白い天ぷらみたいな豆腐の戯言
初めて書くので緊張しております。暖かく読んでもらえると助かります。
**お知らせ**
ご好評いただいております「キラーズ・サクラメント」が、ついに開催されます!このイベントでは、数々の凶悪なキラーズたちが、一対一の壮絶な戦いを繰り広げます。それぞれのキラーズが持つ独自の技と戦術が、スリリングなバトルを生み出します。観客の皆様には、緊張感溢れる戦いをお楽しみいただけること間違いなしです。
開催日時、会場、追ってお知らせいたします。そして!!今回参加するキラーズです!!
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東京
ドスドス
「はぁ、もういいかな、遺言もかけたし。もう思い残すことはなし。私も先代と同じ地獄に行こうかな。」
スゥ………カクッ
「起きてください!!起きてください!!」
「うぅぅん、」
「山田さん!!」
カバッ!!
ザワザワザワザワ
目が覚めるとそこに広がるのは座敷牢であった。それも50は超えるほどある。しかしよく見ると座敷牢は自分だけだ。他はかなり粗末な檻や豪華な檻もある。ふと思い出して、自分を呼んだ声の者を探したがいなかった。
「あれは幻聴だったのだろうか?」
そんなくだらないことを考えているとキーーーンという不気味な音がなった。
「なんだこの耳を勘づくような変に響くような音は?楽器か?とにかく耳を手で覆うか?」
しかし手で覆ったと思ったら手がない。よくよく思ったら自分は息をしてない。よく見たらきていた服も着ていない。白いただただ白い豆腐のように白い体もエビの天ぷらのような形になっている。
「なんじゃーコリャーー!!!!」
こんな絶叫を挙げていると一つ甲高い女性の声が聞こえた。
「はいはいマイクテストマイクテストあーーあーー。」
その声の方向に振り向くとそこには蝙蝠の羽が生えた女性がいた。すると女性は一呼吸を置いた。そして
「はいはい!!何かしらの理由で人を殺している罪人の“キラーズ”みなさん、こんにちは!!」
すると奥の方から1人
「こんにちは!!」
と声を上げた。
「本日みなさんは罪人死闘に参加者に選ばれました。おめでとうございます。」
「ありがとうございます!!」
とまた同じ声が聞こえた。
「さてさて私の名前が気になっている人もいるでしょう。ここで自己紹介です。えー私はサキュバスのミミーと言います。よろしく!!」
「俺は大西政寛です。」
またまた声が聞こえた。あの声が聞こえているのに無視に近い感じで淡々と話をしている。それはこのようなことにとても慣れている者だと確信した。
「さてさて、今自分たちがどうなっているかわからないと思います。でもご安心ください。後でその辺の説明はされるので、私がざっくりとあなた方が参加する“キラーズ・サクラメント”のルールを説明します。このルールブックから軽い抜粋をします。細かいのは後出しで説明します。」
一つ目、一対一の勝ち上がり戦です。
2つ目、対戦相手、順番はルーレットで決まります。
3つ目、なんでもあり、反則はないものに等しいです。
4つ目、有一の反則はスポンサーに過剰な力をもらうことです。
5つ目、みなさんは体を持っていない魂の状態です。スポンサーから体と自身の罪恩をもらってください。
6つ目、これはとても重要です。この戦いの勝者になった者は現世に転生することで復活します。
「以上より細かいルールなどは戦いを見ながら覚えてください。質問はスポンサーにお願いします。是非是非、気楽にそして狂気的に死闘を楽しんでください。以上ルール説明でした。」
ザワザワザワザワ
檻にいた者たちが全員騒ぎ出した。私だってそうだ。死んだと思ったら生き返る蜘蛛の糸を垂らされたのだから。様々な質問をしたいそう思った時、
「ではこれより待合室に移動していただきます。じゃあね!!」
次の瞬間ミミーと名乗ったその女性はは指をパチッンと鳴らした。
その後檻が移動を始めた。
ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴー
「主神様、設明が終わりましたので設営に入ります。各スポンサーに移動の許可をお願いします。」
「・・・・うむ、わかった各スポンサーは移動を開始してくれ。くれぐれも不正はないようにそして楽しんでくれ。」
主神と呼ばれた男はそう言うと近くにある盃を持ち中のワインを見ていた。
どれくらい時間が経っただろう。畳調の和室に白い塊の状態で放置されている気分だ。いや放置されているのだろう。
そう思い待っていると、ドタバタドタバタという音がした。
バーキンバコンー!!!
扉が豪快に開かれたのだ。そこには赤い服を着て、尺を持った少年のような人物がいた。
「悪い遅くなった。主神に色々と呼ばれたから遅くなってしまったわい。ほんとに申し訳ない山田君!!てありゃ?!これ引き戸か!!失敬失敬」
豪快に笑いながら登場した人物は自分の名を言った。
「あなた様は何者でしょう?確かに私は山田でございますが。」
「そうじゃな。まずは名前を名乗らないとな。
私は閻魔大王。初代閻魔大王じゃ。よろしく。」
「・・・・・」
スバッ
「閻魔大王様におかれましては、これまでの不調法、何卒ご容赦のほどお願い申し上げます!!私、山田に相違ございませぬ!!つきましては、幾つかお尋ね申し上げたく存じますゆえ、何卒お聞き届けくださいますようお願い申し上げます。」
「いい堅すぎる。まぁでもまずはこれをあげないとな話にもならない。」
次の瞬間閻魔大王が持っている尺が私の体を貫いた。
ドスッ
すると飴細工のように体が変形していく。
メリメリヘキベキ
「山田。新しい体だ。気に入ったかな?」
黒を基調とした袴。軍帽と白い布が顔の目の前にある。息はしており、手もある。しかし元の体とは全然違う別のものへと変質していた。
「どうだ。これがお主の新しい体でありこれから起こり得る戦いを乗り切る至高の一品だ。あぁそうそう、一つ言うとその顔の布は自身の出番が来るまで、取るな。」
「わかりました。閻魔大王ありがとうございます。」
「うむ。おっとそろそろ発表されているだろう。組み分けが。死闘を見ながら質問に答えようじゃないか。」
するとでかい画面が展開された。
今ここからキラーズ・サクラメントが始まる!!
感想があるとめちゃくちゃ嬉しいです。元々中学の時に書いた雑な小説を書き換えただけですので、変なところがあると思いますが、前述した通り、暖かく読んでもらい、皆様の鋭い吟味をしていただけると助かります。
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