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 第51話・ジンの苦悩 / 後編

今日も、いつも投稿する時間よりも早い投稿と成りますが、宜しくお願い致します。



 そして、この話の冒頭で話しをした。


『皆さん、こんばんわ! ジンです。

 僕は今、物凄く困った状況下に置かれています。

 皆さんは覚えているでしょうか? 山賊達のアジトである旧坑道跡地で救出した人達の事を・・・

 その中に物凄く面倒な人が居るんです!』と言う話しに戻るんです。



 

 新しく僕の陣営に参加した『soldier / ∑-Ⅲ』達7人の中で、三つ子とも言って良いかもしれない『ミツハ』と『ヨツハ』に『イツハ』の三姉妹達に、『8本脚の軍馬スレイプニル』に『soldier/Ⅷ』達を騎乗させて新規に編成した高速高機動集団である『soldier/Ⅶ』達を、それぞれ3人に10騎づつの計30騎を任せて、


 予めセバスの子機達を張り付かせていたあの男と、その長男、そして元アルバ王国所属のAランク冒険者ザンギエフ達を追いかけて捕縛して来て貰ったのだが、つい五日前の事だったのだが、この男達に加えて山賊の頭として好き勝手に暴れていたあの男の次男と、次男の手下として働いていた山賊役の冒険者達の事情聴取を終わらせたのがつい二日前の事、


 同時に、この男の次男達に人質として囚われて、手足を切断されて拘束されていた人達の治療と、事情聴取を同時に進めていたけれども、正直な話し、治療に関しては余り進んでは無く、人質として囚われていた人達には、思っていた以上に上手く事情を聴く事が出来てはいなかったが、


 病院船としての医療系の設備だけでは無く、バイオテクノロジー全般に関する全ての業務を熟知した言わば、最先端医療に関する技術の結晶とも言える医療艦であるムツハの参加で、人質として囚われて居た人達の治療も進み、健康状態も改善されて来た事で、治療の合間と言っても既に傷は治っている状態なので、失った体力を元に戻す為のリハビリ中にと言う事では有ったが、人質として捉えられていた男性達からは、思っていた以上の情報を得る事が出来た。



 それぞれブラストの街の住人達や、このブラストの街に来て被害に会っていた旅人や商人対して、色々と当時の状況を聞いていて分かった事だが、


 先ずこの件に関する問題点として挙げられるのが、この男が『ブラストの街を自分の思いのままにしようとした』事から始まる悪事の数々で、この男が仕出かした悪事を大まかに羅列すると、



 1・この男が、ブラストの街を自分の物として支配するには、邪魔な者達として他のブラストの街を一緒に管理統括していた商家達一族を惨殺し排除した事、


 2・このブラスの街の税金を、これまでに住人達が納めていた額の5倍と定め、衛兵や冒険者達に『税徴収人』を編成させて強引に税金を集めさせていた事、


 3・このブラストの街へ商売の為に訪れた全商人達に対して、商売税と言う名の税金を新設して徴収した事


 4・このブラストの街を訪れる全旅人達に対しては、入門税と言う名の税金を新設して徴収した事、


 5・このブラストの街を通行する全旅人及び、全商人達には、通行税と言う名の税金を新設して徴収した事、


 6・この男が定めた上記の内容を守らない相手に対しては、『税徴収人』を名乗る普段から素行の悪い冒険者達からの軽い嫌がらせから始まり、酷い場合には借金奴隷として身売りさせられていた。


 

 特に、このブラストの街を通過する際に、法外な額の通行税を請求され、それに反発して通過したり引き戻って行った旅人や商人達は、この男の次男が率いる山賊に襲われて囚われたり、惨殺されたりしていた。


 そして、行方不明に成った旅人達や商人達を捜索しに来た者達には、


「あの者達は、我々の忠告を無視して先を急いだ為に、ワイバーンやリザードマン達に襲われた。」と、嘘の報告をしていたのだった。




 まあ、その結果として、以前『三つ首竜(ヒルドパパ)』から、


「儂が『黒竜王の威』を発して、貿易都市国家フロトの各街道で商人達のキャラバン隊を襲うのは程々にしろとでも言っておくかのう?」と聞いていたにも関わらず、


 今回、メトの冒険者ギルド本部で僕達が護衛任務の説明を受けた際に、そのキャラバン隊が使用しているフロトの西北に在る海洋都市『ダブ』と言う街から、フロトの首都であるメトまでの貿易ルートでは、未だに多くのキャラバン隊がワイバーンやリザードマン達に襲撃されており、特にメトに向かって帰る帰路で襲われる事が多いのだと説明を受けてはいたが、


 黒竜王であり『三つ首竜(ヒルドパパ)』が発した『黒竜王の威』が、その貿易ルートを縄張りにしているワイバーンやリザードマン達には届いてなかったのか?と、不思議に思ったのが元で、この護衛任務の依頼を受ける事にしたのだったが、この男の悪事を隠ぺいする為に、自分達が犯した罪をワイバーンやリザードマン達の仕業だと嘘の証言をしていたとは、僕自身は思っても居なかった事だった。



 そして、このブラストの街へ商売の為に立ち寄った際に、前回訪れた時には徴収されていない『商売税と言う名の税金』を徴収された上に、ブラストの街を出て行こうとした際に門番をしていた衛兵長に、


「海洋都市『ダブ』から、フロトの首都である『メト』までの貿易ルートを使うキャラバン隊だね?

 今回から、この街を出る際には『通行税』を支払って貰う決まりに成ったんだよ商人さん、この通行手形道りの数のキャラバンなら、大銀貨(約50万円分)一枚だね!」と、余りにも法外な額の通行税請求された事から、


「これまでのブラストの街では一度も受けた事の無い、余りにも法外な額での『商売税と言う名の税金』と『通行税と言う名の税金』を徴収された件に関しては、メトに到着し次第、メトの商工会議所に行って『海洋都市ダブの理事会の一員として、きっちりと報告した上で、厳しい姿勢でこの件には対処するからな!」と、


 門番をしていた衛兵長に言い捨てて、大銀貨一枚を投げる様に渡すと、海洋都市ダブの理事会でも議長を務めている商人は、自分が率いるキャラバン隊と一緒にブラストの街の門を出ていったのだが、悪事がバレる事を恐れた衛兵長に『山賊に襲わせる必要が有るキャラバン隊』との合図を、山賊側の仲間に向けて出された為に、ジン達も山賊達に襲われた同じ現場で、この男の次男が率いる山賊に襲われた挙句、手足を切断されて囚われていたのだ、しかも、この商人の手足を切断したのは、この商人が囚われた事を確認しに来た衛兵長だった。



 

 この時、山賊達に囚われて居た人達は、商人と商人の関係者が4人で、その他は6人の20代未満の女性達だったが、その中に未だ10歳前後だと思える少女が一人混じっていた。



 特に、捕らえられていた女性達に対して行っていた山賊達の行為は酷く、全員が四肢を切断されていただけでは無く、一番酷い扱いを受けていた女性は、例えハイポーションやヒーリング魔法で元の姿を取り戻せるとは言っても、その姿は救出に駆け付けたジンが、思わずその場で嘔吐しそうに成る程に酷いものだった。



 そして今回、ジンが対応に困っている人物が、囚われていた女性達の中の一人で『10歳前後だと思える少女』だった。



 

 山賊達の頭として、冒険者崩れの悪党達を率いて街道を往来するキャラバン隊を襲撃しては、金品や女達を強奪していたこの男の次男は、この男の長男も異常な性癖を持った異常者では有ったが、長男は次男と比べて()()()()()()()()()()()()()()にしか、その異常な性癖を向けない自制心は残っていたが、


 この男の次男だけは、自分が気に入った女を見つけると、誰彼構わずに攫って来ては、欲望のままにその異常な性癖を発散させる男で、この男も次男の扱いには困っていたが、試しに、ガラの悪い冒険者に金を払って山賊ごっこをさせてみたら、この男が思って居た以上に、次男は山賊役が嵌り役だったと言う事だったのだ、



 で、そんな異常性癖を持った次男に囚われて居た『10歳前後だと思える少女』が、例え、自分を助けてくれた相手だとしても、早々簡単には心を開いてくれるハズも無く、先ずは壊れてしまった少女の心を癒す為に、『月』の00号(ママ)と医療艦であるムツハから医療技術支援を受けながら、ジンが所有する時間が停止若しくは遅く流れる亜空間を利用して、かなりの時間を少女の心の癒しに費やした結果、


 

 ジンはその少女から、


「責任を取って私をお嫁さんにして下さい!」と迫られると言う、ある意味では王道的な展開となり、この数日、少女から追い掛け回されていたのだった。




今回の話しで、早いもので第51話目です。

頑張って『毎日投稿』にチャレンジ中の八葉門希です♪(=゜ω゜)ノ

読み辛い所や、誤字脱字も目に付くとは思いますが、その箇所などが有りましたら、

ご指摘頂ければ幸いです。

そして、この物語を読んだ際の評価や、少しでも面白いと思われた方には、

是非ブックマーク等をして頂ければ、今後の執筆活動の励みとなりますので、よろしくお願いいたします。


by,八葉門希

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