第58話・ブラストの街の変化
みなさんこんにちは、ジンです。
僕がフロトの北方辺境伯に任命されて、そろそろ100日が経過しようとしています。
先日は、僕が北方辺境伯に任命されてしまう原因と成った出来事に出会うキッカケだと言っても過言ではないのでは?と思えるクエストで、フロトの西北に在る海洋都市ダブから、メトまでの往復ルートでの護衛任務の依頼を受けていたキャラバン隊が、海洋都市ダブでの取引を無事に成功させてメトに帰還している途中、このブラストの街にも補給とキャラバン隊の休息の為に数日間滞在して、メトに帰って行ったし、
このブラストの街の商業関係に関しては、僕が北方辺境伯として業務委託すると言う形で商業ギルドを新設し、その初代商業ギルド総長の座には、プリシラの祖父で、前理事会議長のボンドネルに対して正式に就任依頼をした上で、その要職に就いて貰ったが、そのボンドネルが僕が思って居た以上に精力的に動いてくれたお陰で、現在ブラストの街の商業関連事業に関する大きな問題も無く、商業ギルトの運営は安定していたし、ボンドネル夫人の『奥様井戸端会議網』の影響力も大きく、僕達の中でも『街の運営で困ったら、ボンドネル夫人に相談』と言うワードが広がった程だった。
それに、このブラストの街の冒険者ギルトのギルトマスターにはポプラに就任して貰い、副ギルトマスターにはラムネに就任して貰っていた。
そして、僕がこのブラストの街で新しく始めた事業が『学校』と言う教育機関の設立だった。
そして、その学校と言う教育機関の長として、アルバ王国の宮廷魔導士であるラタニーに就任して貰い、現時点ではブラストの街の子供達に対してのみだが、ある程度の教育を試みてみる実験も開始した。
また、このブラストの街のアンダーグランド的問題で有ったスラム街と、そのスラム街に住む住人達と、親や頼れる大人が居ない孤児達に対しては、
先ず、工作艦であるヒチハに命じてスラム街を完全に撤去した上で、新しくその場所に公共集合住宅団地と職業訓練所、更には孤児院を建設させ、元々スラム街に住んでいた大人達に対しては、新規に立ち上げる職業訓練所にて職業訓練を受ける事を条件にして、新設した公共住宅団地に住む事を許可した。
しかも、職業訓練所にて職業訓練を受けると少ない額だが日当も出るし、三食の食事も支給されるし、作業着としてでは有るが、真新しい衣服も支給されるのだ、全員が喜んで職業訓練所に参加したし、
同時に、親や頼れる大人が居ない孤児達に対しては、全員を新設した孤児院に集めて、シオンの姉達である10人のメイドさん達への『名付』と言う苦行(シオンが属する『月』での『名付』と言う行為の言葉の意味は、『永遠の主従関係』と言う意味が有るらしいので、僕は頑なに色々と理由を付けては『名付』に関してはぐらかして来てた。)を経て、彼女達には職業訓練所での指導員役と、孤児の子供達に対しての先生役を担って貰う事で落ち着いた。
特に、ある一定の年齢に達している孤児達に付いては、姉達に頼んで一般的な教育、この孤児院に居る子供達にとっては、本来なら両親達から教えられる事で有っただろう普通の道徳的な事柄に付いての指導と、ある程度の礼儀作法を教え込んだ上で、孤児達が苛めに逢わない様に『僕の所の見習い』と言う身分を与えた上で、僕がこのブラストの街で新しく始めた『学校』にも通わせて勉強させる事とした。
因みに、シオンの姉達10名の名前であるが、次の様に名付させて貰った。
長女・SDF- 01号 ⇒ ハジメ 次女・SDF- 09号 ⇒ ココ
三女・SDF- 10号 ⇒ トワ 四女・SDF- 14号 ⇒ イヨ
五女・SDF- 19号 ⇒ イク 六女・SDF- 23号 ⇒ フミ
七女・SDF- 33号 ⇒ ミミ 八女・SDF- 34号 ⇒ ミヨ
九女・SDF- 37号 ⇒ ミナ 十女・SDF- 38号 ⇒ ミヤ
そして、僕が北方辺境伯としての居城と言うか?辺境伯としての執務を執り行う場所として、色々と様々な意見は僕達の中でも出たが、結果的にブラストの街を正式に僕の活動拠点として定め、以前、ヒチハに古い時代のブラストが実は『城塞都市』だったと言う頃の衛生写真を見せて以来、事有る事に、
「提督! 是非、この美しい街並みを再現しましょう!」と言って提案され続けていた『ブラスト・都市改造計画書』なる物に僕の署名をして、先ずは、北方辺境伯の居城と成る城の再生工事と『新生城塞都市ブラスト』を守る直径およそ約13㎞、外周は山々を上手く利用した上で約41㎞にも及ぶ外壁の再構築を命じた。
しかし、そのブラスト・都市改造計画工事に関しては、この世界の住人達の目の前で工作艦ヒチハとしての性能を発揮させる訳には行かず、工作艦で土木作業を行う代わりに、鉄人形に偽装した大量の土木作業用ロボットを投入して再構築作業をさせたのだが、やはり鉄人形に偽装した大量の土木作業用ロボットだけに作業をさせる訳にも行かないと言う事で、同時に多くの土木作業員の募集を冒険者ギルドと商業ギルトに依頼した結果、
元々は、総面積約56.25㎢、全人口約3000人弱、主要産業が交易場関係、宿泊施設関係、飲食店関係程度の小さな街で有ったハズのブラストの街に、土木作業員の募集を始めて50日後には、フロト全土から多くの人々が仕事を求めてブラストの街へと流入して来て、その40日後には約2000人強程の人員がブラストの街へと職を求めて訪れており、現在も未だにブラストの街へ職を求める人達の流入は止まってはいない様子だった。
多くの人々がブラストの街へと流入して来た結果、当然の様に様々な物が不足する。
そして、一番最初に直面した問題が、流入して来た人々が住む場所だったが、これに関してはヒチハが提出して来た『ブラスト・都市改造計画書』案が全面的に採用され、先ずは人目のない場所から一気に工作艦ヒチハの本体にドッキングしていた200m級工作艦で、集合集住宅群を建設して行き、完成した場所から次々と流入して来た人々が住む場所として提供して行った。
勿論、賃貸住宅としての提供である。(ΦωΦ)
まあ突然の様に多くの人達が流入して来たブラストの街は、空前の物凄い好景気となり、街の経済が活性化すると共に、これまで使用していた施設等では当然の様に多くの人達に対応する事が難しくなり、商業ギルトを任せているボンドネルからも『このままでは街の機能が麻痺してしまいます。』と相談された事も有り、これまで街の中枢施設が集まっていた街道沿いの場所から、街道を南に約600m移動させるバイパスを作り、新しく作ったバイパス沿いにこれまでの施設の4~5倍の規模の冒険者ギルド、商業ギルト等の施設と、多くの住民達の生活を支える為の役場的な施設を建設した区画を作り、余った区画の土地の権利はブラストの街に住む住人達に売却する事にした。
無論、元々の場所で商売をしていた店主達を対象にして、格安の分割払いでの土地の権利の購入も可能だと事前に説明会を開いていた為、元の街並みがそのまま規模を大きくして移転して来た様な感じには成っている。
そんな建設ラッシュに沸いている街道沿いに新しく作られた街並みを、クリンクリンに巻いた癖の強い赤髪の癖毛を腰まで伸ばした推定5歳児ぐらいの幼女が、オレンジ色に黒い斑模様が入ったカエルを抱きかかえて、楽しそうに辺りを見回しながら歩いていた。
そう、5歳児の幼女バージョンである『愛称・ヒルドちゃん』と『従者・ペコ』のコンビである。
この二人?は、この場所、ブラストの街の中央区として造成工事された街並みを散歩するのが最近の日課で、今も顔馴染みに成った肉屋の女将さんから、揚げたてのコロッケを貰って嬉しそうにパクつきながら散歩をしていた。
皆様のおかげで、昨日投稿した57話目の投稿がPV200を超える事が出来ました。
本当にありがとうございました。(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
これを新たなる励みとして、次はPV300を目標にして楽しい物語が綴れる様に頑張りますので、
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
by,八葉門希




