、わ。ち、ちょっと待ってー!」
結局ありました。
「なんで覚えてるの……?」
紅茶を買った後で大里さんに聞いてみると、
「私はこういう割とどうでもいいことを覚えちゃう人でね」
そんな言葉が帰って来た。
なんでもさっき購買に行ってきたところだったんだとか。
それから大里さんとはたまに話すようになった。
ついでにもうひとつ。
イヤホン壊れたのは私です。
翔君は道連れ(100均のものというところも一緒です)。
追記
イヤホンを新しくしました。
ただ何故か2000円くらいのを。
本当に音質良くなるものですね。




