第50話・ジンの苦悩 / 中編
まあ、バトルシップのAI達を、アンドロイドのボディにコピーして、短剣を所持した機械人形として僕の固有スキル『thousand swords』で呼び出した事に関しては、全く後悔はしていない。
現状では、このブラストに住む住人達からは、約2万7千人規模の兵士を動かせる組織を持っていると思われている僕だったが、それは兵士達が僕の固有スキルで呼び出した機械人形だから整然と列を成して進軍して来る様な、単純な動作はだけなら出来ていただけの事で、今、このブラストの治安維持で動いている兵士にしても、その都度細かい指示を僕が出し直していた訳で、それを任せられる人材が増えるのは大変に助かるのだが、ただ、例えセバスと同様にアンドロイドとして作られたボディだとしても、僕の収納魔法で、機械人形として短剣を持たせて亜空間に収納した後に『thousand swords』で再び再召喚すると、見た目が完全に人族で、それもかなりの美人さんが現れたのだ、正直、僕の周りに女性がこれ以上が増えるのは、色々と・・・ ねえ?・・・(汗
まあ僕の側近として、色々と仕事を割り振れるのは正直助かるし、嬉しいが、先ずは彼女達の呼び名をどうするか? で、悩んだ。
まあ彼女達の本体である艦名を聞いて少々悩んだ、だって僕の前世の記憶でも簡単に思い出せるぐらい有名な戦艦達の名前を、彼女達は引き継いでいたのだ、
色々と悩んだ結果、彼女達には、少しでも早くこの世界に馴染んで欲しいとの思いも込めて、僕が名前を新しく付ける事にした。
先ず初めに、艦隊作戦時には旗艦としても色々と活躍していた彼女は、今回、僕の『thousand swords』で再召喚した後も、彼女達の中では長女的なポジションで他の彼女達を導いており、彼女本体のバトルシップとしての能力は『最前線で自らも戦う旗艦』と呼ばれる程の猛者でも有ったので、今回はセバスに次いで僕の秘書兼護衛として側で色々と助けて貰う事として、名前は『一葉』と名付ける事にした。
普段呼びはイチハである。
次の娘の本体は、イチハの二番艦として建造された超弩級バトルシップで、能力自体はイチハとの違いは無かったが、僕が前世の記憶として知っていた彼女本体のイメージと併せて『二葉』と名付ける事にして、フタバには、イチハの補助役兼、現場でのsoldier達の指揮全般を任せる事とした。
だって、現状では、セバス一人で約3万近いsoldier達の運用をコントロールしている様な事になってて、流石のセバスでもかなりのオーバーワークに成ってしまっている。
だから、そんな状況から早くセバスを開放したかったのだ、
そして、次は三人の娘達なのだが、彼女達は三姉妹としても有名なバトルシップで、僕が知っている前世の記憶では、イチハ&フタバ姉妹よりも軽量では有ったが、やはり超弩級戦艦として有名な艦であり、その三隻の高速戦闘は、イチハ&フタバ姉妹をも凌ぐほどの凄さだった。
彼女達三姉妹には順に、『三葉』と『四葉』に『五葉』と名付け、それぞれに『soldier / Ⅹ』及び『soldier / Ⅷ』と、新しく『8本脚の軍馬』に『soldier / Ⅷ』達を騎乗させて、高速運用する事と成った。
新呼称『soldier / Ⅶ』達の運用をお願いする事にした。
そして、次の娘は、僕が知っている前世の記憶では、超弩級戦艦サイズの艦では無く、それこそ武装はしていたものの、その武装は飽くまでも自衛の為の武装で、本来の目的では病院船として活躍していた艦だったと記憶していたが、彼女の本体は病院船としての医療系の設備だけでは無く、バイオテクノロジー全般に関する全ての業務を熟す言わば最先端の艦だと言う事だった。
詳しい事は僕も理解していないので、時間が取れる時に彼女に色々と聞いてみる事にした。
ああ、彼女の名前は『六葉』である。
そして最後の娘は、彼女の本体である艦は、砲門の数の数倍のハンドアームやクレーンを駆使して、損傷した仲間の艦の修理や、現場での工作作業を得意とした工作艦として有名な艦だった。
無論、僕が知っている前世の記憶では、彼女の本体も超弩級戦艦クラスのサイズでは無かったが、宇宙に進出するに当っては、やはりそれなりの大きさが必要なのだろうと納得する事にした。
まあ正直な話し、僕の現状と今後の展開を考えると、彼女の存在は無視できないし、僕の大きな助けにも成ってくれるとも思う。
そして、彼女の名前は『七葉』と名付ける事にした。
そして、彼女達7人の左手の甲には、セバスと同様に『soldier / ∑ - Ⅲ』とナンバーがマーキングされていた。
彼女達には、最近のセバスと同様に、左手の甲にマーキングされているナンバーは、ナノマシンを使って偽装して貰っている。
彼女達『soldier / ∑-Ⅲ』7体・・・ いや、イチハ達7人は、ヒルド達女性陣、いやヒルドを除く4人には、熱烈歓迎で受け入れられた。
何故か?と言うと、今、彼女達が受け持っている仕事量が半端ない程に多すぎるのだ! それが、soldier達の運用を全て任せられる上に、ブラストの街の治安問題、ブラストの街の防衛問題だけでは無く、ブラストの街の修繕に、街の外壁の修理、街の病人や怪我人に関する問題まで、ポプラ達に代わってイチハ達が担当して問題を処理してくれるのだ、そりゃあポプラ達も諸手を挙げて喜ぶハズだよね?
ただ、イチハ達7人の参加に異を唱える集団もいた! シオンの姉達である。
その言い分としては、
「シオンの姉である私達『SDFシリーズ』は、あの新参者達である『soldier / ∑-Ⅲ』の娘達が来るよりも早くから、ジン様のお手伝いをさせて頂き、ポプラ様達と一緒に成ってジン様の為に働いて来ましたが、何故、私達よりも彼女達の方が先にジン様から『名』を賜っているのでしょうか? 『SDFシリーズ』の長女である『SDF-01号』には、とても納得出来る事では有りません!」と抗議を受けてしまい、
「えっ!? でもシオンのお姉さん達って、貴女達が『見守っている』人達が居るのでは?」
「ええ、私達には『お守りして、見守っていた人達』が、過去に居ました。
言わば私達は、見守っていたご主人様と死に別れた『後家』と呼ばれる存在、その私達が、ジン様を新しいご主人様だと認めてお仕えしていたのに、未だに名前すら貰えず、後から来た娘達に先を越されるとは、私、SDF-01号はとても悲しいです・・・(泣(泣き真似)」と言われ、一応『月』の00号にも確認してみた所、
「ジン殿が迷惑じゃあ無かったら、40号と一緒にSDF-01号達10人も使ってあげてくれるかな?」と異様に軽い感じで言って来た。
まあシオンの姉達だし、名前を付けるぐらいならと安易に考えて、シオンの姉達に名前を付ける事を了承したのだが、まあこれが色々と大変だった・・・
特に、彼女達、シオンの姉達の思惑を知った時などは、ヒチハにお願いして地下シェルターを作って貰ったぐらいに大変だった・・・・・ :(;゛゜''ω゜''):ガクブル
そして、僕の苦悩はこれだけでは済まなかった。




