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 第64話・海辺の街で、マグ太郎と出会った ♪



 取り敢えずは、自分がダブの街の冒険者ギルドの副ギルマスだと言っていた男の事は、ポプラ達に任せる事にして、僕はカウンターに立つオジサン相手に色々と話を聞いて見たが、やはり冒険者ギルドに併設されている酒場のバーテンをしているだけ有って色々と僕が知りたい情報を持っている様だ、そんなオジサンに気前良く銀貨を1枚握らせると、色々な事を教えてくれた。



「それで、今回はこのダブに初めて来たんだけれど、この街でトラブルに逢わない為にも一番気を付けとかないといけない事って何かな?」


「ああ、この街に初めて来る冒険者達が一番気を付けとかないといけないのは、()()()()()の連中だな~ 旦那、この街の主な産業って何だと思うかい?」


「そりゃあ()()()()って言うからには、漁業だと思うけど?・・・」


「ああ、確かにこの街は漁業で栄えた街ではあるけど、やはりフロトは商人の国だから・・・

 ああフロトの国は何年も前からアルバ王国を相手に姑息な陰謀を仕掛けてたは良いけど、逆にアルバ王国にその悪事がバレた挙句、アルバ王国の国王様の孫を奴隷にしようとして、それがバレて、その上に、そのお孫さんって方が黒竜様の寵愛を受けていたとか?何とかで、怒り心頭の黒竜様がフロトの首都メトに居座るわ、アルバ王国の国王様の指示で光の戦士様まで出て来るわで、結果的にはアルバ王国に組み込まれちまったが・・・

 ああ悪いね、話が脱線してしまうのは私の悪い癖なもんで、それにアルバ王国のお貴族様には説明する必要の無い事だったな~:;(∩´﹏`∩);:

 話を戻すと、要はフロトは昔から商人達が闊歩していた国で、漁村余った魚を安く仕入れては、海から遠いい村々へと行商に行き高くうる。

 そして、その村で余っている物を更に安く仕入れて持って帰って、さらに漁村で高く売り捌く、さらに漁村で余った山の品を隣の漁村へと売りに行く・・・ ってな感じで、段々と販路が拡大して、陸路で集めた村々の特産品を、船で近隣の漁村へと運んで売り捌いていたのが、いつの間にか港から港への販路が、海洋都市から海洋都市へ、そして海洋都市から他国の海洋都市へと販路を拡大して、気付けば冒険者ギルドよりも海運ギルドの方が力を付けていたって事さ、

 第一、海運ギルドの連中は、ここの冒険者ギルドの連中とは違って、荒い海に揉まれながら海に生息している魔物達と戦い、積荷を狙って襲って来る海賊達と戦いながら、大切な商品を守って目的の海洋都市まで船を走らせているから、必然と普段の生活でも気性が荒くなるし、腕っぷしも強いからね~

 まあ旦那も海運ギルドの連中とは争わない事を、私は進めるね♪(=゜ω゜)ノ 」


「ああ、オジサンの忠告通りに、海運ギルドの連中とは喧嘩しない様に気を付けるよ♪ まあ、このダブの街で冒険者としての仕事をするつもりは無いし、この街には護衛の仕事のついでに観光をしに来たんだ、海を眺めながらのんびりして、旨い飯を食べて、旨い酒でも飲んで普段の疲れを癒すさッ♪(*´ω`*) 」


「流石アルバ王国のお貴族様と言って良いか?どうか?は分からないけど、このダブの街には観光目的で来ていたのですか?」


「ああ、今回このダブの街に来たのは観光と休養目的かな? ちょっと前まで上司に馬車馬の様に働かされてて、やっと暇が出来たんだよ♪ それで、ちょうどいいタイミングでこのダブの街までの護衛依頼が有ったから、その依頼に便乗して遥々やって来たって訳なんだ、だから当分はのんびりとさせて貰うよ♪」と、カウンターに立つオジサンには答えたが、確かに、このダブの街にはのんびりと療養しには来たが、暇に成ったら海運ギルドのにも顔を出しに行っても良いかな?とは思っていた。



「旦那様、お待たせしてしまい申し訳ございません。

 あのバカにはしっかりと言い聞かせて来ましたので、ご安心下さい。

 ただ、少し気になる事を申しておりましたので、その件に付いては今夜の宿に到着してからご報告させていただきます。」


「ありがとうポプラ、それにラムネとゴンもありがとう(*´ω`*)」


「何を言っているんだジン君、私がジン君の為に動くのは当たり前だ♪」


「ハッ! 有難く!」


「ゴンは少し硬いな~ 今の僕はCランク冒険者で、Aランク冒険者ゴンザレスが率いるクラウン()()()()()の団員の一人だよ?」


「ああ分かったよジン!」


「そうそう、その調子で頼むね♪(=゜ω゜)ノ 」


「ああ、このダブの街に来るのは4年振りだ、ただ、少し街の雰囲気が変わっている気もするが・・・?」


「うん、その辺も含めて宿に着いてから話を聞くよ、じゃあオジサンありがとう。

 また寄らせて貰うね(*´ω`*) 」


「矢張りお貴族様で冒険者をやっていると、普通の冒険者とは感じが違うんだね~

 また顔を出して下さいね♪」


「じゃ♪(=゜ω゜)ノ 」



 


 


 ダブの街並みを眺めながら、冒険者ギルドから今夜の宿に向かう途中、露店が立ち並ぶ市場の様な場所にさしかかった。


 やはり海洋都市だと言われるだけ有り、露店には様々な海産物が並んでいたが、その中でも特に目を引いたのが、体長3mぐらいは有りそうな()()()()()()?みたいな魚だった。



「ねえオジさん、僕達は今日この街に着いたばかりなんだけれど、こんな巨大な魚は初めて見たよ♪」


「へい、いらっしゃい♪ お客さんはこの街は初めてかい?」


「うん、初めて来たんだけれど、活気が有る街だね!」


「そうだろう、そうだろう。

 このダブの街はフロトに在る海洋都市でも一番活気あふれた街だからなッ♪ で、このマグ太郎の事は見た事が無かったのかい?」


「実は海を見るのも初めてだったりするんだ♪」


「ほう♪ 兄ちゃん達、海は初めてかい?」


「ああ、うちのクラウンマスター以外は全員が初めてなんだ、だからこんなにも巨大な魚を見るのも初めてだから、物珍しくてね~ この魚って美味しいの?」


「おうおう何を言っているんだい冒険者さんよ! このマグ太郎が旨いのかだって? そりゃあ聞き捨てならねえなッ♪ オイラが特別に兄ちゃん達にこのマグ太郎を味見させてやろうじゃないの?」と、露天商のオヤジは空間魔法で亜空間に収納していたと思われる大きな赤身の塊を取り出すと、大きな包丁を使って赤身の塊を切り分けると、食べ易いサイズにカットして、塩と胡椒、そしてオリーブオイルの様な食用サラダを上から掛け回すと、僕の目の前に差し出して、


「ほら兄ちゃん、これがマグ太郎の一番旨い食べ方だ♪」と、良い笑顔で差し出して来た。



「じゃあ遠慮無く♪ 」と言って、僕が何も躊躇なく差し出された切り身を口に入れたものだから、ポプラ達だけでは無く、露天商のオヤジや、僕の反応を見て楽しもうと思っていた両隣の露天商のオジさんオバさん迄もが、両目を見開いて驚いていた。(◎_◎;)



「うん、旨い♪ ヾ(≧▽≦)ノ」と思わず言ってしまう程に、久しぶりに食べた()()()()()()は美味しかった。


 まあ久しぶりだと言っても、()()()()で食べるカルパッチョは本当に初めてで、それ以前にこの世界に来てからは生魚を食べるのが今回が初めてだが、味は殆ど()()()と同じ味がした。


 ただ残念なのが、やはりカルパッチョだ・・・


 醤油と山葵が欲しい~~~!と思ってしまうのは仕方がない事だろうか?



 僕が『旨い♪旨い♪』と言いながら、差し出されたカルパッチョを食べていると




「兄ちゃん、兄ちゃんは本当にマグ太郎の切り身を食べるのは初めてかい?」


「初めてだけど、どうして?」


「いや、()()()()()って聞かれても・・・((-_-;) 

 隣に立って居るお連れさんの顔を見れば分かると思うが・・・(; ・`д・´) 」と言われたので、改めて横に居たポプラ達の顔を見てみると、一応に全員が『本当に食べちゃったよこの人!』ってな顔をして僕の事を見ていた。


 因みに、両サイドの露天商のオジさんとオバさんも同様の様だったが、僕にマグ太郎のカルパッチョを進めた主人が一番驚いた様な顔をしていた。


 

 ああコレで、暖かい炊き立てのご飯と、みそ汁と海苔、そして醬油と山葵が有れば・・・(涎 (*´ω`*)


 



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